気ままに一筆

心に引っかかった居心地が悪い出来事や、心の隅で湧き上がってくる日本の風習への思いを感じるままにつぶやいています。

ACP:わたしとフレイル

2023-12-10 21:24:46 | 日記


奥歯が抜けた。堅い煎餅をバリバリかみ砕いた結果の出来事である。
歯が1本抜けただけだから、何の影響もないと思っていた。
現に体に不調は感じなかった。
ある日、横断歩道の真ん中ぐらいまで渡った時、信号が点滅、急ごうと足に力を入れた。
その途端、大腿四頭筋に痛みが走った。ガクッと足がなえて走れない。
ギョ。どうした。筋力が退化している。
歯がぬけると、体がガタガタになると聞いていたが、、、、、
こんなにイキなり。
フレイル、、、、? ショック。

ACP:
 まだ最期の時の事など考えない。
 まだ、やりたいことがある。行きたい場所がある。
 ジャァどうする。体力の強化
 早足で歩く。ストレッチ。慌てて検索する。
 フレイル。まだまだあなたと一緒になりたくない。






ACP: 明治生まれ

2023-12-09 17:32:12 | 日記


平成4年3月、明治生まれの祖母が他界した。あれから30年を越える。
「明治生まれの女は、今の人とは違うんだから」が口癖だった。
明治時代、士族の家に生まれ、女学校へ通い、銀行に勤めた経験が祖母のプライドだったのだろう。

日本が、高齢社会に進み始めた昭和50年代。
高齢者の福祉対策に区役所が敬老の日のお祝い会を開催した。
招待された祖母は、「お婆さん」と自分の事を呼んだ職員に
「私は、あなたのお婆さんではありません。〇〇さんと呼びなさい。」と答えて、
その場の雰囲気を台無しにした。

現在、〇〇さんと呼ぶのが常識である。

平成4年3月その日まで、祖母は一人暮らしをしていた。
食事の用意をして、好きな野球チームの新聞記事を読む。
炬燵に入りテレビを見ながら転寝をしていると思えた。
何時呼吸を止めたのか、、、わからない。
その時を静かに、これが私と眠っている様だった。
人は必ず死を迎える。
祖母は、望んだとおりの最期を迎えたのだろうか。

もし、
今、生きていたら、、、、。
ACPの話をしたら、、、。
意思決定支援の説明をしたら、、。
祖母は、どんな思いを話してくれただろうか。
話しておきたかった事。やりたかった事。
今でも、聞きたいと思う。









坂下門から乾門へ

2023-12-01 11:01:49 | 日記
坂下門から乾門へ

11月30日、風はなく朝冷え込んだ空気がまだ残っていて、気持ちが良い。松の木々の中に一本。背の低いカエデが赤い。太陽の陽があたる透き通った赤。やっぱりまだ秋だ。乾門の黒と街路樹のイチョウの黄色、空の青。今年は黄色が清々しい。1時間半の散歩。