鋼の錬金術師 DVD

鋼の錬金術師 DVD。11巻まで見ました。ながら見ですけど。それにしても、テレビでは見逃していたシーンがずいぶんたくさんあるようです。「あれ? ここでもうこんなこと言ってたっけ」「こんなカットあったっけ」「こんな説明あったっけ」…。それもけっこう重要な部分だったり。テレビでもたいてい 1回しか見ていないですし、それも感想を書きながらとか、他の作業をしながらだったりとかなので仕方ないか。おかげで、感想ではずいぶん的外れなことを書いていたかもしれません…。たまにツッコミ受けてました(笑)。

ウラハガネ。40話と43話のはずいぶん長かったですね。映像はとっくに終わっているのに、延々と続くやりとり。まあ、もともと映像と合っていたためしなんてないですから。しかし、とうとう尺すら無視し始めましたか。一瞬、バグったかと思って焦った(笑)。

ウラハガネで、ウィンリィが誤字を見つけるためにアニメ誌をチェックするというネタがありました。「錬成」が「練成」になっているというのはわかるのですが、「鋼」が「鉄」なんて間違いは本当にあったのでしょうか? すごすぎますけど。「鉄の錬金術師」って、ものすごく安っぽい…。ちなみに、うちの Mac(ことえり)は、油断をしていると「鋼の錬金術死」と変換してくれます。10回に1回くらいの割合かなぁ。気づかずそのままアップしたなんてことは…ないと思いたい…。

ハガレンな人々(荒川弘氏描き下ろしのおまけ四コマ)は本当に面白いですね。1巻に1本しかないのが残念です。

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鋼の錬金術師 9巻・その2

鋼の錬金術師 9巻。ヒューズ殺害の拳銃とマリア・ロスの拳銃が同一かどうかは、ライフルマークを調べればいいのではないのか。そう漠然と思っていたのですが、よく見てみたら、軍で使用している拳銃はオートマチック式なんですね。オートマチックではライフルマークって残らない…のですよね。銃には詳しくないので、間違っていたらすみません。

もし、あの黒こげ遺体がマリア・ロスでないとすると、誰かということがいちばんの問題になりますが、私なりにいろいろ考えてみました。
  1. すでに遺体だったものを死体安置所から盗み出して焼いた。歯のカルテはマリア・ロスのものと差し換え。でもすぐにばれるよなぁ。
  2. 刑務所から死刑囚を連れ出して焼いた。歯のカルテはマリア・ロスのものと差し換え。いくら死刑囚とはいえ、そんなむちゃくちゃはしないか。
  3. 錬金術で作った人形(組成は人間に近い)。歯はマリア・ロスのカルテどおりに錬成。できるのか?!
この程度しか思い浮かばない自分が悲しい。

なにげに好きなのは、ウィンリィとマスタングの出会いのシーンです。普段(オフの日)のマスタングをかいま見た気がしました(笑)。あと「ケイトにも何かお願いしていいかしら」のホークアイ中尉が好き。「あの子 がんばってるから」って、いいなぁ。

念のため。以前に書いた感想のことですが、ヒューズの死をエドたちに知らせることができなかったマスタング大佐を「優しい」と思ったわけではないですよ。むしろ逃げでありエゴであると思っています。どうしても自分の口からは言えなかったマスタング大佐。騙しとおせるわけでもないのに、あんな嘘をついてしまったことが悲しかったのです。それでもその甘さを責める気にはなれませんでした。私も甘いですか、そうですか。

そういうわけで(?)私はマスタング大佐とホークアイ中尉が好きなんです。どういうわけか、くえない感じの男が好きなんですね。あくまでキャラクターとしてですが。ホークアイ中尉は、冷静沈着なところとか、厳しいけど優しいところとか、精神的に強いところとかが良いなと。

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USJに鋼の錬金術師

USJに鋼の錬金術師のアトラクション登場らしいです。アニメの登場人物の等身大の模型を設置して物語の世界を克明に再現とか。まじですか。それって大丈夫なのでしょうか。微妙に心配なのですが。オリジナルの短編映画というのもあるらしくて、そちらはぜひ見てみたいですけど。

