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黄泉の国へ

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このままでは、終わらせない

2025-05-28 13:25:00 | 日記

もうひとつは、もっとくだらない

 

小さい子供の言う話は

時には正直すぎて残酷なこともある

 

 

保育園での体操着

一年通うだけなので、前の幼稚園のもので構わないということで

他の子供さんたちと同じものに合わせずにいのですが

「Dちゃんちって、お金ないん?」

「貧乏なん?」

 

そりゃ、お米が白くなかったことでも

なんで?なんで?

どうして?どうして?

聞かれたことはあったろうけど

私が特別だといえば、息子も特別なのだと思うのだし

それを言えば

「ふーん」で済むのだ

 

でも貧乏なのかと

お友だちから言われれば

そのままストレートに私に聞いてくるのは当然で

 

貧乏じゃないと言ってわからせても

他の子供さんと決して同じようにとはいかないことで

いつかはわかる時がくる


 

お金がないの?って

息子に言わせるって

どうなんだろう、親として失格だな

 

 

お金がなくても

いいものが買えなくても

今は仕方ない

 

今度はどうやってごまかそうか...

 

 

せめて心だけは

いつも豊かでいよう

 

 

そう思うと

私はすぐにバカげた遊びを思いつく新米、貧乏ママ

新しい遊びだと言って

息子と向かい合って始まったのが

「ゆたかと、ゆたこでヨイヨイヨイ」

 

先ず

 せっせっせーの

よいよいよいっ



ゆたかとゆたこのヨイヨイヨイ

で始めると


「心は、いつも」

「今日も、朝から」

など

テキトーな号令をして

パチンと手を叩きながら

右、左と手を合わせて

「ゆたか」

「ゆたこ」

と連呼しながら

手合わせをする



つられた方が負け

っていう


全くくだらない

手遊び


母の前でやった時には

ハンカチで両目を覆う母が

肩を震わせながら

涙を拭いていて



ヤバい

泣かせてしまった



と思ったら


涙が出るほど可笑しくて

笑っていたのでした


久しぶりに母が爆笑するのを見て

今後は母が笑えるように

孝行せねばと思ったものです




 

 

 

 

 

 

 


このままでは、終わらせない

2025-05-26 18:02:00 | 日記
息子は
どちらかと言うと
脇ペロ体操の方が


私は
ゆたかと
ゆたこ
の方がと


衝撃的な思い出の
大きさに差があるのは
ふざけたものと
意図していたものが
子供と大人では違うからだと思う




幼少期
左利きだった息子は
無理矢理に右利きに矯正しようと
周囲の大人達によく指導されると
右だか左だか?
わけわからなくなって
混乱してしまう


不器用そうに
右で持っているペンや箸が
いつの間にか左手にうつると
器用になるので
無理矢理治さなくてもよいのではと
私はよく思ったもので


当時の環境の中でそれを言えば


「子供の将来を考えるべきだ」

「今正してやらないと、後で後悔する」

親の私も
厳しく言葉をもらうわけで


根強く残る風潮があったのは
その頃はまだ
左手用の道具などが
少なかったからということも
あったのでしょう





右だろうが
左だろうが
どっちでもいいとは思えど
困るのは
この先の息子だ


真剣に考えてやらねばいけません



左利きは
手を使うこと
ものを掴むとき
ボールを投げる手も
必ず左手になる


それを
なんとか右手から動かせれるようになれば
次第に右利きに変わらないかな...




