瑞原唯子のひとりごと

「東京ラビリンス」第42話・芽吹き

「それでは、数日中にご返答します」
「よろしくお願いいたします」
 日比野涼風は微笑をたたえて嫋やかに一礼すると、足元に置いた大きな鞄を手に取り、柔らかい革張りのソファから立ち上がった。同じく、上質なローテーブルを挟んで座っていた学園長も立ち上がる。鷹揚に差し出された彼の大きな手に、涼風は白くすらりとした手を差し出し、軽く握手を交わしてから応接室をあとにした。

 涼風は画商として有栖川学園を訪れていた。
 学園内に飾る絵画をいくつか購入したい、という要望を受け、その商談のためにここまで来たのである。今日で何度目だろうか。提示された予算に収まるものをいくつか見繕い、学園長にも気に入ってもらえ、正式決定まであと少しというところまで漕ぎ着けた。もちろん契約に至るまで気を抜くつもりはない。最終段階とはいえ、些細な失敗で御破算になることはありうるのだ。

 校舎の外に出ると、涼風はスプリングコートを羽織った。
 降りそそぐ昼下がりの陽光は柔らかく、掠める空気はほんのりと暖かい。本格的な春到来にはまだ至っていないが、今日のような小春日和も次第に増え、木々にも芽吹きの兆候が見え始めていた。賑やかな声につられて正面玄関の方に振り向くと、仲間と喋りながら下校する生徒たちの姿が目に入る。その溌剌とした若さが懐かしくて、思わずふっと口もとに笑みをのせた、そのとき――。
「涼風さん?!」
 驚きまじりの声で自分の名前が呼ばれた気がした。視線を移すと、下校する生徒たちの群れから飛び出した二人が、こちらへまっすぐに駆け寄ってくるのが見える。二人とも涼風の見知った人物だった。
「澪ちゃん、遥くん、久しぶりね!」
「お久しぶりです!」
 澪は長く艶やかな黒髪をなびかせながら、弾けるような笑顔を見せる。後ろからついてきた遥は相変わらずの無表情だが、それでも涼風と目が合うと小さく会釈をした。
「どうしたんですか?」
「仕事で来たのよ」
 澪の質問に、涼風は肩から提げた大きな鞄を見せながら答える。
「こんな偶然もあるんですね」
「それが偶然でもないのよ」
「えっ?」
 澪はきょとんとして目を瞬かせた。その様子が可愛くて、涼風は思わずクスッと笑みを零す。
「この仕事は悠人さんの紹介なの」
「え……あ、そういうこと!」
 澪はパッと顔を輝かせて両手を合わせると、ニコニコしながら何度も大きく頷いた。
「諦めるなんて言ってましたけど、仲良くしてるんですね」
「そういうのじゃないわよ」
 彼女の言うとおりであれば良かったのだが、残念ながら誤解である。涼風は一抹の寂しさを感じつつ肩をすくめた。
「ほら、あのとき一週間も外に出してもらえなかったじゃない? そのせいで大切な商談を駄目にしちゃってね。だからその埋め合わせってことみたい。悠人さんからは事務的な電話を数回もらっただけで、会ってさえいないし」
「そっか……まあ、涼風さんと付き合ってたら、あんなことは言わないよね……」
 澪はみるみるうちに意気消沈して、そんな独り言を落とした。望まない結婚を強いられる彼女には同情するが、悠人に新しく恋人が出来ることはないように思う。あの晩、彼がどれほどの想いを澪に抱いているか、嫌というくらい思い知らされたのだ。少し羨ましくて、冷やかすように悪戯っぽく問いかける。
「あんなことって? 悠人さんに愛を囁かれたり?」
「あ、その、結婚とかいう話はなくなった……のかな? まだはっきりとはわからないけど、彼氏とのことを認めてくれて、私の意思も尊重してくれて。でも、私が師匠を選ばなかったせいで傷つけちゃって、すごくまいっているみたいで、なんかもうどうしたらいいかわからなくて……」
 予想もしなかった話に涼風は目を見張ったが、すぐにとある出来事に思い至る。
「あ、駆け落ち作戦が上手くいったのね」
「駆け落ちじゃないです!」
 間髪入れず、澪はこぶしを握りしめて反論すると、辟易とした様子で口をとがらせた。
「もう、みんなして決めつけるんだから……」
「てっきり彼氏とのことを認めてもらうために駆け落ちしたんだと思ってたわ。悠人さんと結婚させられそうになって焦っちゃったのかなって。週刊誌にも、本当は誘拐じゃなくて駆け落ちだって書いてあったし」
 週刊誌の内容はどれも証拠のないただの憶測であるが、それなりに筋は通っていた。警察があまり真剣に動いていないのは、誘拐ではなく合意の家出であり、事件性はないと判断されたからだろう。そして、橘会長もそのことがわかっていたからこそ、三億円という報奨金を提示し、自力で見つけ出そうとしたのではないか、と。
「あの人は彼氏じゃないですから! その、詳しいことは言えないんですけど、あの人は親戚で、橘に要求があって私を人質にしたんです。今はもう和解してますから心配ないですけど」
「つまり、お家騒動だったってこと?」
「ん、まあ、だいたいそんなところです」
 澪は、隣の遥にちらりと視線を流しながら口を濁す。橘財閥ともなれば、ドラマで見るような骨肉の争いもあるのかもしれない。そして、それはあまり外部の人間には知られたくないことだろう。
「あ、ここだけの話にしてくださいね」
「わかってるわ」
 慌てて言い添えた彼女に、涼風は安心させるようににっこり微笑んで答える。もちろん口先だけの返事ではない。橘家には二度にわたって大きな恩を受けたのだ。澪に頼まれずとも、その彼らに仇なすことをするつもりはなかった。