あとグッズですかね。きっと大量に作られますよね。あんまり安っぽいのとかアニメチックなものは欲しくないのですが、イイ出来のアルフォンスとかがあったら欲しくなるかも。

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鋼の錬金術師 DVD

鋼の錬金術師 DVD。全部は見られませんでした。きのうは原作にどっぷり浸かってましたから。DVD は 8巻まで。ちょうどマリア・ロスとかヒューズさんが死ぬあたりもあったりで、原作 9巻を思い出して切なくなりました。アニメと原作は違う話ではあるのですけどね。

ふと思ったこと。アニメでは、イシュヴァールの戦いでヒューズさんは前線に行っていないことになっていましたが、原作ではヒューズさんも前線にいたっぽい感じではないですか?(9巻参照)。

「別れの儀式」(ヒューズさんが死ぬ回)は、テレビ放映版とちょっと違っているのですね。エンディングあたりかな。テレビ版ではエンディングテーマ曲が流れませんでした(たぶんそうだったと…)が、DVDでは最後に流れていました。テレビ放映版も収録されていますので、見比べてみると良いかも。

7巻の特典ディスクのインタビューも見ました。バー仕立てのセット(本物?)と小芝居にはちょっと笑ってしまいました。ウィンリィが死ぬかもなんて話が出ていましたが、死ななくて良かったですね。本編が終わる前に見てしまったら、気になりまくるところでした。

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新CG「星辿り」(オリジナル)

サイファとレイチェルです。サイファ12歳、レイチェル6歳くらいのつもり。ラブリーな感じのレイチェルを描きたかったのです。以前に描いたときは失敗したので、そのリベンジでもあります。一応クリスマス絵のつもりでしたが、全然それっぽくなりませんでした。レイチェルの服を赤にすればよかったのでしょうが、どうしても青イメージだったので、そちらを優先させました。微妙にあちこちミスっていますが、雰囲気的にはまあいい感じかなと。

背景は某写真を参考にさせていただきました。アレンジするつもりが、微妙なアレンジにしかなっていない…。ううむ…。しかし面倒でした。もうね、本当に途中で投げ出したくなりましたよ。最初は嫌になって家の壁をべた塗りしたのですが、やっぱり雰囲気が出ないので、泣く泣くレンガを描きました。妥協しなくて良かったなという感じですが。

「星辿り」閲覧はこちらから
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鋼の錬金術師 9巻

鋼の錬金術師 9巻。買ってきました。面白い! 本当にめっちゃ面白い! 面白くて死にそうです。面白いと思う漫画はたくさんありますが、ハガレンは別格ですね。こんなに楽しくて、ドキドキわくわくさせてくれる漫画は少ないです。

リンが15歳というのに衝撃を受けました。エドより若かったんだ…。身長はともかく、顔は確かにフケ顔ですな。取り調べのときも信じてもらえてなかったですもんね。本人、気にしてるのかな。

ファルマン。苦労が絶えませんね。自ら背負い込んだようなものですが。さらに老け込んだように見えるのは気のせいか。ヒゲのせいか。

ハボックも苦労が絶えませんね。女に関して(笑)。亀の甲より年の功。ラストにしてみれば、ハボックをたぶらかすくらい赤子の手をひねるようなものでしょうねぇ。このふたりはどんなデートしてるんだろう。気になって仕方がない。ハボックはやり手というより天然と見た。

シェスカ。フォッカー大尉にぺらぺらしゃべりまくるので、ヒヤヒヤしてしまいました。フォッカー大尉が信用できるかどうかもわからないのに! と思ったら、エンヴィーでしたか。これでは知っている人でも、信用できる相手でも、信用できなくなりますね。

ヒューズさんの死。マスタング大佐もエドたちに知らせることが出来なかったですね。あの嘘には泣きそうになりましたよ。でも、とうとう、しかもあんな形で知ることになってしまって。ダブルショックではないですか。グレイシアさんの気丈な振るまいにまた涙。ヒューズさんが自慢するだけのことはありますね。素敵な人だ。でも「いっその事、ののしってくれた方がよかったのに」と思うエドの気持ちもわかるのですよね。このシーンはすごくせつないです。静かにぐっとくるものがあります。そのあとのウィンリィのアップルパイを食べて「美味いよ」というところも。感情的になりすぎないあたりが、リアリティがあって良いです。

