海流のなかの島々

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「マイセン磁器の300年」

2012-06-05 18:18:39 | 日々のできごと

 大阪市立東洋陶磁美術館に観に行ってきました。ここはオットと初デートをした思い出の場所でもあります♪

ザクセン選帝侯アウグスト強王は中国製の白磁に魅せられ、錬金術師ベットガーを幽閉し白磁の製造法を研究させます。そう、当時のヨーロッパでは白磁がどうやって造られているのか謎だったんですね~。苦労の末1709年に製法が解明され、1710年に王立磁器製作所がマイセンに開窯されます。おととしがちょうど300周年だったわけですね。

金銀財宝にも等しい白磁の製造技術を誰にも知られたくない!ということで、このアルブレヒト城の中でのみ製造させていたそうです。

このアウグスト強王、なんと白磁で造った動物園まで計画していたそうですよ!この展覧会でも猿やらポスターになってる鳥やら数点展示されておりました。

開発初期の作品から、アールヌーボー、アールデコを経て現在のアラビアンナイトシリーズまで年代順に展示されていますが、私はやっぱり18世紀の装飾過多気味のテーブルウェアが好み。花や果物や貝や昆虫や動物…そんなものがこってりついたもののほうが見ていて楽しいです。フィギュアも大好き。美しい人形、風刺の効いた人形、物語や神話の一場面、などなど。会場もそういうものが並んだ前半部分のほうが混み合ってましたね。 

美術館併設の喫茶サロンでは、期間中はマイセンの食器を使用。コーヒーの前にいただいたパスタもマイセンのお皿でした。優雅な気分になるけど、ちょっとドキドキ。ミルクピッチャーは怖くて両手で持ちました。

 

帰りはすぐ裏手の中之島バラ園を散策。リタイア後と見られる方がたくさん絵を描かれていました。わたしもオットが定年したらこんな生活をおくりたいわぁ。

 

 

そろそろシーズンは終わりかけ。そんななかでも綺麗に咲いていたこれは「ゲイシャ」という名前でした。↓ ドイツ人の造ったバラですが、こういうのが「ゲイシャ」のイメージなんですかね?私なら真っ赤とか原色っぽいものをイメージしますが。



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