とにかく右から右からだ



そんなことばかり考えて
右手をぷらぷら振り回していたら
息子が私の指先をペロっと舐めた


「ママもペロっとしてみて」


手をぷらぷらワキの下で振り回しながら
その手をペロん



できるわけない



それを見た息子が
キャッキャキャッキャと
笑い転げるので
おかしくなって
何度も繰り返すと
首の筋が攣りそうだ



バランス悪いから
反対の左でもやった



右も左もと
繰り返すと


息子も真似だした


それはまた
私を笑い転がした



わけのわからないルール
「これはねー、右からやらにゃいけんのよ
掛け声はねぇ、右も左も」


そんなことを
真面目に言えば、また可笑しいわけで



突然私が
「右も左も」
と号令をかけると


「ワキペロ、ワキペロ」


右から始める妙な動作



世界にひとつ
我が家だけの
2人だけの
変な体操


「ワキペロ体操」



アホらしい
バカみたいなことでも




右と左で混乱する度に
時と場所を分けて
小さなワキペロ
大きなワキペロ体操をした



ルールは必ず右からやるだけ



それを息子が覚えていて


「ワキペロって、あれなんやったん、たまに思い出すんやけど、意味わからんけー」



そうやって
呑みながら、また笑い転げていますが


あのですね
あれのおかげかもしれませんよ
右利きになれたのは


今度そう言ってみよう


いや
自分が頑張って直したんだと
言うに違いないけれど



















このままでは、終わらせない

2025-05-22 16:23:00 | 日記
手遊びになるパズルも
頻繁には買ってやれず
出来ては崩してばらかし
また始めるスタイルは


当然だけど
直ぐ慣れ飽きてしまいました



絵を描いたり
絵本を読んだり
好きなことに熱中することもあるけど
長くは続かない


お金があれば
幾らでも買ってあげられるけど
そんなことでは
薬に頼ることと
なんら変わらない



少しコマが進むと、立ち止まる
ゲームでもやってるのかと
奇妙に思えてなりませんでした




スタートは
入院一歩手前のぐぢゅぐぢゅ肌で
ゴールは
つるんと剥き卵肌


そりゃあ
ワープしてゴールって訳にはいかないかと



脳天気な私の良いところは
難しく悩んで
暗い気持ちで塞がないところです




そのかわり
模索したり
工夫したりするのは
面白がる性格




息子と2人の暮らしで
卑屈になったり
他を妬んだりすることも
全くありませんでした



だからなのか
上手くいかなくなって
八方塞がりになっても
お手上げだと諦めかけても


何処か
誰か
何かのお陰様で
また前進することができるので直ぐ




だけど
そういうことに気づくまで
何度も闘いながら
くじけそうになり
また立ち向かえば
倒される



考え方や
ものの見方や
身の振り方を改めるまで
いくらも同じを繰り返す始末




今もたまに悪の連鎖が起きると
やばい、マズい、と
方向転換することがありますが



結果的には
私には色々起きて良かったんです




それに起きたマズいことは
まあまあ自分で拾い集めたような気がしてならず



自業自得ってことが多い



世間知らずが思い知らされたってのもある




知らないままで
生きる
世間知らずで向こう見ずの
歩む道から

気づけば
沼地にハマってしまい

慌てて暴れ
もがきながらも


学べば一歩、改めればまた一歩と
抜け出していたようだと



振り返りながら
思ったりします



解決しないことも
出来ないことも


ない


自信持って


.....はいいませんが
(言えんのかい、ですね)



行動するも
考えるも

何ひとつ無駄なことはないように
思えます





話を戻しますが
息子とは手遊びも沢山しました



「あれって、一体なんやったん?ほんま意味がわからんけー(笑)」
息子が笑う記憶に残しているのは


今や私も恥ずかし過ぎて
笑うしかないものが多い


中でも
「ゆたかと、ゆたこのヨイヨイよい」
「ワキペロ体操」



かなりヤバい



どんなのかって
いいますと


恥を忍んで
言っちゃいます


(次回で)









