今年に入り、息子が帰省した折に
元夫と息子と3人とで
呑みに行った時
「今ねー、おじいちゃんの話を記事にしとるんよ」
私がブログで記事にしていることを話すと
「おじいちゃんも大変だったけど、お母さんも相当やばかったやん、そっちも記事にしたら?」
息子にそう言われてしまい
自分のヤバさ加減を棚に上げて
何事もなかったように暮らす
脳天気な私と
その私に
黙ってついてきた息子に
ありがたいやら
すまないやら
複雑な気持ちになり
いつもより
お酒が進んだ
喉元過ぎたら熱ささ忘れると言うが
決して忘れてはいけない
息子は母のとっさの決断のおかげで
生まれてこれた
そこには
こんなわけがある
妊娠がわかり
病院選びは
入院設備も整っている
新しくて綺麗なK医院にした
同市内なので
母も見ておきたいと
一緒にK医院へ
そして
医師から言われたのは
「子宮がんの疑いがあります、検査結果は
C期みたいですね〜、もう一度検査しましょう」
は?
C期?
なんぢゃ、それ.....?
癌と言われれば
ショックだけれど
この時より3年くらい前にも
出血が止まらなくて
婦人科で検査をしたら
子宮癌の0期と診断されたことがあった
その時も
0期って
なんぢゃ?
って
よく
わからないまま
スルっと無視していたら
出血も止まったし
0って
ゼロだし
無しかと
そんな程度だったので
C期とか言われても
1とか2でもなければ
なんなのかって
待合室にいる母に
医師に言われたままを話し
また子宮の細胞を採取することになると言うと
静かに聞いていた母が
すっと立ち
そのままスタスタ受付へ行き
「娘は病院を変えますので、先生に紹介状を書いてもらってください」
普段は物言いが柔らかい母が
はっきりした口調で他人に物申す姿を
初めて見た
母は産婦人科に勤めた経験もあり
看護の道に入らなかったら
保育士になりたかったと言うほど
子供が大好きなのだ
私に子供が生まれるなんて
夢のようだと喜んだばかりなのに
孫を殺されてたまるかって
勢いだった
母のおかげで
少し距離はあるけど
認知度もある大きな産婦人科へ転院し
何も言わないままにして
無事に出産した
お貧乏話をする前に
出産秘話を話してしまいましたが
誤診から病を悪化させていく母を
そばで見ていた私は
病院も医者も苦手
苦手だと
ますます苦手になる診断をもらうのかと
思えてならないほどだ
10年くらい前も
病院で処方された薬で
アナフィラキシーで
意識障害を起こしかけたことがある
歩いて数分の病院へ
どうやって行ったのか
覚えていないが
そこで
直ぐに処置をしてもらい
初めて良いお医者さまと
巡り合えた
私にも
かかりつけの病院が見つかったのだ
最近では
5年くらい
病院の扉をくぐってはおりませんが
いつも安心していられるのは
この病院があるおかげでもあります
実はもう一回だけ
癌の疑いをもらっている
でも
その最後の疑いを
またもスルーして
20年は経ってしまった
ありがたく
生かされてもらえてます
私には
こういう奇妙なことが
やたら多い
自分から
無意識に集めてしまったのか
それとも
考え方や、行動の
選択が間違えていたのか
どちらも
こういうことが
貧乏まっしぐらな道へ
勢いよく進ませてしまう
今は息子と爆笑できるから
これでいいって
ことにしよう
前置き長すぎたかなっ