マリア・ロス。本当にマスタング大佐に焼かれてしまったのでしょうか。本当にヒューズさんを殺した確信があるのならともかく、そうでないウチにあんなことをするなんて、そこまで愚かだとは思えないのですよね。ホークアイ中尉にマリア・ロスのことを調べさせていましたし、バリーとも何か話していたはずですし、きっと何かを企んでいるのでしょう。アームストロングに東方に行けと言ったのは、東方にマリア・ロスを逃がしたからではないか。美人がいる、というのはマリア・ロスのことかな、と。エドをリゼンブールに連れ帰るのも、マスタング大佐の命令だったりとか。

でも、あれがマリア・ロスではないとすると、焼けこげ遺体はどこの誰? 歯の治療カルテくらいは偽造なり差し換えなり出来そうですけど、その身代わり遺体がなぁ。どこから調達してきたのか…。

とか考えてしまう私はおめでたいのでしょうか。本当にマリア・ロスという可能性もないわけではないですけどね。そうは思いたくないのです。どうなんだろう。ちなみにカバー下の背表紙はマリア・ロスが天に召されかけているところですが、「ちょっとまてやー!」となっているので、やはり本当は死んではいないのではないかと。

バリーは何を企んでいるのでしょう。マスタング大佐に何を言ったのか、どうしてマリア・ロスを脱走させたのか、リンと何の取り引きをしたのか。気になることがいっぱいです。でもバリーは面白いキャラクターですね。ホークアイ中尉になついたり、ファルマンとチェスをやってたり、なんだかんだで斬るなという言い付けをちゃんと守ってたり。あと、斬るのが楽しいのいう時点ですでに理解できませんが、さらに自分の体を斬れると喜んでいるあたり…。このくらい理解不能なヤツも、ひとりくらいいてもいいなと思います。こんなのばっかりだと困りますが。

マスタング大佐とホークアイ中尉の電話での会話。最高です。素敵すぎます。最初から相手はホークアイ中尉ではないかと思っていたのですよね。中尉なら、任務とあらばハートマークを飛ばしながらの会話も平然とやってくれそうですし(笑)。しかし、マスタング大佐はすごいですね。自分のキャラクターを最大限に利用して、動きを悟られないように連絡をとる。まわりに自分がどう思われようとも気にしない。なかなかできることではないですよ。

ホークアイ中尉ピンチ! こんなところで終わりですか! 3月まで待てと! まさか、死んだりはしないですよね。と思いたいのですが、ヒューズさんの一件がありますし、ハガレンではわりとメインのキャラクターでもあっさり死んでしまう可能性が…。怖い、怖いよ! うそ次巻予告には笑ってしまいましたけど。うそなんですよね…(そりゃそうだろう)。

表紙もかっこいいですね。ホークアイ中尉がとてもりりしくて素敵。そしてマスタング大佐の背中! あのコートのなびき方が良いです。

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ハウルの動く城

ハウルの動く城。観てきました。疑問というか、よくわからない部分が一部ありましたが、でも面白かったです。カルシファーとカブがかわいかったなぁ。木村拓哉も悪くなかったです。もっとダメかと思っていました。他の人がやればもっと良くなったかも、という思いはありましたが、これはこれで全然アリですね。違和感はなかったです。

最初に動く城が出てきたのですが、あれを見たときは鳥肌が立ちました。これだけで見に来て良かったと思ってしまいましたよ。あと町並みとか風景とかも素敵でした。空を歩くシーンの爽快感はさすがジブリといったところです。

*****以下ネタバレあり。ご注意ください*****

ハウルは金髪より黒髪の方が好みです。金髪ハウルにはドキドキしてしまいましたけども(笑)。いや、あの見せ方がですね。ソフィー目線だったりするのでね。

ハウルの心臓はカルシファーが持っていたわけですが、心は別ですよね。ソフィーも言っていましたが、ハウルに心がなかったとは思えないのです。弱虫なのも、戦争を憎むのも、心がある証拠ではないかと。国王の姿に化けてサリマンのところに来たときに言っていた言葉が、ハウルの行動の根底にある思いなのでしょう。子供の頃、カルシファーと契約したときに、そこまで考えていたかどうかはわかりませんが。

