Casa de Celia

iHasta la victoria siempre!

ニヒリズムは敵だー

2007-03-22 | Monologo(独り言)

 3月18日の記事だから、若干古ネタになるが、天木直人氏のブログ「日本の動きを伝えたい」の閑話休題を読んで、ちょっと気になったことがある。
 長いので、全文は引用はしない。
 気になった下記の部分だけ引用する。

 私は既存の政治や、政治システムを全否定して、彼らが独占している国家権力を我々の手に取り戻す事のできるまったく新しい政治システムを作らなければならない時が来ていると本気で思っている。

  この前段に「既存の政治や政治システム全否定」のサンプルとして、野党一つひとつに脱力するようなコメントを寄せておられる。

曰く・・・
【共産党】の吉田の、「石原政策を変えるには自分しかいない、だから自分こそが選挙で選ばれるべきだ」という傲慢さだけが印象に残る。
【社民党】は自民党政権と連立を組んで事実上解体した政党だ。民主党に行けなかった社会党左派が残って作った党であるから再生は不可能だ。
【民主党】は政権交代ができる政党ではない。
・・・云々。

 その帰結として「このような政治状況では無党派が増えるはずだ」とし、「今の私のように、入れたくても、入れたい政党がないではないかという、政治に愛想をつかした人も多いと思う」と、自己弁護も含めて述べている。
 こうした文章を読むと、政治に愛想をつかすということが、妙にカッコ良く見えてくる。天木氏のような立派な方に理解してもらえるなら、尚更である。
 誰が好きこのんで、自分の時間を削り、生活費の一部を政治活動に充てたりしたいものか。呆れた、愛想がつきたと言って高見の見物をする方がどんなに楽だろう。
 しかし、愛想をつかしていない“奇特な人たち"も、数は少ないが、いる。
 街を歩いていて、どっかの政党が街頭宣伝をしている場面を見かけると、頭が下がる。皮肉ではなく、本当に、ご苦労さまなことだと思う。
 「愛想がつきた」などと安易に音を上げない彼らよりも「愛想をつかした」無党派の人々が、何ごとかが出来るとは到底思えない。まして「新たな政治システム構築」など、果たして出来るものだろうか。

 ナチスが、人々の脱力感や閉塞感につけ込み、巧みに利用して勢力を広げていったことを思えば、そう軽々に「愛想がつきた」などと、特に天木氏のような立派な知識人には言ってほしくないと思う。

 ちなみに、単に私の構想(妄想)だが、氏の指摘通り、「事実上解体した」社民党を乗っ取って、永田町一等地にある党本部ビルを根城に新しい政治勢力を形成するのが一番の近道だと思っている。
 それも出来ない無党派なら何百人にいたっておんなじ。
 何一つ変えられるわけがないと思うノダ
 


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2 コメント

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うぇるかむ (Celia)
2007-03-23 10:35:29
冒険王さま
 毎度(^^)/
 共産党、基本的には好きなんですけど、都知事選の対応なんか見てると、チョッと謎です。
 まぁ、政党は候補者立ててナンボの世界ですが、多少の柔軟性はほしいかな、と。
 巷でもそう思ってる有権者は多いと思うのですが、その辺、内部に議論があるのかないのか、よくわかりません。
 一般人の目線に立った議論ができれば共産党はもっと魅力的な党になると思うんですけど、どうでしょう?
 
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なぜ? (冒険王)
2007-03-23 01:43:55
どうして社民党なのか説明してくださいまし。
日本共産党では何がいけないのですか?
革新自由連合なんてちょっとの期間だけあったのもありますが。
政策、基本姿勢(お金を誰が出しているかに左右されること)、歴史とも、日本共産党以外には考えられないのですがね。
労組でもそうですよ。全労連以外は欺瞞としか思えません。
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