「澪、遥」
 澪たちの背後からそう呼びかけたのは、悠人だった。ダークグレーのビジネススーツにきっちりと身を包み、涼風には向けられたことのない優しい微笑を浮かべている。澪は短いプリーツスカートをひらめかせて振り返り、「師匠!」と嬉しそうに明るい声を弾ませた。一方、遥は無表情を崩すことなく顔だけを振り向けた。
「駐車場で待っててって言ったはずだよ」
「すみません、涼風さんを見かけたものですから」
 澪は肩をすくめながら後ろの涼風を示した。それを受けて、涼風はとっておきの笑顔で挨拶をする。
「お久しぶりです、悠人さん」
「お仕事ですか?」
「ええ、ご紹介ありがとうございました。おかげで近いうちに纏まりそうです。正式に契約を交わすことができましたら、前回の依頼の件も含めて、あらためて悠人さんと橘家に御礼に伺います」
 涼風は滑らかにそう言うと、丁寧な所作で一礼してから立ち去ろうとした。だが――。
「お待ちください」
 悠人に呼び止められて振り返った。その顔からは感情が読み取れず、小首を傾げる。
「よろしければ車でお送りします」
「……それではお言葉に甘えて」
 彼はどういう意図で送るなどと言い出したのだろう、と少し考えてしまったが、おそらく単なる親切心であり深い意味はないはずだ。期待しそうになる自分にそう言い聞かせながら、あえて営業的な笑顔を取り繕って返事をする。それでも、無意識に浮き立つ心までは抑えようがなかった。

 駐車場には、悠人の黒い中型セダンがとまっていた。
 彼に促されて涼風がその助手席に座ることになり、澪と遥は後部座席に座る。二人を差し置いてさほど親しくない自分が助手席なんて、と少し戸惑ったが、運転する彼の姿を間近で見られるのは素直に嬉しい。ハンドルを握ってエンジンを掛ける彼を、シートベルトを締めながら横目でこっそりと眺めた。
「毎日、悠人さんが送り迎えを?」
「今はマスコミが騒いでますからね」
 彼は前を向いたまま、ゆっくりと車を発進させながら答えた。橘家から学園までは徒歩でも十分に通える距離なので、随分と過保護に感じたのだが、そういう事情なら面倒でも送迎せざるを得ないだろう。
 橘の裏門と思われるところで澪と遥を降ろすと、車は再び走り出した。
「画廊の方までお願いします」
 涼風はちらりと横目を流して告げる。彼は涼風の自宅住所など知らないはずなので、元々そのつもりかもしれないが、念のため自分の希望を明確にしておきたかった。急ぎではないが、早めに片付けておきたい仕事が他にあるのだ。今のうちにと頭の中でその段取りを考え始める。が――。
「少し、お時間よろしいですか?」
「……ええ」
 初めからこのために車で送るなどと言い出したのだろうか。何をするつもりなのかはわからないが、考えられるのは仕事についての話くらいだ。悪い話でなければいいのだけど――涼風は前を向いたまま、紅の引かれた小さな唇をきゅっと引き結んだ。

