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常識を変えよう! Change commonsense

常識が変われば 世界はもっと広がる

デザインの意味と重要性

2013年01月15日 | 日記

設計図がない建物ってたてられるでしょうか? ちょっと難しい気がしますよね。同じように 設計図がない企業や人生はどうでしょう? 臨機応変といえば聞こえはよいですが、これもちょっと・・という感じですね。もちろん 建築以外にも保険業界などで人生設計(ライフプラン)はたいへん重要視されてますが、このライフプランが会社や企業になると、事業計画(ビジネスプラン)へと名称が変わるわけです。

しかし 本当に設計って最も大切なんでしょうか? むしろ 設計する前のほうが肝心では?なんて思ったりもしますが・・そういった設計の前にくるのがデザインなんです。

たとえば、お家を新築される場合【建築プランを規定の設計重視で決めてしまう】とワンパターンになりがちでしょう。これは人生設計や事業計画においても同様のことが言える気がしませんか。なぜなら “最初に設計ありき! では何事もありきたりにならざるを得ない” からです。よって従来のパターンを打破するには、必ず斬新なデザインが必要になってきます。

具体的に申し上げれば、デザインが斬新だったら できあがった住宅も斬新になります。その反対に設計そのものが斬新だったら、かならず構造上の問題が出てしまうのは請け合い。だから、デザイン先行で これを設計に反映できるかどうか? が肝心で、設計を決めて置いて これを後からいじると制限が生まれたり、その構造物自体に欠陥が出てしまう。このように、建築においては無理な設計変更が役には立たないとわかっていても、それがこと人生設計においては、まさに上記と同じような考え方に陥りがちかもしれません。

では 設計とデザインって どこが異なるのか? それは部分と全体の違い。もちろんトータルデザインなんて殊更に言わなくても、デザインがトータルなのは当たり前のこと。だからデザインは全体のバランスを基準に成されます。またバランスとは違和感の有無で判断されるものでもあるでしょう。しかし、設計はどうか? あちこち つじつまをあわせて修正されるものですから、きっと それでは違和感だらけになるのも仕方ないのではありませんか?

にもかかわらず、誰もが人生のつじつまをあわせがち。簡素に申し上げれば、違和感とは矛盾。つまり、あちこちいじって、無理やりつじつまあわせをしていても、矛盾のみが新しく生じるだけであって、いつまでたってもスッキリしないように・・人生もビジネスも設計変更では何も変わらないどころか、いじればいじるほど違和感の塊になるのも当然に思われます。

だったら、頭の中だけでもリセットして、まさしく一度ゼロベースで再構築し直したほうが合理的では? それが ライフデザインへの最初の一歩。つぎはぎだらけの人生をスッキリさせるには、ほころびがきたものをリフォームするのはあきらめて、新しくデザインされた 時代にマッチした装いへ着替えることこそが肝要になるわけです。