スロバキア、タトラ山脈の麓より

スロバキア人の夫と2人の娘と私の生活
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クリスマス、まさかの引きこもり

2020-12-27 | スロバキア2020
今年も残すところわずかになりましたね。
我が家は無念なことについに家族にコロナ感染者が出てしまい、濃厚接触のあった私たち一家は大晦日まで自宅隔離中です。

スロバキアのコロナ感染状況は今かなり酷いです。成功したかに見えた全国一斉抗原検査も、国民の反対に屈した感じでクリスマス前は行われず、ならばロックダウンになるのではと思っても、打ち出されたロックダウンはクリスマスのショッピングをみなができるよう待ってから緩めの規制で開始、低学年は学校も休校にならず(よって義母と我が家の娘二人は通常通り登校)、私の仕事もカレンダー通りの出勤となりました。

そんなわけで今年はとにかく子供のみならず、大人の私たちもクリスマス休暇を指折り数え、家族で安全な家に引きこもることを心待ちにしていたのですが、直前に家族が感染、食料品を買い込み少し早めに自宅隔離になってしまいました。幸いサクルカの鼻水を除いて全員が無症状、元気に引きこもっています。それも冬で良かった、冷蔵庫に入りきらなかった野菜や卵などはガレージに置けますから。

義父母と義弟と一緒にクリスマスを過ごす予定でしたが、仕方がないので今年はみんなでビデオチャットでクリスマスを迎えました。クリスマスに家族が揃えなかったのは初めてのことです。いつもは義母が料理を作ってくれるのを傍で手伝うだけだったのが、今年はやむを得ず義弟も私たちもそれぞれクリスマスイブの料理を用意しました。それを見て義母が「必要に迫られ、これでみんな作れるようになったわね」。まさにその通り、こんな形で覚えたくはありませんでしたが、やっとクリスマスイブの料理を全て自分たちだけで作れるようになりました。


カプスト二ツァ ザワークラウトとソーセージのスープ
マルツェルが作ってくれ、私は少し手伝うのみ。


サーモンのフライとポテトサラダ

肉を口にしてはいけないクリスマスイブ、本当は鯉のフライを食べますが、急なことで鯉もなく、サーモンのフライになりました。最近では鯉をバスタブで泳がす家も減り、サーモンなど別の魚で済ませる家庭も多いようですが。

ポテトサラダにはピクルスが入っています。
サワークリーム、グリーンピース等、義母は入れますが家にはなかったので省略、それでも義母のポテトサラダに近い味に仕上がりました。


ところでこの道具、何だかわかりますか。
てっきり私も持っていると思いこみ、台所中大探ししたのに見つかりませんでした。

正解はポテトサラダのジャガイモを小さく刻む道具です。


ジャガイモを丸ごと茹でた後に、この網を使って小さくします。
私はなかったので仕方なく別のもので代用しました。何を使ったかって・・・ゆで卵をスライスするあれです。

クリスマス本番のガチョウ料理は隔離が終わってから年明けに家族みんな揃っていただく予定です。

皆さんもどうぞ身体に気を付けて。


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