2012年の2月
ワタシと息子の大切な家族の一員
うさぎのチャッピーが天へ召され
その直後から
ワタシ達も自然に流れが変わり出し
まるでワタシ達に憑いていた何かを
チャピーが持って行ってしまったのかと
おもわんばかりに
環境も整い始めた
息子は大学進学へ向けて
勉強に励み
ワタシは当時暮らしていた家から
建築中の駅近マンションに
2013年の3月に引越しをすることが決まり
まだ先ではあるけど
大家さんにも
思い出深い
この家を綺麗にしながら
残りの1年を
大事に暮らすことを伝えた
あの女性が現れてからは
ワタシと息子にとって
大家さん達が
まるで実家のようにワタシと息子に
優しく接してくださり
温もりを感じる環境を与えてくださった
そこで
息子が育ったことは
本当に良かったし
そのおかげで
今がある
父にも勿論
直ぐに伝えに行った
父はこの頃
魚を釣りに行っていないのか
ワタシを呼ぶことが余りなく
女性がパチンコへ行っているだろう
時間を見計らい
父に電話をかけて
向かった
のんびり
マッサージソファに座り
テレビを見ている父に
「一年後に、駅近に引越しするんよ」
と
ワタシの環境が変わることを話した
「ありゃー、そりゃええぢゃあないかー
ワシもその方へ引っ越そうかほいぢゃ〜」
そして
そのあと
「生きときゃーええがのー」
そう言った
父の顔は
何故か
にーーーって
ワタシに笑顔だったので
「ここんち売って、お父さんも引っ越したらええぢゃ」
って
ワタシも冗談ぽく言うと
「売ったお金は誰かさんに持っていかれてしまうで」
と
笑った
そして
その日は
「船のイケスを見に行きたいんぢゃが、車が帰ってこんから、一緒に行くかね」
と
ワタシの車で港へ行った
お酒を呑むときは別だけど
船でゴソゴソする時の方が
父は普段より
よく話す
そして
また女性の普段の様子を
聞き出した
「困ったもんで〜ワシの顔見りゃ〜お金くれくれ〜いうばっかりぢゃ、やらんにゃしつこいしな.....」
つづく