疑問な部分というのは、ソフィーの呪いがいつとけたのかということ。若くなったり戻ったりしていましたよね。若くなっている部分はソフィーの心情を表しているわけで、実際はおばあさんのままなんだろうなと思っていたのですが、いつのまにやら本当に若返っていたようで。髪の色はそのまんまですが。荒地の魔女の魔力がなくなったので、その時点で戻るのかと思ったのですが、そうではなかったようですし。うーん、いつ、どうして戻ったのだろう。マルクルがまったく驚いていないのも不思議。

カブにも複雑な呪いが掛けられているということだったので、たぶん人間なのだろうとは思っていましたが、いざ人間に戻ったときは目が点になる勢いでした(笑)。いきなり派手な王子様とは。ここだけものすごくおとぎ話ですね。

マルクルの声を演じていたのは神木隆之介くん。上手いなと思っていたら、子供だったのですね。ビックリ。木村拓哉より全然いい演技していると思いましたよ。
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鋼の錬金術師 Special ハガレンTV

「鋼の錬金術師 Special ハガレンTV」。MORRICHで無料配信中。10月に「スカイパーフェクTV!」やケーブルテレビで放送された48分のスペシャル番組だそうです。朴さんと釘宮さんが進行役で、ストーリーを振り返る内容。豊口めぐみさん、COOL JOKEもゲストとして登場します。また、北出菜奈、YeLLOW Generation、Crystal Kay、Soweluのインタビューコメントもあるらしい。配信には Windows Media Playerを使用。

というニュースを見つけて、喜びいさんで MORRICHに見にいきましたよ。Windows Media Playerも入っているしね! ドキドキしながらクリックしてみると…「現在 Macintoshでは、Windows版で実現している MediaPlayerの一部の機能が使用できない為、サービス開始が未定となっております」……えぇー!!(泣)。久しぶりに Macユーザであることを悲しく思いました。

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ハウルの動く城・予告を見た

ハウルの動く城。もののけ姫の前に予告をやっていましたね。私はすでに映画館で何回か見ていますが、テレビでは初だったとか。ハウルの声があれだけなので、いいのか悪いのかイマイチ判別できません…。ええ、そりゃ心配ですよ。木村拓哉に決まったと聞いたときは「血迷ったか、ジブリ!」と思ったものです。まあ、半分は私の好き嫌いの問題。もうしわけないですが、キムタクは好きではないのですよ、ぶっちゃけ(笑)。演技が良ければ文句はないのですがね…どうなんだろう…。美輪さんの絶賛は信じていいのかな。リップサービスってことはないですよねぇ。
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PSP

PSPはプレイステーション・ポータブルです。携帯ゲーム機。高価というよりも、まだ発売していないものなので、厳重警備なのでしょう。警備員までつけて大変そうですが、話題にはなっていますね。私もこんなことを日記に書いたりして、ソニーの思うつぼ(笑)。
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近鉄名古屋駅 PSP実機広告

近鉄名古屋駅 PSP(プレイステーション・ポータブル)実機広告。今日は警備員がふたりに増えていました。PSPふたつに警備員ふたり…。めっちゃ厳重警備ではないですか。まるで秘宝の展示のようです。ますます近寄りがたい。せめてもう少し離れたところに立っていてくれませんかね。真横ではちょっとねぇ。
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キャラクター人気投票

キャラクター人気投票

キャラクター人気投票
。急に思い立って、本日より始めました。本当にいつもいきなりですね。よろしければご参加くださいませ。さっそく投票してくださった方、どうもありがとうございます! 12/31まで 1日1回投票できます。
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PSP実機の広告

