夏の雨と雨宿り

シトシトと降るよりも、多くは晴れた日に突然ザーッ、ゴロゴロ、ドーンと来るのが夏の雨です。昨日は幼稚園のお迎え時間にちょうどこの雷雨の予報が出ていました。万が一、雨が降ったときは義父に迎えに行ってもらうよう話していたのですが雲ひとつない青空、いつも通り私が行きますと義父に電話し駅へ向かいました。村の駅に着くと私たちの村上空には青空が広がっているのですが、ネルカの幼稚園あたりには黒い雲が出始めました。でもさっと急いで行って帰ればなんとか間に合うかなと下車した駅から大急ぎで幼稚園へ向かいましたが、ちょうど幼稚園へ到着したところで大雨が降り始めました。

まぁ、着いてしまったのだからと教室からネルカを呼び、着替えさせ、ネルカのクラスメートの男の子とそのおばあさんと「傘はあるけどこんな雨じゃずぶ濡れになっちゃうものね」とロッカールームで雨が止むのを待つことにしました。夏の雨は通り雨でたいてい少し待てばまたカラッと晴れます。けれども昨日はしばらく止む気配もなし。教室から先生が様子を見に来、子供たちに「もう一回教室に戻って遊んだら？」そして私たちにも「良かったら一緒にどうぞ」と声をかけてくださったので教室の中で雨が止むのを待たせてもらうことにしました。

ネルカは自慢気に小さな妹の手を引き教室に入り、サクルカははじめはたくさんの子供たちにわっと囲まれちょっと戸惑っていましたが、みんなにおもちゃを差し出されたり、声をかけられたりするとトコトコと後をついて奥へ入り遊び始めました。

結局小一時間遊んだところで雨も止み、「さぁ、帰ろう」と言っても案の定二人とも帰りたがりません。また明日ね、とお友達や先生に諭され、やっと教室を後にし、いつもの電車に乗って帰りました。

雨に遭ったのがちょうど幼稚園で、そして教室で遊びながら待つことができて運が良かったです。