 二十分ほど車を走らせた先にあったのは、煉瓦造りの喫茶店だった。下の方には遠慮がちに蔦が這い、大きな三角屋根には煙突がついている、どこか古めかしい洋館風の建物である。看板も出ておらず、一見しただけでは喫茶店とはわからないかもしれない。
 悠人が重厚感のある扉を開き、涼風も続いて中に入る。
 そこには外観同様のレトロな雰囲気が漂っていた。音楽も流れていない静かな空間に、天井から吊された暖色の照明が柔らかく灯り、煉瓦造りに調和した内装が浮かび上がっている。そして、正面には年代物の柱時計や小物が置かれ、カウンターの向こうには使い込まれた器具が並び、調度品も新しくはないが重厚で格調高いのがわかる。好みはあるだろうが、涼風には一目で居心地が良さそうな店だと感じられた。
 窓際に他の客が一組いたが、悠人は彼らから一番遠い奥まったところの席を取った。
「ホットコーヒー」
「私も同じものを」
 水とおしぼりを運んできた三十前後と思われる男性の店員に、二人ともメニューを見ることなく注文した。店員が戻っていくと、悠人はおしぼりで手を拭き始めたが、涼風は先にグラスの水に手を伸ばした。自分でも気付かないうちに喉が渇いていたのだろう。平静を装えているとは思うが、やはりそれなりに緊張や不安は感じているのだ。
「先日の紹介の件ですが」
「はい」
 涼風がにっこりと唇に笑みをのせると、悠人はあらためて姿勢を正した。
「簡単に話を通したきり放置状態になってしまい、申し訳ありませんでした。今日にでもこちらから連絡を入れるつもりでしたが、それより先にこのような形でお会いしてしまい、さすがにお気を悪くされたのではないかと……」
「いえ、そんなことはありません。ご紹介いただいただけで十分ですし」
 彼がそんなことを気に病んでいたとは夢にも思わず、涼風は密かに驚いた。紹介だけで十分というのは本心である。その紹介を上手く活かして話を進め、契約までもっていくのは、あくまで画商である自分の仕事なのだ。
「それより、どういったご用件なのでしょう?」
 話題を変えようとしたその口調に焦りが滲んだ。早く本題に入ってほしい気持ちが大きく、冷静を保つことが次第に難しくなってきている。何を切り出されるのかと気が気でならない。しかし、悠人は不思議そうな顔で見つめ返しながら言う。
「ですから、一言お詫びがしたくて」
「……あの、それだけのために?」
「ご迷惑でしたか?」
「いえっ、迷惑なんてことは」
 涼風は慌てて否定すると、申し訳なさに肩をすくめる。
「わざわざ喫茶店まで来てそれだけとは思わなかったものですから。そもそも謝られるようなことではないと思っていましたし。悠人さんに事情があることも察しがついていましたわ。澪ちゃんの件でお忙しかったんですよね?」
「はい……」
 紹介を受けた直後に澪の誘拐事件が起こったのだから、それどころでないことは容易に想像がついていた。当時は駆け落ちだと思っていたが、それでも悠人にしてみれば大変な事件であり、紹介の話など失念していても無理はないと――。だから、涼風の方から連絡を取ることも遠慮していたのだ。
 しかし実際は駆け落ちではなかったらしい。それならば、どうして悠人は澪との結婚を諦めたのだろうか。澪からその理由までは聞いていない。涼風は少し前屈みになり、じいっと覗き込むように悠人を見つめた。
「何か?」
「澪ちゃんとの結婚、諦めたの?」
 その質問に、悠人は大きく目を見開いて息を詰めた。しかし、やがて観念したように深く溜息を落とすと、腕を組んで椅子の背もたれにどさりと身を預けた。
「澪から聞いたのか」
「心配していたわ」
「だろうな」
 今までとは打って変わって急に粗野な言葉遣いになった。こちらが素の彼なのだろう。以前からその片鱗が覗いていたことはあったので、特に驚きはしないが、ここまであからさまなのは初めてかもしれない。幻滅はしていない。むしろ、ようやく素顔が見られて嬉しいとさえ感じていた。
「ねえ、どうして諦めたの?」
「そうだな……彼よりも澪を幸せにする自信がなくなったのかもしれない。自分がいかに駄目な人間か忘れようとしてきたが、この一ヶ月で嫌というほど自分自身について思い知らされた」
 うつむきぎみの彼の顔に自嘲が浮かんだ。具体的に何があったのかまではわからないが、その口ぶりから察するに、自尊心を大きく傷つけられる出来事があったのだろう。それも一度や二度ではなく何度も。そのうえで澪との結婚を諦めたのだとしたら、相当つらい思いをしているに違いない。
「悠人さんは駄目な人間なんかじゃないわ」
「君に何がわかる」
「私、見る目には自信があるの」
 涼風は自分の目を指さしてにっこりと答えた。絵画についてはもちろんのこと、人間を見る目も備わっていなければ、画廊のオーナーなど到底やってはいけない。眼力が重要な商売道具のひとつなのだ。
「いつか大失敗しそうだな」
「信じてくれないのね」
 悠人の辛辣な揶揄にむうっと口をとがらせる。しかし、彼は腕を組んだまま視線だけを落とした。
「もう諦めなければならないと頭では理解しているにも拘わらず、いつまでも執拗に執着し続ける。私はそういう異常な人間だ。澪のことも、諦めたといいつつ胸の内でずっと燻り続けるだろう」
「じゃあ、私たち似たもの同士ね」
 怪訝な目を向けてきた悠人に、涼風は左手を胸元に置いてにっこりとした。
「私も、ずっと悠人さんへの気持ちが燻り続けていたもの」
 幼いころにたった一度だけ会った人を、二十数年もの間ずっと――悠人よりよほど異常といえるかもしれない。誰と付き合っても悠人の幻が消えることはなかった。諦めたつもりでいる今も気持ちは残ったままである。だが、それが間違ったことだとは思いたくなかった。