PSP。近鉄名古屋駅に実機の広告がありました。警備員つき。じっくり見たかったのですが、警備員が仁王立ちして見張っているので、なんとなく近づきがたい雰囲気でした。誰かが見ていれば、後ろからこっそり覗き込もうかなと思ったのに、みんな素通りなんですもの。東京の方ではたくさんの人が立ち止まっていたみたいなのに。名古屋では人気がないのか、それともシャイなのか。というか、東京では広告がずらーっとたくさん並んでいるので見やすいでしょうけど、近鉄名古屋駅では薄暗いところにふたつだけ(笑)。気のせいか、警備員も寂しそうでした。
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「遠くの光に踵を上げて」第56話 ふたり

「賑やかだね」
 リックは鞄を手に、ジークの席へとやってきた。明るい窓の外で、たくさんのはしゃいだ声が弾けている。
「ああ、今日は入学式だからな」
 ジークは鞄に教本を投げ込みながら、たいして興味なさそうに答えた。
「なんかいいよね。こういうはつらつとした元気な声って。新鮮な気持ちになれるよ」
「なにじじくさいこと言ってんだよ、おまえ」
 ジークが呆れた視線を送ると、リックは少し恥ずかしそうに、ごまかし笑いを浮かべた。
「なに? 私の声じゃ元気になれないっていうの?」
 アンジェリカが口をとがらせながら、後ろからひょっこり顔をのぞかせた。しかし、目は怒っていない。すぐに、にっこりと笑顔に変わった。リックも優しく笑顔を返した。
「メシ、食ってくだろ?」
 ジークは立ち上がり、鞄を肩にかけると、ふたりに振り向いた。今日は試験のため、午前のみとなっている。ジークとリックの家は遠いため、こういうときは食べてから帰ることが多いのだ。
 しかし、今日のリックはいつもと反応が違った。
「ごめん、僕はセリカと約束してるんだ」
 少し申しわけなさそうに、しかしどこか浮かれた声を返す。そのとき、アンジェリカの顔がわずかに曇ったのを、ジークは見逃さなかった。目を伏せ、少し考えると、静かに返事をする。
「……なら、仕方ねぇな」
 アンジェリカの表情がさらに曇った。
「ごめんね」
 リックは軽く右手を上げると、そそくさと出ていった。

「そんな暗い顔してんじゃねぇよ」
「別に、してないわよ」
 アンジェリカはムッとしてジークを見上げた。彼も不機嫌さを顔中に広げている。
「鏡、見てみろよ」
「……」
 ぶっきらぼうに言い放った彼のセリフに、彼女は言葉を失い、わずかにうつむいた。強がってはみたが、彼の言うとおりであることに、彼女自身も気がついていた。
「そんなに嫌なら、行くなって言えばよかっただろ」
 感情を抑えた低い声が、追いうちをかける。彼女はカッとして、彼を睨み上げた。
「そんなの言えるわけないじゃない」
「だったらあきらめろ」
 冷静をよそおったその声は、わずかに震えていた。だが、彼女はそれに気づく余裕はなかった。怒りまかせに声を張り上げる。
「どうしてそんなに冷たいことを言うの?!」
「ばっかやろう! そんな顔を見せられるこっちの身にもなってみろ!」
 アンジェリカの感情的な責め言葉が、ジークの壁を崩した。抑えていた感情を一気に噴出させる。
「なに、そんなことで怒っているの?! わけがわからない!」
 彼女は少しうろたえながらも、負けじと甲高い声をあげた。そして、激しく彼を睨みつけると、ぷいと背を向け、教室を出ていこうとした。
 ジークはとっさに彼女の手首をつかんだ。
「なによ!」
「俺が、悪かった」
 ジークは深くうつむき、噛み殺すように言った。
 アンジェリカは大きく目を見開いて、彼を見上げた。ジークがこんなにすぐに自分から折れるなどめずらしい。いや、めずらしいどころか、今までなかったことだ。その衝撃が、彼女の怒りを吹き飛ばした。
「私も……ごめんなさい」
 どまどったような小さな声で、彼女も謝った。
 ジークは顔を上げ、ぎこちなく笑いかけた。アンジェリカも安堵して、表情を緩めた。
「気晴らしに、どっか外に行かねぇか? いま食堂に行っても、リックたちと鉢合わせるだろうし」
 勢いづくジークに、アンジェリカは軽く首をかしげる。
「でも、あしたも試験よ」
「実技だけだろ」
 ジークは引かなかった。
「まあ、そうだけど……」
 アンジェリカはあいまいに答えながら、うつむき迷っている。ジークは、じっと彼女の返事を待った。
「……そうね、行くわ」
 迷いを吹っ切ってそう答えると、にっこりと笑顔を見せた。

