関東平野では、高層建築物などに影響を与える長周期の地震動が局所的に極端に増幅される恐れのあることが、産業技術総合研究所(茨城県つくば市)などのグループの地下構造研究で分かった。埼玉県川越市付近で長周期地震動を増幅する堆積(たいせき)層が従来の想定の約2倍の厚さ約5キロにも達していた。高さ200メートル程度の超高層ビルに影響を与える周期4秒程度の長周期地震動が1.6~1.7倍に増幅される可能性がある . . . 本文を読む
黒部川上流のダムの排砂が漁場環境に及ぼす影響などを調べるため、大学の研究チームが7日から、黒部川の沖合で船を使って調査を行っています。
この調査は、福井県立大学が生物学と堆積学の研究と、ダムの排砂が漁場環境に及ぼす影響などを把握するために7日から8日にかけて行います。
研究チームは、東京大学の海洋調査船を使い、黒部川河口周辺の黒部市から朝日町にかけての海岸から沖合およそ600メート . . . 本文を読む
九州電力が湯布院町湯平で、九州初となるコンテナを使ったワサビの試験栽培に成功した。ワサビ田を造成する必要がなく、洪水やサワガニによる被害もないため、安定生産が可能という。同社は「市場へ試験出荷して採算性を確認し、事業化して収益を上げられるようにしたい」と話している。
九電が成功
ワサビの栽培は沢に築田しなければならない上、(1)水がきれい(2)年間を通して水温が一四度前後(3)水量や流れ . . . 本文を読む
県と県自然保護調査会(内田紘臣会長)は、世界遺産に登録された「紀伊山地の霊場と参詣道」の保存と利用に役立てようと、高野山町石道、熊野古道の植生と動植物相を調査して冊子にまとめた。人為的に自然環境が著しく破壊されている個所もかなり見つかっていると指摘し、各動植物相を通して保全と復元を訴えている。A4判、56ページ。
冊子は、高野山町石道(慈尊院から大門)と熊野古道(滝尻王子から近露王子)に大きく . . . 本文を読む
管内冬景色
ゴルフ場や行楽施設に影響
ゴールデンウイーク最後の週末となった7日、日本海上にある発達した低気圧が本道に近づき、上空に寒気が入った影響で、十勝管内は季節外れの雪や雨が降る荒れた天候となった。4日にサクラの「開花宣言」が出たばかりの帯広では、午前6時から降り出した雨が、同9時半ごろには雪に変わった。帯広では午前11時現在、0・7度と3月中旬並みの寒さに逆戻りした。帯広で5月に . . . 本文を読む
宮城県境にある尾花沢市の翁(おきな)山(1,075メートル)の避難小屋「翁山小屋」が、今冬の大雪でつぶれているのが確認された。同市内には同じく県境の御所山(1,500メートル)の登山ルートにも別の避難小屋があり、登山愛好者からは「まだ雪で近づけないが、壊れていないか心配だ」との声も上がっている。
翁山は軽登山や地元住民が山菜採りなどで親しんでいる山。木造平屋の翁山小屋は「ハリマ小屋」とも呼ばれ . . . 本文を読む
尾花沢市玉野地区の二ツ森=通称・荷鞍(にくら)山=の中腹に、雪解け水が滝になり、強い西風が吹くと逆流するように見える通称「のぼり滝」が出現している。
二ツ森は南北に2つの峰があり、南側の峰に春と梅雨期にこの滝が現れる。滝の落差は約15メートル。強風になると、滝の中間部分があおられ、水が霧状になって舞い、逆流しているように見える。
地元の同市玉野地区公民館の職員は「『滝が登る』姿を見ること . . . 本文を読む
福島市郊外の吾妻小富士(1、707メートル)に、春本番を告げる残雪の芸術「雪ウサギ」が姿を現した。
雪ウサギは、吾妻小富士の東側斜面に浮かぶ雪形で、農作業が本格化する時期と重なるため、「種まきウサギ」の名でも親しまれている。例年はGW前半ごろに姿を現すが、今年は雪が多く、1週間ほど遅れての「登場」となった。
