海流のなかの島々

狭く浅くな趣味のあれこれを
波の彼方から語ります

「父と暮せば」 @DVD

2006-09-18 21:23:14 | 日々のできごと
オットの留守中は、DVD三昧。
しかし昨晩は風の音で、音声が聞こえにくかったよ~


「父と暮せば」は井上ひさし原作。
原爆投下の3年後の広島が舞台です。

登場人物は3人。
娘が宮沢りえ。父が原田芳雄。娘に思いを寄せる男が浅野忠信。
ほぼ全編が、家の中での父娘の会話劇です。
浅野忠信もほとんど登場しません。

生き残ってしまった自分を申し訳なく思い、幸せになってはいけないと思う娘。
原爆で死んだ父が、そんな娘を心配して幽霊となって娘に会いに来ます。
特にこれといった事件が起こるわけでもない。
でも、友達がいかにして死んでいったかを父に告げるシーンは、
静かでいながらもとてもリアルで、涙涙…。

結構長回しが多いので、りえちゃんも原田さんも大変だったろうなあ。
画面はセピア色っぽくて、なんとなくソフトフォーカスがかかった感じでした。

私は方言というものが大好きなんですが、広島弁も結構好き。
でも私の知ってるのは、やくざ映画やカープの選手の広島弁。
どっちかというと「やんちゃな男の言葉」というイメージだったけど、
りえちゃんの話す広島弁のなんと美しいことか。
(勿論広島の人が聞いたら、ん?と思うものなのかもしれませんが)
「おとったん」と父を呼ぶのがなんともいえずにいい。

見てよかったと思える映画でした。


りえちゃんは、ほんとにいい女優さんになった。
もんぺとか着てても、清楚で上品。
年末年始のNODA・MAPの舞台「ロープ」、見に行きたいなぁ。
竜也くんも出るし。
でも東京公演のみ。
松岡くんの「TITANIC」とセットで見にいこうかしら…。


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