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*toi et moi*

時々、なんとなく思いついたいろいろなことについて...

今週読んだ本(2006年10月30~11月5日)

2006-11-07 23:08:28 | bibliotheque
■「夢十夜・草枕」 夏目漱石著 (集英社文庫)

以上1冊。

「夢十夜」のほうは中々おもしろく読めた。
どこがどうとは言えないけれど。
夢の話なのか、特に意味のないようなあるような。
ほんの短い話が10編。

「草枕」は、よく分からなかった。
言葉も難しく、漢文なんかも多用してあり。
ひたすら、画家である主人公の美の追求を描いたものなのだろうか。
詩を読むにしても、ああでもない、こうでもない。
絵を描こうにも、これではおもしろくない、何かが足りない。
最後に、「コレだ!」と言うものを見出したのだけれど...
「それで?」という感じ。

(@Д@;)

2006-11-01 23:59:55 | bibliotheque
毎年購入しているCLASSIC POOHのカレンダー。
今年もamazonで注文し、本日到着。
他にも絵本を数点買っていたのだが、なんだか買った覚えのないものが入っている。
カルタのような分厚い箱のようなものが。
なんだろうと思って見てみると、poohと書いてある。
まさか、カレンダー?
しまったーっ!!間違えたくさい

いつものカレンダーではなく、日めくりカレンダーを購入してしまった模様。
かなりショック。
きちんと確認しなかった私が悪いのだけれど。
また買いなおすのももったいないし、特にどうしても必要というわけではないし。
まぁ、これはこれでいいや。

ちなみに、写真の左が今回購入した2007年版日めくりカレンダー、右が2006年版カレンダー。

今週読んだ本(2006年10月23~29日)

2006-10-30 20:39:55 | bibliotheque
■「ねじまき鳥クロニクル 第3部 鳥刺し男編」村上春樹著 (新潮文庫)

1部、2部と読み進め、謎は深まるばかりで。
第3部ですべてがはっきりすっきり解決するのかと思いきや。
最後まで読んでも、イマイチつかめないところばかりで。
数回読めば分かってくるのだろうか。
もっと時間をかけて精読する必要アリ?
戦争の話は私には難しく、ピンと来ない部分がほとんど。

先日TVで放送されていた「DEATH NOTE」を昨日見た。
なんだか、この作品とかぶる部分があったような。
はっきりと、ここがこうで...と説明することは不可能だけれど。

【運命とは、意図するとしないとに関わらず、自ずと進むべき方向へ進んでいくもの】
【誰かの手に引かれているような...】

また、以前読んだ『疾走』の中から

【「運命」と「宿命」の違いは?】

難しい問題。
でも、生きていく中で「持って生まれた運命は変えられない」とは思いたくない。
自分でそれなりの意思を持って向かっていけば、変えられると思いたい。
その方向がいい方向であれ、悪い方向であれ。
でなければ、生きている意味などない気がするから。悲しいけれど。

イタリア・ボローニャ国際絵本原画展

2006-10-28 17:39:01 | bibliotheque
先日のブログでも触れた、「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」に行ってきた。
明日が最終日。何とか行けてよかった。
最初はそれほど人は多くなかったのだが、そのうちいっぱいに。
思っていたよりも数多くの作品が並んでおり、2時間ほどかけて鑑賞。
まさしく「子供の絵本」という感じの作品から、「大人向け?」と思われるようなものまで。
また、モノクロからカラフルなもの、毛糸などを使ったものなど。
それぞれ個性が出ていてかなり楽しめた。
わたしには絵心や芸術的センスは皆無なので、ひたすら感動しきり。
絵の上手さだけでなく、発想に驚かされる。
日常生活で目にするものはほとんど変わりないと思われるのだけれど、
彼らはきっとわたしには見えないもの、見えているけれど気がつかないものを発見することができる人たちなんだろうな、と思った。
きっと毎日が発見の連続で楽しいに違いない。
わたしもできるだけいつもと見方を変えて生活してみようと思った。

