その日の出来事

その日に観て聴いて感じたことの忘備録

十二夜

2015-04-12 22:29:06 | 観劇
梅田芸術劇場メインホール

シェイクスピアの戯曲、船が沈没し生き別れた双子の兄妹が再会するまでの
恋と入れ替わりの喜劇

私の十二夜と言えば蜷川幸雄演出&尾上菊之助、そして4代目の麻阿!
今回はジョン・ケアード演出&音月桂。男女の双子ってジェンヌが合うんだな、そして色気は要らない(笑)
最初からシザーリオはかわいかったね、あれが少年なんて疑えよって…思い込みって恐いね。
シェイクスピアの戯曲で恋を語る男性はいつも言葉多くてたぎる想いが万死に値する勢いなんだが、現代に生きる感情の薄い日本人からすればはぁぁ?な違和感。でも今回の台詞で
男の恋の熱情と急降下、年下の女を愛せと言った公爵の講釈が興味深くて面白かったw
カテコでさとしさんが言ってた400年経っても色褪せない魅力は此処にも!
あほうと阿保がいっぱいでて来て、道化ってなにをこやつ!と思うイラッともう♪な愛嬌が欲しいんだけど、成河くんはそこんとこが絶妙だったな。
吟遊詩人みたいにうたうまさんだし、あんな道化なら私もお嬢様だったら
囲ってみたいですねぇ。
いつ歌い出すんだろう?って期待しながら見てた面子なのに、誰も歌わないと言う贅沢さ(笑)
舞台セットも衣装もキレイでロマンチックで良い作品でした。
で、また歌舞伎の十二夜が恋しくなると言うね…