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chonlog

絵をかいて ごはんを食べて さんぽして。

旅する絵かき

2010-12-22 | 美術館・ギャラリー

原宿のペーターズギャラリーで開催されている、下田昌克さんの個展に行ってきました。

下田さんは25歳で会社をクビになって、その時貯まっていた100万円を持って旅にでました。

そこで出会ったいろんな国の人々の似顔絵を色鉛筆で描いて、2年くらい世界を旅して、

その時の旅の日記やコラージュや似顔絵を持ち帰って、 「PRIVATE WORLD」という本を出しました。

20歳くらいのころ確か名古屋のヴィレッジヴァンガードでその本に出会って、

いろいろ進路や就職のことなんかでもがいていた私には衝撃的でした。

こんな生き方もできるんだー、こんな自由に生きてもいいんだーって思いました。

こんな大人がいることが嬉しかった。


そんな下田さんの絵をはじめて生で見て、やっぱり自由だなあと思いました。

色鉛筆が生き物みたいに紙の上で踊って、人の顔がいきいきと浮かび上がってる。

下田さん本人にも会えて、ヘンなシャツ着て、私がポストカード買ったら、勝手に落書きしてくれました(笑)


ちひろ美術館

2010-12-02 | 美術館・ギャラリー


ときどき練馬区にある「ちひろ美術館」へ行きます。

今日はいつぶりだったのかな。久しぶりでした。

私の絵はいわさきちひろさんの影響をかなり受けているので、

行くとじーっと見入ってしまいます。

そしていつも少し打ちのめされて帰ってきます。

でもまた、何度でも来てしまうんだと思います。


美術館の周りは住宅地ですごく静かで好きです。

各駅停車の西武新宿線もがらがらで、それだけでも癒されます。

酒井駒子、山村浩二 ふたつのとびら展

2010-11-10 | 美術館・ギャラリー



新宿へ、絵本作家の酒井駒子さんと、アニメーション作家の山村浩二さんの展覧会に行ってきました。

酒井さんの原画をはじめて見て、この人は現代の「いわさきちひろ」さんだって思いました。

子供の絵が、表情なんかがすごく繊細で、かわいい。


山村浩二さんは2003年の「頭山」という短編アニメがアカデミー賞にノミネートされたときに知りました。

学生だったわたしもすごく興味があって、名古屋の小さな小さな映画館へ見に行った記憶があります。

その「頭山」がギャラリーで上映されてました。

7年ぶりに見て、すごく懐かしかったです。

かなりシュールだけど、面白い。


あしたは日比野克彦さんの個展に行くつもりです。

東京ってすばらしー。

近藤美和「建築散歩」

2010-10-20 | 美術館・ギャラリー

青山のギャラリーハウスMAYAへイラストレーターの近藤美和さんの個展に行ってきました。

近藤さんは名古屋を中心に活動されていて、わたしが以前名古屋のクリエーターズマーケットにブースを出した時に斜め前のブースに出されていたのでした。

東京で久しぶりに個展をやるというので少し懐かしさもありました。

繊細なカラーインクのイラストは本当にすてきで、生の絵をみたらやっぱりすごくて、少し打ちのめされて(笑)やっぱりプロはちがうなあ・・と思いました。

カラーインクの発色の美しさにも魅かれて、自分でも使ってみたいと思いました。

いろいろと近藤さんにどうやって描いてるのかとか、不躾に聞いたりして。

わたしも自分なりにゆるやかに世界を広げていきたいなあと思います。

写真はきれいでつい買ってしまった近藤さんお手製の小さなじゃばらの本。

皆川明さんのこと。

2010-09-28 | 美術館・ギャラリー


東京・青山のスパイラルで開催中の「ミナ・ペルホネン」の展覧会に行ってきました。

デザイナーの皆川明さんを最初に知ったのは、私が名古屋芸術大学の3年生の時、専攻していたテキスタイルデザインの特別講義で皆川さんが来た時でした。

「ミナ」のテキスタイルは本当にすてきで、ファッションというよりもわたしにとっては一枚の絵のような感覚です。