メリーゴーランド

2006-10-21 10:21:44 | bibliotheque
近くで「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」が開かれている。
いつまでだろうかと調べてみると、今月29日までだった。
行けるだろうか...と悩みながら、HPを見ていると...
「協力」のところに

子どもの本専門店「メリーゴーランド」

と書いてあるではないか。

この店の名前には見覚えが。
私の大好きな本「天の瞳」(灰谷健次郎著)の中であんちゃんが経営する本屋の名前である。
確かに、実際に存在することは知っていたけれど。
そこで、インターネットで調べてみることに。

あった。

子どもの本専門店「メリーゴーランド」

住所を見ると、この展示が行われる場所から遠くない。
こんな近くに実在するとは。かなり驚き。
内装の写真を見ると、作品の中に出てきた情景と全くそのままである。
本は誰でも自由に読めるようになっており、椅子は、丸太を切ったもの。
かなり感動した。
おまけに、カフェまである。「まさしく」である。
もう30年も前からあるらしい。
今度のぞきに行ってみようか。
絵本も好きでたまに購入するので。
今までは洋書を買うばかりだったので、そろそろ日本語の絵本も買い揃えようかと。
子供が生まれてから買うよりは、まだお金に余裕のある今の時期から
いくつか買い揃えておいたほうがいいと思うのは私だけ?
自分が読むのも好きなので、一石二鳥かと。

今週読んだ本(2006年10月16~22日)

2006-10-20 16:36:54 | bibliotheque
■「ねじまき鳥クロニクル 第2部 予言する鳥編」 村上春樹著 (新潮文庫)

第2・3部も購入。
第2部でやっと話が進み始めた感じ。
それでも、まだまだ分からないことばかり。
一体何がどうなって、この先どうなっていくのか。
第3部が楽しみ。

今週読んだ本(2006年10月9~15日)

2006-10-15 22:03:15 | bibliotheque
■「疾走 下」 重松清著(角川文庫)
■「永遠。」 村山由佳著(講談社文庫)

思わず目を背けたくなるような展開の「疾走」
この少年の運命に憤りを感じつつ。
何がいけなかったのか。この悲惨な状況の根源は何だったのだろうか。
ムダな問いかけである。
それぞれがそれぞれの運命を歩み、それぞれが関係し、連鎖していく。
原因は存在しないとも、すべてだとも言える。
また、その犠牲者も然り。
少年は、この運命に負けじと走って走って走り続ける。
周りの数少ない理解者に助けられながら。
他人とのつながりを求めながら...
最後は衝撃だった。
どうしてそんな結末になってしまったのか。
それでも、最後には少年は他人とのつながりを確認できたのだろうか。
こんな最後でも、少年のつながりは途絶えることなく、ちゃんと残っている。
それがせめてもの救い。
かなり、現代チックな話。
私の周りではまだ、このような話は聞かないけれど、別の場所では日常茶飯事なのかもしれない。
(もしかしたら私が知らないだけで、実はすぐ近くでも起こっているのかも)
他人との関わりをうまく持てない少年少女(時には大人たち)
彼らの周りにはびこる、さまざまな事象。
解決策は分からない。
原因が突き止められないから。
どこからやり直せばいいのか。たとえやり直したとしても、結局同じ状況に陥るかもしれない。
すべてはつながっているのだ。
解決策が引き金になって、また新たな問題が浮かび上がるかもしれない。
それは誰にも分からない、どこでどうねじれてしまったのか。
メビウスの輪のように...
いろいろと考えさせられる作品であった。

「永遠。」は映画「卒業」のサイドストーリー。
映画は見ていない。
こちらも、他人とのつながりを描いた作品。
「人と人との間に芽生えた思いは永遠」
全体の感想としては、うーん...という感じ。
この話はサイドストーリーということで、映画本編とはほとんど関わりのない話なんだけれど、
少し、映画が見たくなった。

今週読んだ本(2006年10月2~8日)

