その日の出来事

その日に観て聴いて感じたことの忘備録

四代目中村鴈治郎襲名披露 寿新春大歌舞伎2

2015-01-24 22:14:19 | 観劇
松竹座 昼の部

寿曽我対面
吉田屋
河内山

父を討った敵にはやる気持ちを抑えられない熱い…いや熱苦しい
やんちゃな弟、曽我兄弟の五郎に愛之助。
こういう後先見ないブチ切れキャラが窮地を招くんだよな
ひとさまのお屋敷での器物損壊ぶりも清々しく(笑)
どこか憎めないとこが、らぶりんの品で程よくかわいらしくなってるな
と面白く見られた

遊女に入れ込んで放蕩・親に勘当され落ちぶれた大店のぼんぼん、伊左衛門。
こっそり夕霧に会いに来た彼を今までと同じくもてなす主とおかみさん。
いまで考えればとんでもないバカ息子だけど、育ちの良さやひと好きのする
良い性格のせいか人気者。
昔はおおらかだったんだな、いや実家がセレブ過ぎるのか?
それに比べて現代の、なんて息苦しいことよ…と思いながら見ると
封印切の忠兵衛の受けの良さといい上方のはんなりな二枚目は侮れないねww

河内山のお数寄屋坊主のニザ様が色っぽくて。。。
たかりで詐欺師の生臭坊主だが、ちょっとした正義感というか反骨精神っぽい
ものも見え隠れするので実にいろんな顔を見せてくれる
ま、根本にあるのはいかにして巻き上げるかなんだけど下品ではなく(^^;
その彼にいつも綺麗だなーと言われる竹三郎さん、マジで照れて見えたし(笑)

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