「ジークたちを放ってきて良かったの?」
 セリカとリックは、食堂の窓際の席で、向かい合って昼食をとっていた。ちょうど昼どきということもあり、食堂内は空席が見つけられないほど混み合っている。それはいつもの光景だが、騒がしさはいつも以上だった。しかし、嫌な騒がしさではない。元気の良い新入生たちが、食堂内を歩き回りながら見学しているのが原因のようだ。
 リックは、いつもより心持ち声を張って答える。
「悪いとは思ってるけど、でも正直、僕がいない方がいいのかなって思うときもあるんだ」
「そうなの?」
 セリカはロールパンを持った手を止め、驚いたように彼に目を向けた。彼は少し寂しそうに笑ってうつむいた。
「ジークは人一倍、人目を気にするんだ。僕がいたんじゃ、ちょっとしたことでも、なかなか行動を起こせないんだよね」
「なんか、わかる気がするわ」
 セリカがそうあいづちを打つと、リックは下を向いたまま小さく笑った。フォークでサラダをつつきながら、話を続ける。
「この前も、アンジェリカに誕生日プレゼントを渡すだけなのに、僕に隠れてこそこそやってたみたいだし」
 セリカはその光景を想像し、ふふっと笑った。いかにもジークらしくて微笑ましい。
「だからときどきは、ふたりきりにしてあげるのも、いいんじゃないかなって」
「あら、なあに? それじゃ、私と一緒にいるのはジークのため?」
 セリカはいたずらっぽい笑みを浮かべ、下から覗き込みながら、からかうように問いかけた。リックはたじろぎもせず、にこりと笑いかけた。
「まさか。もちろんセリカと一緒にいたいからだよ」
 セリカは欲しかった答えをもらって、嬉しそうに、幸せそうに笑った。

