いつかまた

大阪アジアン映画祭

大陸の寂れた最東端の島から西の国境に派遣される英語教師の友人を送る旅のロードムービー。
こんなのはじめて、(大陸にしては:笑)えらくスタイリッシュなもん撮るようになったんだなぁ。
音楽は小林武史だし、大陸映画に付き物の貧乏とかツラい苦しい悲しい死にたい
とかではなく、なんやそれ！？な悪者も出てこない。
そこに流れるのは人が成長し生きていく上で降ってくる答えのない悩み、
自分で見つけねばならない答えと向き合い前に進むこと。
ウィットに富んだ台詞とシーンの数々。
なんかすごいもん観てしまった！というか立ち会ってしまったなーと少し鳥肌w
台湾俳優の陳柏霖、地味でくそ真面目な教師を泥臭く演じ、主演のウィリアム・フォンは典型的な大陸イケメン。
ちょっと軽いけどそこに見え隠れする彼の気持ちがとても良かった。
で、煙草を吸いに出ておいてきぼりになった胡くんの行方(^_^;)

最後に気になったのがエンドロール。
ああいうことを記載しないと公開出来ないのか…と少し興ざめしたことが
残念ではありますね。
エンタメと政治は無関係で成立してほしいなぁ