ある夏の夕方。
その日の私たちは平日の休みをとって、小旅行帰りの満員電車。
週明けの、お疲れモードにむせかえる車内は
いつものラッシュアワーの、無機質に密着した
小さな振動だけが、そこにありました。
何も求めない、やり過ごすいつもの時間、
2歳くらいの男の子の笑い声がひびき
誰もが、どこかに置き忘れた感覚を呼び覚ますかのように、
車内を包んだ。
見ると、夫婦と男の子2人。
どうやら、彼らも夏休み、家族でどこかへ行った帰りらしい…。
中で、下の弟くんらしい男の子のオーラのあまりに輝き、
オレンジなパワーに、思わず引きつけられた私たちは、
その瞬間に、顔を見合せたのでした。
あのとき、車内が一瞬、その笑顔と笑い声に
ひとつになった感じがしたのです。
そう、一瞬にして、人を幸せにする魂の子が、いるんだな。
あの子のあのオレンジ光線を
30年たった今も、ときどき思い出す。
あれは、やっぱり
“降りてきた天使”だったんだと思うのです。
-----大好きだった、らもさんを偲んで、のカテゴリです------
その日の私たちは平日の休みをとって、小旅行帰りの満員電車。
週明けの、お疲れモードにむせかえる車内は
いつものラッシュアワーの、無機質に密着した
小さな振動だけが、そこにありました。
何も求めない、やり過ごすいつもの時間、
2歳くらいの男の子の笑い声がひびき
誰もが、どこかに置き忘れた感覚を呼び覚ますかのように、
車内を包んだ。
見ると、夫婦と男の子2人。
どうやら、彼らも夏休み、家族でどこかへ行った帰りらしい…。
中で、下の弟くんらしい男の子のオーラのあまりに輝き、
オレンジなパワーに、思わず引きつけられた私たちは、
その瞬間に、顔を見合せたのでした。
あのとき、車内が一瞬、その笑顔と笑い声に
ひとつになった感じがしたのです。
そう、一瞬にして、人を幸せにする魂の子が、いるんだな。
あの子のあのオレンジ光線を
30年たった今も、ときどき思い出す。
あれは、やっぱり
“降りてきた天使”だったんだと思うのです。
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