気ままに一筆

心に引っかかった居心地が悪い出来事や、心の隅で湧き上がってくる日本の風習への思いを感じるままにつぶやいています。

ウクライナ

2022-04-20 13:28:59 | 日記

 私は、死に対する恐怖を持ているのは人間だけだと思う。人間以外の動物は、「死」と言う観念を持たず「生きる」ことだけに毎日を繋げて行く。私はこうやって生きていると言う主張をするでもなく、目の前の「生」に対して精一杯生きている。ただ生きられる場所を探して生きようとする。そして子供を守る。次に種をつなぐために。これは、地球という自然界の不変の原理だ。

 人間も地球に生きている限りこの原理を守らなければならない。ただ、人間社会は、この原理を自己の利用したいようにアレンジしようとする。今回のウクライナで起きていることがこれになると思う。

マリポリのアンゾフスター製鉄所をロシア軍が取り囲み、投降する様に迫っているというニュース。製鉄所の地下施設には子供を含む1000人もの一般住民が避難しているとマリポリの市長は,SNSで訴えている。現に地下施設内の様子と言われるスマホで写した映像や、潜入したジャーナリストが避難している市民のインタビユーが流れる。現代の映像技術なら、どこかのスタジオで地下施設と称するつくられたフイルムを流失することなど難しい事ではない。一部の指導者の判断で、すべてが本当で、すべてがフェイクにもなる。ただ、砲弾が落ちその破片でケガを負い。亡くなっている人が居ることは確かである。

 ロシア軍は、投降しなければ製鉄所を制圧すると声明を出した。ニュース解説者は両軍の戦力の分析をゲームのプログラムを作る様に予測している。何故こんなことが始まったのか、「死」を恐れることができる人間が、「死」を弄んでいる。

雄ライオンが自分の勢力を拡げようとハーレムの雄ライオンに戦いを挑み、ハーレムの雄ライオンが敗れた時には、その敗れた雄ライオンの血を引く子ライオンをすべて殺してしまう様に子供達をその犠牲にするのか。

子供達には「生きる」ことのすばらしさを感じて欲しい。

思い切り自由に走り、笑い、誰とでも肩を組める未来を奪わないで欲しい。

「死」を恐れることのできる人間なら、「死」を弄ばないで欲しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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