 先ほどの男性店員が、注文したホットコーヒーを運んできた。それぞれの前にコーヒーカップと小さなミルクポットを並べると、伝票を裏返しに置き、「ごゆっくりどうぞ」と柔らかく声を掛けてから戻っていく。
 二人ともブラックのまま口に運んだ。
 悠人は一口つけただけでソーサに戻すと、再び腕を組み、真面目な顔つきでじっと考え込んでいる。そんな彼を、涼風は少しずつコーヒーを口にしながら、どうしたのだろうと上目遣いで窺っていた。
「日比野さん」
「はい」
 ふと顔を上げた悠人に呼びかけられ、涼風はびくりとして返事をした。カップをソーサに戻し、微かな緊張を覚えながら正面の悠人と向かい合う。彼は腕組みを解いて両手をテーブルに置き、真剣な眼差しで、涼風を射抜くように見据えていた。
「一晩だけ、という話はまだ有効なのか?」
「……はい??」
 目が点になる、というのはこのことを言うのだろう。確かに酔った勢いでそんなことを口走った記憶はあるが、まさかこんなところで持ち出されるとは思いもしなかった。しかし、よくよく話の流れを考えてみれば、どういうつもりなのかはだいたい察しがついた。
「そんなことで澪ちゃんは吹っ切れないわよ」
「やってみなければわからないだろう」
「…………」
 なるほど、澪が心配するのも無理からぬ状態のようだ。涼風は目を細めてうつむいた。
「私は、そんな理由で抱かれるのは嫌よ」
「それは、そうだな……すまなかった……」
 悠人は自身の身勝手を責めるように、申し訳なさそうに、苦しげに眉を寄せてそう謝罪した。
 ちょっともったいなかったかな、と涼風は上目遣いでちらりと窺いながら思う。彼がその気になるなどもう二度とないかもしれないし、自分としてはせめて思い出だけでも欲しかった。たとえ「そんな理由」だろうと構わない。にもかかわらず拒否したのは、そんなことで悠人は救われない、むしろさらに苦しむことになる、という確信に近いものがあったからだ。
「でも、それ以外なら喜んでお受けするわ」
「それ以外?」
「たとえば、今みたいに喫茶店でお話しするとか、一緒にごはんを食べに行くとか、美術館の展示を見に行くとか、テーマパークに遊びに行くとか、避暑地にのんびりしに行くとか、豪華客船で地中海クルーズとか」
 次第に声を弾ませていく涼風に、悠人は呆れたようにじとりとした視線を送った。
「それは、すべて君の願望だろう」
「バレた?」
 涼風は悪戯っぽく目をくりっとさせて肩をすくめた。つられるように悠人もふっと表情を緩める。しかし、すぐにその表情を険しくしてうつむくと、テーブルの上で肘をつき両手を組み合わせた。
「これから数ヶ月の間、そういう余裕はないと思う」
「じゃあ、忙しい時期が過ぎたらでいいから誘ってくれる? デートってわけじゃないのでお気軽にね。そのとき私にまだ彼氏がいなかったら、悠人さんの憂さ晴らしに付き合ってあげるわ」
 涼風はあえて軽い調子で言ったが、悠人はどこか怪訝な顔をしていた。
「……彼氏を作るつもりなのか?」
「未来は誰にもわからないってこと」
 そう煙に巻くと、涼風は澄まし顔でコーヒーカップを口に運んだ。
 世間的にいえば、数ヶ月もあれば新しい恋人が出来ても不思議ではない。涼風にだってその気になれば出来るかもしれない。今となっては男性と出会う機会などそう多くないが、それでも知り合った男性から、ときには知らない男性から、アプローチをされることは度々あるのだ。けれど――。
 きっと、待っちゃうんだろうな。
 一応は諦めたつもりでいたのに、こんな展開になっては期待する気持ちを抑えられなくなる。報われる保証はない。それでも、こんなふうに一緒に時間を過ごすことができるだけで十分である。彼のつらい気持ちにつけこんでいることを自覚しながらも、涼風は心が弾むのを感じていた。


…これまでのお話は「東京ラビリンス」でご覧ください。

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