




C「おお、そいつは大変だ。いまのケータイって個人情報てんこもりだからな」
チャ「ツイッターからブログまで、自分のアカウント開きっぱなしだしね


C「で、どうしたの?」
チャ「クマルさんに連絡とろうにも、番号記憶してないんだよね

C「フツー、自分のケータイに電話するのが先じゃね?」
チャ「小銭が20円しかなかったから

C「で、クマルさんのケータイから電話したのか?」
チャ「したけど繋がらなかった。で、Find iphoneを起動して調べてみた。そしたら、見つかった。確かにそこ歩いた記憶がある。その場所って、確か暑くて上着を脱いだところなんだよね。そんとき、ぽろっと落としたんだと思う。でも、それから拾われず、ずっとそこにあるって不思議。だって、商店街で、けっこうヒト通りの激しいところだったから」
C「でも、動いてないんだろ? だれかに拾われてたら、移動するもんな」
チャ「だから通勤ラッシュ時に、また渋谷にとんぼ返り


クマル「犯罪者の思考ね。無実なら堂々としてるはずだもの

チャ「もし犯人がぼくのケータイで身代金とか要求してたら!? って、冷や汗ダラダラ

C「なぜ、そうなる?」
チャ「とにかく向かいにあるコンビニ入って、ケータイの落し物がなかったか確かめることから始めたんだけど、偶然どんぴしゃ!」
C「そこにあったにか?」



















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