御先祖供養のお墓参りに私達家族はよく伺いました。
何か試練を受ける度に、他界した大好きだったお爺ちゃんにコミュニケーションを図りました

初めての抗癌剤点滴投与の日も快晴だった

持ち物は…美容師雑誌とウォークマン
血圧を図りました。
先ずは、吐き気止めの点滴を30分…
終了時に真っ赤な色の抗癌剤点滴を看護師さんが持参されました。
投与が始まりました…
室内にはベッドが数台並びカーテンで仕切りがしてありますが他の患者さんと看護師さんの声はよく聞こえました。
耳を澄ませば…静かに流れるクラッシックの音楽が流れていましたが…
年配の同じ癌患者さんが苦しみ出しました

痛い痛い…点滴が痛い…
看護師さんと主治医の先生は患者さんを優しく励ましてられました。
私は辛く苦しむ患者さんを感じる事が辛くなりました
この投与部屋を後にし…
入院中の憩いの場所…院内外の中庭へ行きました

初の点滴抗癌剤場所は野外で行いました。
看護師さんは私の辛さを理解して下さり
何かあればこのブザーを押してくださいねっ

快晴だった空を観ながら、野外での空気や風を感じながら、ゆっくり落ちる点滴抗癌剤を見つめていました
怖さも逃げる弱さももぅ何もない
ただ、体の隅々迄抗癌剤点滴が行き渡り、癌細胞を殺してもらいたかった。
効きますように
