二輪旅道中記

リーダー竜生とサブリーダー千絵のバイク旅紀行 *** since  2004***

【夏休み九州・四国ツーリング 6、7日目】四万十~新居浜~大阪

2008-08-05 | 道中帳ーSherpaの巻
 
8月6日(水) 晴れ一部小雨
 
本日の走行:293キロ
 



朝もやっぱり暑い。そそくさと準備をして出発。

昨夜の検討の結果、今日の夜の便のフェリーに乗って帰ろうという事になった。
せっかくの四国だけど、うどん圏も暑いだろうしね。

しかし、山の中は走り出すと涼しい。ずっと走っていたい。
この辺は道が広くて 信号もなく 快適道路がたくさん。
な~の~に、なのに。朝から通った 四万十大正から檮原(ゆすはら)へ北上する国道439号は…
これって酷道じゃね?
延々続くクネクネ&グネグネ。
『檮原まで50km』『檮原まで48km』『檮原まで46km』………
この2キロごとのカウントダウンの長い事、長い事。
あぁ、神様!さっき「ずっと走っていたいって」言ったのは嘘です…。
もう、曲がるのは身体任せで、脳みそはわけが分からない物質で飽和。
半催眠状態での約45キロのクネクネは疲れた~。
喉が乾いてもお店はおろか 自販機もないし、全くオススメできない道。
一旦、西へ戻って国道320号で北上した方が絶対に早かったよ。
『急がば回れ』ってことは琵琶湖だけのものならず。。。


朝からクネクネ修行を終え、目指す【四万十川源流】約1キロのダート走行(ガレ気味)があるので、オンロードバイクじゃ 絶対無理。
そう、どんな道もものともしない シェルパだから行くのだ!行けるのだ!
あたふた走行してる車を横目に ガタガタをクリアして駐車できる場所へ。

ここから『徒歩25分』の表示が。
シューズの紐を締めて、さー行くよ~。
地元の人たちが整備されているのか?手書きの標識をたどって、歩くに問題はないが あまり足場が良くない道を登って行くと、源流地点に到着。(15分ぐらいで着いた)

冷やっこい水がサワサワと流れ落ちてる。
「こんな沢水が あんな大きな川になるんだなぁ。」
お山のめぐみをペットボトルに詰めていただく。


涼しいお山を降り再びお山に登る。
そう、涙の【四国カルスト】だ。
去年のGWに来た時は 霧でまっ白。
自分の走っている道路さえも見えない状態だったので、今回はリベンジなのだ。
よく考えてみると このリベンジって言葉、使い方間違ってるよね。
復讐って何にだ?あたし達をヒーヒー言わしめた『カルストの霧』に か?
そんなことはどうでもよくってよ。

以前はホワイトアウトだった天狗山に着くと「おお~ 見えるぞ!」そのあとの石灰岩の小岩群や風力発電の風車もハッキリクッキリ。ちょっと小雨がぱらついてきたが、なんてことないさ。
「こんな景色やったんやな~。うるうる。。。」「うん、牛も見れたで。よかったなぁ。」
感動ひとしおですよ。

【姫鶴平】では昼食の後、歩道に陣取って 先ほどの『四万十川源流』のお水でコーヒーをつくって飲んだ。
インスタントだけど、お山の木々の命を感じるお味でしたよ。



この後も 視界クリアなカルストを感動しつつ しばし走る。
「こんなにスピード出せるんやな。あの時は時速10キロも出されへんかったよな。」
リベンジを果たして、もう思い残す事もないね。

カルストを下って行くと、昨年GWよりきれいに整備された 道路に驚いた。

気持ち良すぎて、大幅に道を間違えたりもした。

リーダーがトラックにぶつかられそうになった。(お爺 ヤバいよ)

国道439号(439=よさく)ではサブちゃんになりきり『与作』を熱唱。

国道194号の【寒風山トンネル】は長い。全長:5,432メートル で無料の自動車トンネルとしては 最長らしい。よく造ったね。ご苦労様!
これがなかったら 大変な道だったよ。

そんなこんなで 愛媛と高知をウロチョロしつつ(国道走ってたら勝手にそうなるんだけどね)西条市から新居浜のフェリー乗り場へ。


そして、ゲリラ雨に遭っているという地元の心配をしつつ 20時40分発 のフェリーに乗り込み帰路に着いた。(この旅 4度目のフェリー)




8月7日(木) 晴れ

本日の走行:293キロ



フェリーは大阪南港に6時10分 定刻通りに着いた。

朝っぱらから セミが「ヴィィン ヴィィィィン」うるさいぞ、大阪。
どっぷりツーリング帰りのあたし達とは対照的に、世間は普通の平日。

通勤時間の中環は 危険運転なバイクが怖すぎる。
ツーリングで命の洗濯をして 寿命が増えた気がしたのに、大阪に帰ってきたとたん 寿命が縮まるよ。
だから、帰ってきてすぐに また旅立ちたくなるんだなぁ。
「リィダァ~、次どこ行く?」

総走行距離:1,313キロ 
フェリーをたくさん使った旅だった。きままな旅って楽しいね♪


 

コメント
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