
ゴルフ場の地下駐車場で起こった人質籠城事件。
右京と冠城と青木は警視庁主催の親睦ゴルフコンペに準備係として駆り出される。特命係はいつも雑用を押しつけられがちだからまあわかるんだけど、青木もそんな立ち位置なのかな。しかし警視庁がゴルフコンペなんか主催するんですね。めっちゃ癒着の温床になってそうな…。
警察のお偉いさんとかOBとかが一同に集まるなんて、テロの標的にはもってこいだよな。
地下駐車場が爆発して閉じ込められてしまう。右京さんいろいろ大活躍。頭脳だけじゃなく体術もなかなかのものなんだよな。そんなに鍛えてるようなイメージはないんだけど、いざというときにあれだけ体が動かせるということは、ジムくらいには通ってるんでしょうかね。
暴力団構成員は仲間の釈放を要求。蓮見社長はかつて警察で暴対法を作った立役者ということで、蓮見社長を狙ってのこと。しかし親分にはそっとしておいてくれと断られてしまって…どこまでが親分の本心かはわからないけど、ヤクザなんかはやらないというのは実感しているだろうね。
5年前の落盤事故の遺族は、蓮見社長を当時と同じ状況に追い込んで自供させようとした。ぜんそくと嘘をついて優先的に助けてもらったのではないかと。隠し撮りしてすぐさま全世界に流せるというのはいい時代だな…ある意味こわいけど…。
私が死んだら日本の損失だ。おまえたちの命とは重みが違う――蓮見みたいな傲慢な考えのひとは結構いるんだろうけど、口に出すのはまずい。逃げ場もないこんなところで遺族の怒りを煽ってどうするの。いっそ本当にぜんそくだったと押し通せばよかったんじゃないかな。あるいは死ぬのが怖かったので嘘をついてしまったと謝るとか。プライドが高いので無理か。
右京さんは英数字を一目見ただけでスイス銀行の口座のIBANコードとわかるんだ。以前は捜査二課にいたからスイス銀行のことも詳しいのかな。詐欺とか企業の経済犯罪で使われてそうだし。
暴力団構成員も落盤事故遺族も入江に利用されただけ。10億をせしめるために。そしてその入江も紗耶香に利用されただけ。ややこしい。
紗耶香は3年前に蓮見誠司が恋人を射殺した事件の真相をつかもうとしていたと。それが武勇伝のように語られているのには違和感があったけど、正当防衛でもなく、犯人ですらなく、ただの通りがかりのひとを誤って撃ったというのが真実だったんですね。それを犯人に仕立て上げて、正当防衛だったと偽装して…ってクズだな。父親が。
息子のほうはまだ腐りきってはいないようだけど…これからどう生きるかですね。真っ当に生き直してほしい。
▼相棒 感想等
相棒@SKY BLUE
相棒@SKY BLUE