気ままに一筆

心に引っかかった居心地が悪い出来事や、心の隅で湧き上がってくる日本の風習への思いを感じるままにつぶやいています。

気ままに一筆

2022-04-25 14:20:56 | 日記

 ウクライナの大統領が、戦力の劣勢を訴え、武器の提供を求める会見のテープを流している。アメリカがそれに応じ、ウクライナの兵士が使える武器を支援すると具体的な名前を挙げ示す。スイッチブレードと呼ばれる自爆型のドローン、遠隔操作で飛び目的物に向かい爆発する。高層ビルの中であれ、平原に並ぶ戦車であれ、目標を定めれは飛んで行く。TVゲームの様。自爆した後の瓦礫の山を映像を映す。TVゲームならこれでゲームオーバー。そんなデモテープがマスコミに流れる。そのテープを見ながら軍事専門家が、両国の戦力を比較し戦況を分析する。戦闘が終わった街でカメラマンは、瓦礫を映し、爆弾の後を映す。そして、そのフイルムにはぼやけた固まりが点々と出てくる。それは何?疑問に思う暇もなくそれが人だと分かる。爆発音や爆風に怯え、怪我をすれば痛いと感じ、死を恐れる人間だと分かる。何故ぼかす。何故隠す。放送コードに引っかかるから?何の配慮?人の生きる権利を奪ったことを忘れたいから?もう一度、生きるということの原点に立ち戻れないか?人間も自然界に生きる動物なのだから。争いが楽しいはずがない。

 

 

 


ウクライナに必要なモノ

2022-04-23 12:14:32 | 日記

 ウクライナ南東部マリウポリについて、市内を完全掌握したとロシア国防相が、プーチン大統領に報告をしている様子の映像がロシアから流されている。プーチン大統領は、軍事作戦は成功したと宣言した。ウクライナの大統領は「マリウポリの大部分はロシアの管理下にあるが、一部は我が部隊のもの」と完全掌握を否定している。アゾフスタリ製鉄所には、まだ、約1000人の市民と負傷兵約500人が地下シェルターに残っているとSNS の情報が流れる。プーチン大統領は、製鉄所への突入は現実的でないと中止を命じた。ただし、「ハエも飛ばさぬように」と封鎖の継続を命じている。勿論、シェルターから出てくることを求める広報は出す。けど、シェルターの中で肉体的にも精神的にも人々が飢えて崩壊するのを待つと言う事でもある。

 私は一番残酷な殺人方法は、作為的に「餓死」させることだと思う。ロシアの領土に生活する1億4千万人を超える人々の生活を補償し、未来に希望を見せなければならない大統領が、「餓死」の選択肢を手にした。この戦争は、同胞の親ロシア派の受けている迫害を排除すると言う理由から始まったと聞いている。どんな「迫害」だったのだろう?具体的な事は分からない。日本から遠く離れた北極に近いヨーロッパの一か所で、戦車が走り、ミサイルが飛んだ。綺麗に整備されていた街並みは、灰色の瓦礫に代わり、住民の姿は無く、焼け焦げた車とみることができるフレームが、道に転がっている。兵士が注意深く地雷を探しながら歩く。その脇を犬がうろついている。軍隊と行動をしているカメラマンが、瓦礫を、シェルターに隠れる人々を写す。廃墟、何のための?一人の権力者の意向で、シェルターは「ハエも飛ばせぬように」と瓦礫の中に埋没させられるのか。なぜ戦うのか。戦う必要があるのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ウクライナ

2022-04-20 13:28:59 | 日記

 私は、死に対する恐怖を持ているのは人間だけだと思う。人間以外の動物は、「死」と言う観念を持たず「生きる」ことだけに毎日を繋げて行く。私はこうやって生きていると言う主張をするでもなく、目の前の「生」に対して精一杯生きている。ただ生きられる場所を探して生きようとする。そして子供を守る。次に種をつなぐために。これは、地球という自然界の不変の原理だ。

 人間も地球に生きている限りこの原理を守らなければならない。ただ、人間社会は、この原理を自己の利用したいようにアレンジしようとする。今回のウクライナで起きていることがこれになると思う。

マリポリのアンゾフスター製鉄所をロシア軍が取り囲み、投降する様に迫っているというニュース。製鉄所の地下施設には子供を含む1000人もの一般住民が避難しているとマリポリの市長は,SNSで訴えている。現に地下施設内の様子と言われるスマホで写した映像や、潜入したジャーナリストが避難している市民のインタビユーが流れる。現代の映像技術なら、どこかのスタジオで地下施設と称するつくられたフイルムを流失することなど難しい事ではない。一部の指導者の判断で、すべてが本当で、すべてがフェイクにもなる。ただ、砲弾が落ちその破片でケガを負い。亡くなっている人が居ることは確かである。

 ロシア軍は、投降しなければ製鉄所を制圧すると声明を出した。ニュース解説者は両軍の戦力の分析をゲームのプログラムを作る様に予測している。何故こんなことが始まったのか、「死」を恐れることができる人間が、「死」を弄んでいる。

雄ライオンが自分の勢力を拡げようとハーレムの雄ライオンに戦いを挑み、ハーレムの雄ライオンが敗れた時には、その敗れた雄ライオンの血を引く子ライオンをすべて殺してしまう様に子供達をその犠牲にするのか。

子供達には「生きる」ことのすばらしさを感じて欲しい。

思い切り自由に走り、笑い、誰とでも肩を組める未来を奪わないで欲しい。

「死」を恐れることのできる人間なら、「死」を弄ばないで欲しい。