このままでは、終わらせない

2025-05-20 19:20:00 | 日記
まいったことに

向かい側の奥さまに
3合のお米を差し上げてから
頻繁に電話がかかってくる


それも朝早くからです


私は母に何かあったのかと心配になるので
朝早い電話や、夜中の電話はドキドキする


恐る恐る出ると
毎回この奥様で


内容は
「Dちゃんのママ、ごめーん、ご飯もらえるー?寝坊しちゃったあー」

こんな風なことで


やれ寝坊した
スイッチ入れ忘れた
とか
色々理由を作っては
ご飯をもらいにやってくる


断られそうだと察すれば


「Dちゃんのママー、ごはんありますかー?」


子供達に電話をかけさせ
当たり前のように
弁当箱を持ってくる


弁当箱を

子供達がです
  



マズいマズい
一日の始まりから
これにはまいった



ご飯をあげたくないわけではない



でも
よいことでもない



私も一応子供の親
我が子を利用して
ご飯をもらったりはしないし


相手の都合も構わず
お米をもらったりするようなところを
子供には見せるなど
言語道断だ





時間がある時にでも
ご飯を炊いて冷凍しておくこと
炊き忘れても後から届ければいい



お互いの子供達にとって
どちらかが言いなりになるような
変な関係になるのもよろしくない


奥様には
そう話して


きっぱり
丁寧に
断った



父の気持ちが
あらためて理解できた



それに
せっかく父が
私達にくれたお米だ



お米がないわけでもない
炊き忘れた奥様に
炊いて差し上げるための
お米ではない



お米が
そのうち違うものになっても


それこそ大変だ



油断しないでおこう
今後も気をつけよう
たとえ良い人であってもです


考えかたは
誰もが同じではないのだ



私もちゃんと買おう
自分達が食べるお米なんだから


当たり前だけど
そういうことです


我が振りなおす
襟を正す
気持ちになったのは
間違いありません


私と父の米騒動には
こんな続きがあったのでした











































このままでは、終わらせない

2025-05-19 15:40:00 | 日記
すところが



小さな古いアパートの2階まで
お米10キロ3袋を持って上がろうと
アパート前の道に車を横付けして
お米をせっせと運ぶ私を




道の向かい側から
じーっとこっちを見ている人物がいました




「Dちゃんママ、おっはよー」


声をかけてきたのは
ゴミ出しをする向かい側の奥さんだ






この奥さんも息子さん2人(1人は同じ年)を
同じ保育園へ通わせていて


時々声をかけてくれるも
私はあまり付き合いを好まず
挨拶を交わす程度


息子同士は仲良く遊んでいるようでも
極力、親同士の行き来は勿論
プライベートな会話も控えめにしておいた


この奥さんが
向かい側から
駆け寄ってきたのです




お米はどうしたのか
何で沢山あるのかと
色々質問攻めをしてくるも
テキトーに話を交わすと
つまらなそうに向かい側の自宅へ
戻って行ったので


安心して
車を一旦駐車場へ移し
歩いてアパートに向かっていると


また声をかけてきた



「Dちゃんママー、ごめんけどーお米わけてくれんーー?買い忘れてたんだわーウチー」



え?
はい?
なんて?
今までそんなこと
一度も言ってきたこと


ないでしょうに



ニコニコ笑いながら
袋まで持ってくる姿に仰天した私は


「え?あの、お義母さんにもらえんの?」


こう聞くのは当たり前です


大きな新築の家は2世帯住宅で
義理のお母さんもおられるわけで

わざわざ向かい側の小さな古いアパートで
細々暮らす私達からお米をもらわなくても
いいだろうと思うからでした



休みにはお庭でバーベキューをするからと
何度か誘われたこともあった時
息子は行きたがったが
生活スタイルが違いすぎて
無理な付き合いができても困ると
毎回断らせていただいた



私側の訳を知ってか知らずか
「Dちゃん、おばちゃんちのお肉、高級だよー」
そんな風に息子を誘惑してくるくらいの
お金持ちさんなら
お米くらいあるでしょうに



ここの奥様

あまりうまくいってないお義母さんからは
もらいたくないのだそうだ



仕方ない



「....2合くらいでいい?」


保育園に通わす息子さん達の分くらいで
いいかと聞いたら


「わるいけど、朝ご飯分もいるから3合いい?そうだついでに電話番号教えてよ、Dちゃんと、ウチの子たちも時々遊ぶし」


思ったより上で
3合ご希望だ



何か迷惑でもかけたらマズいしな
保育園も一緒だし必要なことがあるかも、
電話番号書いた紙と
米3合を入れた袋を渡した



そして
早速我が家もお米を炊いて
息子のお弁当と、私のお弁当に
目一杯パンパンにご飯を詰めました


それに
久しぶりに
炊き立てホカホカのご飯と
味噌汁と
父が釣って作ってくれた
鯵の干物をご馳走に
ゆっくり朝ごはんを食べました


美味しくて
いちいち仰け反り
息子とはしゃぎながら
食べたあの朝ごはんの風景は
忘れられません