あれから何年かたって東京に来て、一度だけ白金台の「ミナ・ペルホネン」のお店に行きました。

長いこと見て、結局服は一枚も買いませんでしたが、皆川さんのデザインに触れただけでなんだか満足でした。

長く愛されるデザインを作りたいという皆川さんの想いがいいなあと思います。

サイクルの短いファッションという分野ではきっと稀な存在なのでしょう。

わたしも絵を描くとき、こうありたいなあと憧れています。


ひそかなわたしの宝物はあの大学の講義でご本人にサインしてもらった本です。

またお店に行って、今度はミナの服をちゃんと買いたい。



美しすぎです。

2010-09-07 | 美術館・ギャラリー
宝塚歌劇団の轟悠さんの絵の個展に行きました。

なんかもう、マニアな行動だと思う・・

なんでこんな美しくて、絵まで描けちゃうんでしょうね。

天は二物を与える・・そんな感じ。

絵は超正統派な風景画です。やっぱりパリ。

絵の撮影はだめだったので轟さん主演の次回の公演チラシから。

美しすぎる。やっぱりトークショーに行けばよかった・・


わたしもそろそろ描かなくちゃあ。

トニーさんのペーパークラフト

2010-08-27 | 美術館・ギャラリー


今日は根津へフリュウ・ギャラリーのグループ展で知り合ったトニーさんの展覧会に行きました。

トニーさんは日系ニュージーランド人で埼玉の小学校で英語の先生をしながらペーパークラフトの作品を作ってるそうです。

なぜか今回のテーマは「サンタとガイコツとトイレ」

なんで?って聞いたけどなんでだろーねーとしか言わないトニーさん。

かなりかわいいガイコツだった。

なんて精巧につくられたトイレ・・これ紙?

なんと紙だけで作られたメリーゴーランドがありました。

ちゃんと回るし馬が上下する!

ケータイで動画を撮ったのにパソコンで再生できない・・

お見せしたかった・・

笑顔がすてきなトニーさん、面白かったです。

トニーさんのサイト

ガイコツの作品も見れますよー


うめかよひるず

2010-08-07 | 美術館・ギャラリー



表参道ヒルズで今日から始まった、梅佳代さんの写真展に行きました。

展覧会つづきだ。




笑える写真がでかでかといっぱいあって、小さな写真もだーっと壁一面にあって、

ずーっとけらけら笑いながら見てました。

するとそこに、うめかよさん本人が!

カメラを斜めがけして、パネルになにやら落書きをはじめました。

きっとだんだん落書きが増えていくんだろうな。

終わりごろにまたいってみようと思います。



記念撮影用のコーナーがあったのでとりあえず撮りました。

撮られるの苦手なのでちっちゃくかがみこんでます。


寺門孝之新作絵画展

2010-08-06 | 美術館・ギャラリー


新宿伊勢丹のアートギャラリーへ寺門孝之さんの展覧会に行きました。

私の好きな寺門さんの天使がいっぱいでした。

天使 人魚 ばら 宇宙

ご本人がいたのに緊張して話しかけられませんでした・・

じーっと絵を目に焼き付けて帰ってまいりました。


六本木で恐竜

2010-08-05 | 美術館・ギャラリー



六本木ヒルズの美術館でやってた恐竜展。

わ~でかい~こわい~

全く芸のないコメントしながら騒ぐ子供たちと鑑賞。

でも夜景に浮かび上がる恐竜はなかなかすてきでした。

恐竜バーなるものもあったけどお酒が飲めないので素通り。

恐竜ってすごいなあ。

森村泰昌「なにものかへのレクイエム」展 

2010-07-19 | 美術館・ギャラリー


森村泰昌さんが好きで、でもちゃんと展覧会へ行ったことなかったので、

ちょうど愛知に帰省するときに豊田市美術館でやっていて、嬉々として出かけました。

東京の写真美術館でやっていたのを見逃したので、とてもとてもうれしかった。


森村泰昌「なにものかへのレクイエム」展

詳しい内容はこっちをみてもらうことにして、

豊田市美術館のほうは森村さんの「女優シリーズ」もばーっと展示されていて

圧巻でした。

ここまでやりますか!

