瑞原唯子のひとりごと

スター・トレック イントゥ・ダークネス

ツッコミどころはいろいろありましたが面白かったです。映像は迫力があってほんとすごかったし、ストーリーも最初から最後まで飽きさせることなく次から次へと展開していきますし。けど、良くも悪くも大作になっちゃったなぁ…と前作以上にそう感じました。スタートレックじゃないとまでは思わないですが。

ベネディクト・カンバーバッチは完璧超人な雰囲気を上手く醸し出してました。あの役柄にぴったり。

個人的に、無関係な一般市民が巻き込まれすぎていたたまれなかったです。関係者ならまだしもただ居合わせただけの人が亡くなったりすると、どうしてもそう感じてしまってつらいんだぜ。しかも尋常じゃない人数が犠牲になっているはずだし。冗談抜きで人がゴミのようでしたもんねぇ。

あと、セキュリティやセキュリティ意識がザルすぎたのが気になっている…。身分を偽って乗船できちゃうとかどういうことなの…。ヴェンジェンスもスコッティが勝手に乗り込んでやりたい放題してたし。生体認証とか、せめてパスワードとか、そういうのがないと重要なところは操作できないようになっているべきでは。スコッティはセキュリティ方面も詳しくて解除しているという設定だったらすみませんが。

以下ネタバレありです。

スコッティを切り捨てるのかよ! とクビにしたときはちょっとガッカリしてたんですが、やっぱりあのまま終わるわけはなかったです。いやもう大活躍でしたね! 彼の活躍が何気にいちばん嬉しいかも。

カークとカーンが協力するところはドキドキワクワクヒヤヒヤでした。相手がどう出るかわからないし、緊張感がありましたね。カーンが助けるようなところもあったので、ちょっとだけ期待もしたんだけども…! そう簡単にはいかないですよね…だからこそ面白いわけですが。

コアの修復には盛大にツッコミたくなりました。え、ずれてるって物理的な話だったの? 修復ってそんなアナログな方法? ちょ、昭和かよ! とか思ってました、物理的にずれてるのを直すというのまではまだしも、戻した途端にコアが動き出すとかえええ。うん、そういう設定なんだ…そうなんだ…と自分に言い聞かせながら見てました。たどり着く前に死ぬレベルの放射線を浴びてるのに元気に蹴りまくってたとか、あの距離でコア復活して吹き飛ばされたのに擦り傷しか負ってない(ように見えた)とか、なんかもう気合いですべて解決しているような大雑把なものを感じてしまいましたよ。

あと、その後の復活もとっくに予想していたことなので、自分の中ではさほど盛り上がらなかったというか。冒頭の少女と途中の動物実験と、伏線としてはとてもいいけど、わかりやすすぎたんじゃないかなぁ。鈍い私が「この血を使って瀕死の人をよみがえらせるんだな」と早々に気付いてしまうくらいだから。実際には瀕死じゃなくて死亡後だったけど…。

バルカンとは結局どうなったの? 全面戦争になったの? 回避したの? 一触即発状態の相手に、一方的にあんなひどいことをやっちゃったんだから、何事もなく見逃してくれるとはとても思えない。うーん、あれだけ煽っておきながら、その後について何も触れられてなかったような…見逃していたらすみませんですが…。

カーンたちが冷凍睡眠で保存されてたみたいだけど、これどうするつもりなんだろう。このまま放置? それだと、言い方は悪いけど臭いものに蓋をするだけみたいな…。今回こんな事件が起こってしまったわけだから、彼らを覚醒させて協力を仰ぐというのも難しいだろうし。だからといって、殺してしまうのは倫理的に問題があるという判断なんですかね。うーん、いつか誰かがまた勝手に覚醒させておかしなことにならなければいいですが。

ランキングに参加しています

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「映画」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事