芦別ノスタルジア

夫が生まれ育った町　芦別　１８になってここを出て
埼玉に行き　17年前にまた北海道の人に戻ったけれど
この場所から家族が墓ごと引っ越して以来なんだか縁遠い場所になってしまっていた



結婚する前に一緒に訪ねて来た時以降は２回ほど通りすぎただけ・・・
炭鉱の町として栄えた頃に生まれ育った夫にとってここはまさに青春の町なのに
これまで何度もドライブがてら行こうと誘ってもなんだかんだと行かずに過ごしてきた



昨年母が亡くなり　今年になって叔父も他界
昨年の震災などでもきっとあれこれ考えたのかもしれない

夫が幼い頃に通ったという道をあちこち辿ると　
かつてはにぎわったはずの駅も今は無人駅となっていて
その広い駅舎とがらんとした構内はなんとも哀愁に満ちていた・・・
もちろんそこでも　今　を生きる人達がいて
その人たちにとっては変わらない日々なのかもしれないのだけれど

『ふるさとは遠きにありて思うもの』
若き日の夫が何を思ってこの町を後にしたかは理解しきれることではなさそうで…
その横顔は私の知らない彼の人生を物語っているようにも思えた



で、なぜ今日行くことになったかというと　なんともタイムリーに　
大好きな『ジュンコ＆チープ北海道歌旅座』の芦別公演が開かれると聞いて
私も俄然行く気になったというわけで^^

クールで気まぐれな夫の気が変わらないようにと祈りつつ
おとなし～く過ごした1週間＾＾
そして無事に晴れ晴れドライブ日和のこの日を迎えることができたのでした

昭和ノスタルジア公演は何度聴いても感激のライブです
懐かしくて嬉しくて楽しくて…そして切なくて
今回はお休み予定だったチープさんの予期せぬ登場に
涙がでそうなくらい感動・・・

今日もよい1日になりました

あまりの雪と凍える寒さの日々に
かたくなっていた心と体もいっきに融けだしましたよ^^