CELLOLOGUE

チェロローグへようこそ! 万年初心者のひとり語り、音楽や身の回りのよしなしごとを気ままに綴っています。

パノハ弦楽四重奏団を聴く

2015年11月30日 | 演奏会へ
 この秋は、リベラ・クラシカに続いて明治学院でオルガンを聴いた。今夜は初めて訪れる日経ホールで弦楽四重奏である。プログラムは「アメリカ」などポピュラーな曲目だが、実際にはありそうでありえない、お得な(笑)組み合わせなのかも知れない。
 パノハ弦楽四重奏団(Panocha Quartet)は、1971年の結成以来、45年間、メンバーの変更なしに活動を続けてきたチェコのクァルテット。高名は聞いていたが、今回初めて演奏に接する。期待を胸に久しぶりに大手町駅の改札を出た。

 日経ホールは610席と、クワルテットには少しばかり広いホールで、どうしてもこじんまりとした浜離宮朝日ホールと比べてしまう。しかも今回は最後列に近い席で聴いたので心配したのだが、実に柔らかいトーンが席まで届いてくる。柔らかいだけでなく優美、繊細で芯もある音である。そして、しっかりと押さえるべきところはきちんと弾く。まさに熟達の域、これをクワルテットと言わずして何と言おうか。

 休憩時間には、スポンサーのファンケルさんから清涼飲料水までいただき、何か得した気分(笑)。
 今年はこれでコンサート・ゴーイングの予定は終了。最後によい音楽を聴いた思いでホールを後にすることができた。

パノハ弦楽四重奏団結成45周年記念公演~音楽で綴る45年の軌跡~
2015年11月30日(月)18:30~20:30 日経ホール
プログラム
モーツァルト 弦楽四重奏曲第17番変ロ長調、K.458「狩」
ドヴォルザーク 弦楽四重奏曲第番ヘ長調、作品96「アメリカ」
(休憩)
スメタナ 弦楽四重奏曲第1番ホ短調「わが生涯より」
(アンコール)
1 モーツァルト:弦楽四重奏曲第1番から、第3楽章(メヌエット)
2 ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲版「糸杉」から、第3番



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