京王10月30日ダイヤ改正（夜間編）

京王のダイヤ改正、22時台以降については、列車の削減や格下げが行われた。

●平日下り

22時台の特急、準特急については、改正前特４準１だったを特１準３に変更する。

24分の特急を廃止、12分の特急を16分の準特急に、36分の特急を31分発に変更することで15分間隔の時間帯を拡大している。16分発と46分発は特急だったのを準特急に格下げしている。16分発の笹塚での新線からの接続は２分だが、46分発は６分待たされる。準特急への格下げで特急は31分発だけになった。

化急橋本行は変わりないが、09分発の桜上水特急退避がなくなり、７分前の各停の追抜駅をつつじヶ丘から八幡山に変更している。28分発は桜上水で特急に抜かれるようになったので、２分前の各停の桜上水追い抜きを７分前の各停に変更している。

23時台は14分の特急を準特急に格下げ、29分とともに２分繰り下げで16分、31分としている。改正前の準特急は八幡山で各停を追抜いていたので千歳烏山ですぐに各停に接続していたが、改正後は新宿発01分以外、つつじヶ丘での退避に変更しているので、準特急通過駅に行くのには各停か区急の二択になっている。

橋本行は09分の快速を10分の区急に格上げ、代わりに50分の区急を52分の快速に格下げしている。09分の快速は桜上水で特急退避だけでなく八幡山で５分も停車していたので、各停追抜きはなかったが、改正後の10分の区急は八幡山で各停を追い抜き、準特急から逃げ切っている。50分の区急は桜上水で３分前の各停を追い抜いていたが、52分の快速はつつじヶ丘で５分前の各停を追い抜いている。

都営直通については笹塚発08分の区急を19分の快速に変更、若葉台での特急退避はなくなったが桜上水での準特急退避が発生している。区急の４分続行だが、各停は16分空きの時間帯なので下高井戸、八幡山利用者にとってはありがたい。
58分の快速若葉台行については廃止して、先述の快速格下げの区急に統合している。快速若葉台行きは桜上水で各停に接続する区急の４分続行だから、利用率が良くなかったのだろう。桜上水で７分も停車するし。

23時台の各停については新宿発15分の高尾山口行を廃止している。03分発は06分発に繰下げ、八幡山での特急退避が区急退避に、つつじヶ丘で準特退避となっている。23分発は21分発に繰上げ、八幡山での準特退避、つつじヶ丘で快速、準特退避が、つつじヶ丘で準特退避となっている。つつじヶ丘まで無退避なので新宿から芦花公園までの所要時間が23分だったのが18分に短縮されている。35分発も２分繰り上げることでつつじヶ丘まで逃げ切ることになった。47分発は桜上水での区急退避、八幡山での準特退避をつつじヶ丘での準特退避にしている。つまり、桜上水、八幡山での各停の退避は新宿発23時06分が最後で、それ以外はつつじヶ丘まで逃げ切っている。

0時台下りは12分のつつじヶ丘行が15分に繰り下がった以外は動きがないが、来春改正での大幅なテコ入れが確定している。

●平日上り

京王八王子発22時台以降は特６準２だったのを、特３準２急３としている。22時47分と23時03分は特急を急行にする２段階降格、22時47分の方は所要時間が３分増えたが、23時03分の方は変化ない。

相模原線については、まず橋本発21時52分の快速つつじヶ丘行と56分の急行新宿行を統合して、53分の区急新宿行としている。
調布発23時台の橋本発区急新宿３本は、八王子からの優等が急行になったため、それぞれ快速、各停、都直各停に格下げされている。八王子方面からの各停が調布打ち切りになっていないので、急行通過駅では停車本数が増えたことになる。

橋本発23時40分と55分の桜上水行（若葉台乗換え）、若葉台乗り換え不要の快速つつじヶ丘行になっている。この快速はつつじヶ丘で各停桜上水行や新宿行に接続する。

●土休日下り

土休日は（準）特急の約15分間隔を23時10分からだったのを22時からに拡大している。新宿発22時台も、平日と同じく24分の特急は廃止したが、46分は準特急のままだ。

26分の快速は23分の普通高尾山口行きに格下げ、55分の快速は廃止となり、快速橋本行は37分と49分だけになる。都営からの直通のうち新線新宿発22時09分は相模原線内廃止となり調布行になる。調布では各停高尾山口行に２分で接続するが、相模原線への接続はない。

23時台以降は、（準）特急を４～６分繰り下げ、0時11分の特急を廃止する。区急橋本行は６～７分繰り上げるが、23時09分の快速は後続が準特急に格下げとなったので、２分繰り上げとなっている。各停は前半が３分繰下げ、後半は４～５分繰上げで27分発は廃止に、10分間隔の時間帯がなくなり、13～16分間隔となる。

●土休日上り

京王八王子発22時台以降において、準特急１本を廃止して特急だけの８本体制となる。それに伴い運転間隔が11～16分だったのが、15～16分に拡がる。相模原線は、橋本発23時19分の快速つつじヶ丘行を廃止して運転間隔を調整、22時台以降の快速新宿行５本を区急に格上げして、八幡山、下高井戸通過とする。若葉台発23時57分の区急桜上水行、0時09分の各停桜上水行は、両列車ともに橋本発快速つつじヶ丘行にすることで若葉台での乗り換えをなくす。