2006-10-06 20:52:31 | bibliotheque
■「疾走 上」 重松清著 (角川文庫)

今週読んだのはこの1冊。
試験のために最近は週1冊ペース。
その試験も一段落したので、また少しづつ増えていく予定。
でも、予定は未定。22日にはTOEICも控えているので勉強と読書の同時進行中。
読みたい本はたくさん買って手元に置いてあるけれど、なかなか追いつかず溜まる一方。
早く消費せねば。

さて、「疾走」なかなかヒット。
この人の作品は「エイジ」や「ナイフ」と最近の時勢を汲んだものが多い。
いじめや少年犯罪、自殺etc
今作品のテーマも然り。
雰囲気が石田衣良さんの作品に似ていると思う。
思春期の少年の心の動きが細かく書いてあって。
主人公はこの先どうなってしまうのか。早速下巻に進むつもり。

今週読んだ本(2006年9月25日~10月1日)

2006-09-29 23:02:23 | bibliotheque
■「ブルーもしくはブルー」 山本文緒著 (角川文庫)

会社の同僚とお互いのお勧めの本を交換し合おうという話になり、これを貸してもらった。
彼女の本は初体験。本屋で何度も目にしたこともあり、有名な作品だとは認識していたが。
内容は非常に読みやすく、分量も少なめ。あっという間に読了。

「ドッペルゲンガー」の話。と言うとホラーのようだが、内容は全く別物。
自分の人生に疑問を抱く主人公が偶然自分そっくりの人物と出会う。
彼女は人生の岐路に立ったときに、別の道を行った自分自身だった。
結局、どちらも現在の生活を捨て、新しい人生に生きることになり、
さらにドッペルゲンガーも中途半端に終わって、私としてはそれほどのおもしろさは感じなかったような...
人生はいつでもやり直せるということ?簡単に言うと。
あとは、常に周りを見渡すことだろうか。
結婚という閉塞した空間で、現況が当たり前だと思ってしまう。
(結婚だけに当てはまるわけでは決してないが)
いつの間にか日常になってきて、すべてに疑問を持たなくなる。
私もその気が無きにしも非ず。
私は決して社交的ではないし、活動的でもないので難しいけれど、
できるだけいろいろな世界に顔を出そうと心がけるようするべきだろうか。

今週読んだ本(2006年9月18日~24日)

2006-09-27 23:10:14 | bibliotheque
■「こゝろ」 夏目漱石著 (角川文庫)

今週読んだ本はこの1冊。
(今週というか実際には先週ですが。なかなか更新できず1週遅れに。)

この夏目漱石の代表作は、高校の教科書で抜粋を読んだ覚えはあった。
でも、改めて最初から最後まできちんと読んでみようと、古本屋で購入。読み始める。
最初は先生と私との出会い。
次に、父親の病気の悪化による私の里帰りの場面。
最後は先生の遺書。
このような3部に分かれている。
「こゝろ」は人間心理を描いた作品。
人はお金のことになると、悪人になる。
また、人を愛することにおいても罪を犯す生き物である。
常に善人である人などいない。
そんな考え方をして生きる人生。かなり辛いだろう。
周りの人を誰も信用することができず。かといって自分さえも信用するに値しない。
先生はそのような人生を歩み、なんだかよく分からない理由でこの世を最後にする。
最後まで妻に過去の秘密を明かさなかった意志の強さはすごいと思った。
当時のことに何も気づいていなかった妻の鈍感さには呆れるところだが。

さて、この本を3分の2ほど読んだ折、ふと本棚を見やると、なんと「こゝろ」がすでに並んでいるではないか。
どうやら、前にも買って読んでいたらしい。覚えていない...
同じ本を購入するという失敗は、まぁ初めてではないが、唖然とした。
いい加減本が増えすぎて収集がつかなくなってきた模様。
収納している本棚もそろそろ重みに耐え切れず悲鳴をあげていることだし、
この際本を整理することに。
でも、作業開始時期については未定...