スロバキア、タトラ山脈の麓より

スロバキア人の夫と2人の娘と私の生活
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旧友との再会

2013-10-27 | ひとりごと
今日は久しぶりに友人ルツィアと会った。(私ぐらいの年代で流行した名前のようで私にはルツィアという名の友人、知り合いが沢山いる)あえて知り合った順に番号を振るなら、彼女はルツィア1だ。
彼女こそが私とスロバキアの初めての接点、そしてそもそも私をここスロバキアに導いた人だ。

高校でアメリカ留学中に出会い、それからずっと親交が続き、スロバキアの彼女を初めて訪ねたのは1999年、その10年後の2009年にはなんと私はここで働いていた。そしてマルツェルに出会い、住みついてしまった。
お互い高校生のあの頃、まさかいつの日かスロバキアで二人とも子供を連れ、子供向けの演劇「赤ずきんちゃん」を見に行く日が来るなんて思いもしなかった。人生って、出会いって面白い。

グラーツに越してから少し疎遠になってしまったが、最近気になって「戻ってきたよ。どうしてる?」とメールしてみた。すぐに返事が来て会うことに。連絡して良かった。会って良かった。
会わなかった2年の間、色々とあったようだ。私がスロバキアにいる間に彼女は離婚した。その彼が9カ月後には戻ってきて、今に至るまで一緒に生活しているけれどもやっぱり上手く行かず、今度は彼女が出て行くのだそうだ。とりあえず今住むケジュマロクからオフィスのあるポプラドに移るだけだそうだが、いずれは首都ブラチスラバへ行くつもりらしい。相変わらずパワフルで、そして笑いの絶えない彼女だけれど、でも人って100パーセント幸せじゃないと、やっぱりなんとなく元気がなく見えるものだ。彼女もまさにそんな感じ。そんな彼女を見るのも残念だし、ずっとここに居るものと思っていた友人が離れることを考えていると知ったのも残念だった。

それでもすぐに離れるわけでもないだろうし、これからは今までよりももっと会うようにしなくてはと気付かされる良い再会だった。


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