海流のなかの島々

狭く浅くな趣味のあれこれを
波の彼方から語ります

「風立ちぬ」

2013-10-09 19:23:45 | 日々のできごと

終わった直後より、車の運転中に涙が溢れてきて困った…。

 

 

大空を駆け巡る主人公、風をはらむ少女のスカート。ジブリ作品には必ずあるそんなシーンは勿論たっぷりある。でも、夢や希望や不思議に溢れ、ハラハラドキドキ。終わった後の爽快感。そういうものは感じられなかった。常に戦争の暗い影が付きまとい、心がズシンと重たくなる。そんなジブリ作品は「火垂るの墓」とこれくらいではないだろうか。技術者が、その技術を戦争や殺戮に使わなければいけない時代。そんな時代が二度と来ないように、という宮崎駿の遺言とも言うべき作品。

 

なぜかジブリには荒井由実の曲が似合う。松任谷由実ではなく荒井由実。若く未熟で、これから羽ばたいていく時代のユーミン。その声と曲がきっとマッチするんだろうな。



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