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昇竜将棋、指導対局その1~vs雁木

2007-02-07 02:22:16 | 将棋
旧昇竜将棋では、4級~四段までの各段位ごとにその月の勝数ランク1位が、女流プロ棋士との指導対局権利を得るという特典がありました。指導対局といっても携帯ごしに普通に対局するだけで、メッセージのやり取りが自由にできるわけでもなく、臨場感や緊張感に欠けるものでした。しかもプロは昇竜将棋に慣れていないので、1手指すごとにアプリを終了しメールを待つような様子でしたので、それはもう1局終えるのに何日もかかる状況でした。(何故かメールが送信されるのが10分ぐらい遅延していたし。。)プロにとってはホント割の合わない仕事だったのではないかと思います。

私は最初、このゲームのすべてのしくみが知りたいというのがあったため、(クリエイター魂。)プロジェクトアップ休暇を利用して対局しまくり、権利を取りました。プロに勝ったらレート上がるのか?とか期待したりもして....意味なし。。その後も意図的に手薄な段位に居座り、計3回の指導対局をさせていただきました。

せっかくですので、各対局で印象に残った局面を振り返ってみたいと思います。

【vs雁木】
この方の得意戦形となり願ってもない展開でしたが、序盤で私が明らかに損な手を指してしまい、受身一方となってしまいました。(このときプロって容赦ないと思いました。)図の局面となったところで、私は20時間以上次の手を指さなかったのですが、(24時間以内に指せばよいルール。)用事があった風を装い、実は12時間以上考えてました。



この局面、一見受け切れそうにも見えますが。。。実は12時間考え、あるひとすじの糸以外はもうどうしようもないという結論(かなりシビアですが。)に至ったのでした。解説しますと、図から▲6八歩や▲7七金では△6七銀から一気に攻め切られてしまいます。そこで▲5七銀が本筋となりますが、△6七銀、▲7七玉の後、駒を取り合って、結局本譜と同様に▲6三歩と飛車道を止めに行くことになります。そう、私は▲6三歩としたのですが、これには別の狙いがありました。(先に▲5七銀では糸が切れてしまいます。)



局面が進み、ここで▲5七銀ではなく、▲6六金としました。その後駒を取り合い。。。



▲6六桂。これが狙いの1手です。このあと△9四飛と逃げられて飛車を詰ますことはできませんが、▲6四桂として受け一辺倒からようやく敵陣に踏み込むことができます。王手飛車のラインもあり、まだまだ難解な局面です。

実戦では△9四飛と逃げずに、(手を抜いていただいた?私の読みが甘い?)一気に私の優勢となりましたが、ここまでで十分勉強させていただきました。ありがとうございました。


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