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絵をかいて ごはんを食べて さんぽして。

レシート日記

2009-01-19 | 美術館・ギャラリー
先日、二度目の「国立新美術館」に行ったのです。

目的は船越桂さんの彫刻だったのですが、

ほかにもたくさんの作家さんたちの作品があるようで

楽しみにしてました。


もちろん船越さんの彫刻は本当にすばらしくて

5体ほどの展示だったのですが

もうぐるぐるぐるぐる飽きるまでみて(飽きないのですが)

まああとはさっと見て行くかなーと思って進んで行きました。


とつぜん技術的にレベルの高い作家さんたちの中で

「レシート日記」

と題された作品があったわけです。

アクリルケースの中ににきれいに陳列されたただのノート。

何冊あったでしょうか、結構膨大でした。


それは365日約10年以上に渡ってレシートが貼り付けられたノートでした。

レシートだけではなく落書きもノートにいっぱい書かれていて

これは芸術作品・・?


さらにそこには365日約10年以上に渡って撮り続けた作家自身の顔写真が

高速のスライドショーで白い壁に映し出されていました。

これは芸術作品・・?


でも作家自身が生きてきた時間をこんなにリアルに感じられる作品に出会ったのは

初めてで衝撃的でした。


それで改めて、「表現する」っておもしろいなあって思ったわけです。



東京都写真美術館

2009-01-13 | 美術館・ギャラリー

まず今年は都内の美術館にたくさん行こうと思いまして

ガイドブックを適当に開いたら、恵比寿にある「東京都写真美術館」

が出てきたので行ってみました。


ここは日本で唯一の写真の美術館だそうです。

開館と同時に入ったのでお客はわたしだけ。

なんだか特別な気分でゆっくり見て回りました。

写真家ってあまり知らないのですが、絵とおんなじ感覚で見れました。

表現する方法が違うだけですね。

「映像の歴史」みたいな展示もあって、原始的な影絵から現在の映像アートまでを

網羅していて面白かった。

企画展が3つもあって全部見終わったあとはけっこうへとへと・・

ものを見るってけっこうパワーがいるんだ。


でもミュージアムショップでまた長居をしたりして。

面白いものがたくんさんあるからミュージアムショップってすきです。


つぎはどこに行こうかな。

舟越 桂 展

2008-08-02 | 美術館・ギャラリー
美術大学出身ですが、ずっと「彫刻」というジャンルには興味ありませんでした。

みんな同じような裸婦の像ばかりが彫刻科の教室まわりにはごろごろあって、

なんかつまらないなーという印象でした。


でも「舟越 桂」という人の彫刻を見たときは

その美しさというか、不思議さにはっとして、

私の中に強烈な印象を与えてくれたのでした。


何かを見てその美しさにはっとすることはめったにないことで

染織家の志村ふくみさんの織りの作品集を大学の図書館で見たとき以来でした。


東京庭園美術館で舟越さんの展覧会が開催されています。

初めて舟越さんの作品を間近で見ました。


存在感

無垢

とおいとおい視線


なんと言っていいかわかりませんが、

宇宙的なものすら感じます。


また何度か対面しに行こうと思います。