「ジーク、もうずいぶん歩いたんだけど、どこまで行く気?」
 アンジェリカは不審がって尋ねた。アカデミーを出てから、すでに一時間は歩いている。
「もうすぐだ」
 ジークは茶色の紙袋を掲げ、にっと笑ってみせた。その紙袋には、途中で買ったサンドイッチが入っている。空腹を煽るその行為に、アンジェリカはムッとした。頬をふくらませ、うらめしそうに睨み上げる。
「着いたぜ」
 ジークは細い道を渡り、薄汚れたガードパイプに手をかけた。アンジェリカも、彼の隣で、そっとガードパイプに手をのせた。下から涼風が吹き上がる。彼女はとっさに目を閉じ、再びゆっくりと開いた。開けた視界に飛び込んできたものは、その先に広がる光景。驚いたように大きく目を見開き、そして次第に笑顔へと変わっていく。
「いい景色だろ」
 ジークはアンジェリカに振り向き、白い歯を見せ笑いかけた。下方には、白い川原と透明なせせらぎが、遠くまで広がっていた。水面に光が反射してきらきらと輝きを放ち、緩やかな流れはさらさらと軽やかな音を立てている。
 ここは以前、レオナルドとジークがふたりきりで話し合ったところである。ジークにとって、いい思い出の場所とはいいがたい。しかし、それでもここへ来たのは、単純にこの風景が好きだったからだ。このせせらぎの音を聞きたいと思ったのだ。
 アンジェリカは屈託なくジークに笑いかけた。
「あっちの階段から降りよう」
 彼は、ガードパイプの切れ目を指さした。ふたりはそこからのびる幅の狭い石段を伝って、川原へと降りていった。
 ジャ……。
 砂利というには少し大きすぎる白い小石が、濁った音を響かせる。
「うわ、ぐらぐらして足がとられるわ」
 スニーカーのジークと違って、革靴を履いているアンジェリカは、よりいっそう歩きづらいのだろう。こわごわと慎重に、でも楽しそうに、足を進めていく。
「もしかして、川原を歩くの、初めてか?」
「そうよ、悪い?」
「別に悪かねぇよ」
 世間知らずのお嬢さんと馬鹿にされた気がして、アンジェリカは不機嫌になりジークにつっかかる。彼は慌ててそれを否定した。
 ふたりは、安定の良い大きめの岩を選んで、それを椅子がわりにすることにした。腰を下ろし、買ってきたサンドイッチにかぶりつく。
「外で食べるのもいいわよね。こういうの、ピクニックっていうのかしら」
「ま、そんなもんだな」
 ふたりは顔を見合わせて笑いあった。澄んだ空気が、気持ちも明るく爽快にさせる。
 サンドイッチを食べ終わると、ジークは岩の上で仰向けに寝転がった。アンジェリカもそれを見て、同じように寝転がり、息を大きく吸い込んだ。適度に温まった岩肌が、心地よく眠りを誘う。ジークは大きくあくびをしながら伸びをした。アンジェリカは横目でそれを見ながら、くすりと笑った。
「試験はどうだった?」
 アンジェリカはぽつりと尋ねた。ジークは上を向いたままで答えた。
「まあまあ、だな」
「私も」
 ジークは頭の後ろで手を組み、大きく深呼吸をした。目を細めて空を見つめる。
「あいかわらず、あいつの試験はパターンが読めねぇっていうか、パターンがねぇっていうか……」
「きっと私たち、すごく鍛えられているわね」
「だろうな」
 アンジェリカは笑いながら言ったが、ジークはため息まじりに返事をした。そして、再び目を細めて遠くを見やる。
「入学してから二年間、おまえには一度も勝ててねぇけど……」
 アンジェリカは、ゆっくりジークに振り向いた。彼は、決意を秘めた瞳を、まっすぐ空に向けていた。
「今年こそは勝つつもりだぜ」
 静かに、しかし強気に、そう言い切った。
「年下の女に負けるのが許せないとか、まだ思ってるの?」
 それは最初に会ったときにジークが言っていたことだった。彼は自分に対してずっと対抗意識を燃やしていたが、根底にはそういう気持ちがあるからではないか。そんなこと、今さらどうでもいいことかもしれない。だが、アンジェリカは少し気になっていた。
「そんなんじゃねぇよ。一回くらい勝っとかないと、格好がつかねぇっていうか……」
「かっこつけたいから勝ちたいの?」
「あー、そういう意味じゃなくて、なんていうか……」
「私、手は抜かないわよ」
 アンジェリカのその言葉に反応して、ジークは思わず振り向いた。彼女は体ごと横向きになり、大きな漆黒の瞳でじっと彼を見つめていた。かすかに挑発的な表情。ジークはどきりとして、慌てて空に向き直った。
「あったりめぇだ。そんなんで勝っても、意味ねぇからな」
 わずかに声がうわずっていた。彼は赤みのさした顔を隠すように、頭の後ろで手を組んだまま、顔の横でひじを立てた。
「うん」
 アンジェリカも再び仰向けになり、まぶたを閉じて大きく空を吸い込んだ。

…続きは「遠くの光に踵を上げて」でご覧ください。
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名探偵コナン「桃太郎謎解きツアー(後編)」

最後の博士のダジャレに脱力…。最後の最後にあれかよ!(苦笑)

いつも思っているのですが、光彦の博識ぶりはすごいです。それに言葉遣いもきちんとしていますよね。おまけにしっかりしていますし。絶対に年をごまかしているぞ(笑)。これで本当に小学1年生だとすると、成長したらいい線いくのではないでしょうかね。推理力とか。新一とまではいかなくても。

歩美ちゃん、豚と河童はひどいですって。似ているだけに(笑)。だったら、コナンは猿ですかね。うろちょろするあたり、猿っぽいともいえなくはないか。

灰原は登場しませんでしたね。ひとりでお留守番か。本人が行きたくないと言ったのでしょうかね。遠出くらい一緒に行きましょうよー。

名探偵コナン@SKY BLUE
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