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2年振りに「菅野博文チェロリサイタル」を聴きに流山市(千葉県)のスターツおおたかの森ホールに行ってきました。コロナ禍で演奏会にはご無沙汰でした。私にとってはこのリサイタルが今年の最初で最後の演奏会になるかも知れません。
プログラムは菅野氏のリサイタルと、主催者の「ゴルターマンの会」メンバーによる公開クリニックの二本立て。チェロ弾きにとっては楽しく聴けて役に立つ構成になっているのはいつものとおりです。
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左は、スターツおおたかの森ホール1階アプローチ、右は、開演前のホール内観。久しぶりに見るステージに感激すら覚えました。 Nikon/COOLPIX P330
いつも菅野氏の演奏を聴いて驚かされるのは、しなやかなボウイングと柔らかく豊かな音色です。今日は席の関係か、いつもより音がまじかに、まるで目の前にで弾いているように聞こえました。ステージを見れば菅野氏はいとも軽々と弾いているのですが、少しもも力が入っていないように見えます。しかも、やすやすと大きく(聞こえる)音を出しているのです。
きっと自分は力の入れ過ぎなのだろうなあ、狭いスペースで練習しているので狭量な音になっているのだろうなあ、とその他もろもろ反省することしきりでした。
いったい、いつになったら少しはましな音が出せるのだろうかと思います。まあ、努力するしかないのでしょう。「努力する限り人は迷う by ゲーテ」を思い出しますが、残り時間がないんだよなあ(笑)。∎
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プ ロ グ ラ ム
第1部 菅野博文チェロリサイタル
バッハ…………アダージョ(BVW.974から)
シューマン……アダージョとアレグロ Op. 70(「幻想小品集」を変更)
フォーレ………エレジー Op. 24
シューベルト…アルペジオーネソナタ D.821
ドビュッシー…チェロソナタ、ニ短調
*アンコール…サン=サーンス「白鳥」
チェロ 菅野博文、ピアノ伴奏 太刀川紀子
第2部 菅野先生による公開クリニック
ヘンデル…………2本のチェロのためのソナタ、Op. 2-8
ヴィヴァルディ…チェロ協奏曲 RV. 418
菅野博文氏及びゴルターマンの会メンバー
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