吾妻小富士のふもとでは現在、田植えが真っ盛り。コメ約1.5ヘクタールとナシ約8ヘク . . . 本文を読む
昨年の台風による徳島県内被害の写真や、豪雨時の吉野川沿岸の浸水想定図を展示した「水害・土砂災害に備えて」(国土交通省徳島河川国道事務所など主催)が6日、徳島市役所1階ロビーで始まった。12日まで。
住民に防災意識を高めてもらうのが目的。吉野川、美馬両市内の潜水橋損壊や、池田、三加茂両町内の家屋浸水の様子などの写真パネル22枚を掲示している。豪雨時の浸水想定図では、吉野川上流で150年に1度の豪 . . . 本文を読む
浄化願い「語り部」に 浜口惣七さんの家は、堤防を隔てた海のそばにある。 三重県伊勢市村松町。目の前の伊勢湾とともに、漁業に生きてきた。今年85歳の浜口さんが長年、頭を悩ませてきた問題がある。
伊勢湾のヘドロだ。
31年前のある新聞記事を、今も大切に保管している。
「“きれい”の神話は死んだ」との見出し。「伊勢湾の95%はヘドロに覆われ、その量は8億4400万立方メートルに達する . . . 本文を読む
トラウマ(心的外傷)を残す激しいストレスを経験した場合、脳で新しく作られる神経細胞の数が、ストレスを受けてから一定期間後に激減することが6日までに、金沢大薬学部の米田幸雄教授(神経化学)のマウスを使った研究で分かった。
米田教授は「心的外傷後ストレス障害(PTSD)が動物の脳で神経細胞の新生を阻害することを実証したのは世界的に珍しい」と話している。
人間でもPTSDの患者には脳の記憶をつか . . . 本文を読む
伊賀市下柘植の住民が所有する2か所の池から、シロアリ防除剤や農薬として使用されている化学物質PCP(ペンタクロロフェノール)が検出されたことが5月6日、伊賀県民局生活環境森林部の調べで明らかになりました。池では観賞用のコイなど多数の魚が死んでいたことから所有者2人が伊賀警察署に被害届けを提出、同警察署は器物損壊の疑いで捜査を始めました。
同森林部によると、さる4月28日午前7時ごろ、池で魚が大 . . . 本文を読む
6月5日に開幕する小千谷市の「牛の角突き」(小千谷闘牛振興協議会主催)会場となる白山運動公園内仮設闘牛場の本体工事が6日までに、完了した。同会員らが大型連休の1週間を利用し、直接作業に当たった。
仮設闘牛場は30メートル×35メートルのだ円形。すり鉢状となっている。周囲約100メートルを丸太とロープの柵が囲み、自然の傾斜を観客席に利用した。本番までに放送席などを設置する。
新潟日報 . . . 本文を読む
2003年5月4日、3人が死亡、8人が重軽傷を負った糸魚川市(青海)の明星セメント田海鉱山トンネル火災から2年が過ぎた。同社は5日、現地で三回忌の追悼式を営み、遺族や同僚ら約70人がめい福を祈り、再発防止の誓いを新たにした。
鉱山事務所での式で参列者が黙とうをささげ、岡田敬文社長は「心からおわび申し上げます」とあらためて遺族に謝罪、安全最優先の業務を約束した。職場の代表者が3人の人柄や仕事ぶり . . . 本文を読む
県内のFMコミュニティー放送局9局は6日、県庁に泉田裕彦知事を訪ね、災害時などの情報通信にラジオを積極的に活用することを要望。中越地震や7・13水害を踏まえ県が見直し作業を進める「県地域防災計画」に組み入れるよう求めた。
陳情書では昨年の地震後、各自治体が設置に力を入れている防災無線だけでは不十分として「ラジオは簡便かつ安価で災害時に欠かせない有力手段」と強調。緊急時にラジオ放送が迅速に利用さ . . . 本文を読む