食器セットの謎

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　和食器のセットは5枚１組なのに対して、
　　　　　　洋食器はなぜ6枚１組なのでしょう。

最近では、大家族がなくなったので食器が何枚セットなのか
知らない人も多いのではないでしょうか。　私だけかしら。　

同じ皿が何枚もあるのは何枚か割れても大丈夫なようにかと
思っていましたが、どうやら違うようです。

日本人にとって縁起の良い数字は、七、五、三ですが、
それとは別に、和食器が5枚１組なのには日本神話に
由来しているようです。


　

”古事記”によると、アマテラスとスサノヲの姉弟は、高天原（たまがはら）
の河をはさんで向かい合い剣をとって祈っていた。

アマテラスは三人の女神を出現させ、スサノヲはアマテラスの髪飾りを
使って五人の美しい男神を出現させた。　この五人の男神というのが
”天の稲穂”や”太陽”を現していて、和食器が５枚１組なのは
天の稲穂を千丈で盛る器だからであると言われています。　


そして、洋食器が６枚１組なのは西洋の聖数に由来しています。
６という数字は、東西南北と天頂と天底に二方向を
加えた数として尊ばれて来ました。東西南北＋天頂＋天低で６。

また、西洋では１２進法が中心だった為、６という数字が半ダースで
便利さがあったのかもしれませんね。