この徹底さが好きです。

それにしてもきれいですね森村さん・・

いや化粧がうまいというのか・・

めいっぱいの展示だったのでおなかいっぱいです。

個人的にはビビアン・リーの扮装が好きです。

岩下志麻さんのもそのまんまで・・美しや。

おもしろいのでぜひ。

フリュウ・ギャラリー在廊日

2010-07-10 | 美術館・ギャラリー

きのうはフリュウ・ギャラリーの在廊日でした。

この夏市展に参加されている作家さんたちといろいろお話できて

すてきな時間を過ごしました。

この東京で作家さんの知り合いがほとんどいなかったので、

すごくうれしかったです。

アクセサリーを作ってる人、染物をしている女の子、ガラスを作ってる人。

モノづくりをしている人はやっぱりすてきです。

あーおんなじ感覚、この感じ久しぶり。

ギャラリーさんから10月の企画展のお誘いも受けました。

今年はこの波にのってみます。




フリュウ・ギャラリー

2010-05-04 | 美術館・ギャラリー



今日は一日、谷中のフリュウ・ギャラリーにいました。

東京で初のグループ展参加にもかかわらず、たくさんの方が来て下さいました。

ほんとにありがとうございます!

用意したグッズも予想より売れていて、びっくり。

あっというまに時間が過ぎてしまいました。

あしたが搬出です。

ちょっとなごりおしい(笑)

寺門孝之さんの展覧会

2010-01-20 | 美術館・ギャラリー


今日の仕事帰り、表参道駅の近くの小さなギャラリーへ画家の寺門孝之さんの個展を見に行きました。

ひそかに長いこと好きな画家さんなので、初めての原画体験にわくわくしながら行きました。

ちいさならせん階段をおりて小さな扉をあけると男性が一人座っている・・

もしや・・

「寺門さんですか?」

と声をかけたら確かにご本人!

かるくパニック。

きゃーどーしよーなんてかわいいおじさま!

うれしくて一緒に写真まで撮ってもらいました(笑)

寺門さんの天使の絵が大好きなんです!わたしも絵描いてるんです!

なんてミーハーに一方的にしゃべってしまいました。

絵にたっぷり癒されて、幸せな気分で帰途についたのでした。

うれしかったので撮った写真をのっけちゃいます。

chonの髪が乱れてるのは気にしないでください・・

深澤直人さんのプロダクト

2009-10-18 | 美術館・ギャラリー
16日から六本木にある21_21 DESIGN SIGHTにて

「THE OUTLINE 見えていない輪郭」展 が開催されています。

プロダクトデザイナーの深澤直人さんの展覧会です。

私は深澤さんのデザインが好きで
プラスマイナスゼロとか無印良品の壁掛けCDプレーヤーとかauのケータイとか)

どうしてこんなにシンプルで洗練されているのに温かみがあるんだろうと思っていました。


この展覧会で印象に残ったのは

「カタチは生み出すのではなく見出すもの」

という深澤さんの言葉でした。

モノそのものから始まるのではなく、モノをとりまく環境や人の動きからカタチが見えてくる。

なるほどなあ。

私が説明するには限界があるのでぜひ見に行ってほしいと思います。


今回は展示の仕方がすごく面白かったです。

展示の台に蛍光灯が入っていて、深澤さんのたくさんの作品が並んでいました。

下からの光なんです。逆光です。

普通は上から照らしますよね。

つまりモノの輪郭をよりはっきり見せるようになってるんです。

なるほどなあ。

コンセプトに忠実。


人がモノに接する時の無意識がデザインされているのが深澤さんのすごいところ。

すこしだけ深澤さんのことが分かったような気がします。

私が唯一買った深澤さんデザインの扇風機