瑞原唯子のひとりごと

エッジウェア卿の死(アガサ・クリスティ)

エッジウェア卿の死(アガサ・クリスティ)。読み終わりました。ヘイスティングズは良いですねぇ。普通っぽいところがなんとも親しみやすくて可愛いです。しかし、本当にポアロと親友? と疑いたくなります(笑)。しょっちゅううんざりしていますし、毒づいてますし、書きたい放題に書いてますから。ポアロはポアロでどう考えても誉めてないだろうという誉め方をしていたり。ポアロ的には誉めているつもりなんでしょうが。そういう奇妙な関係が面白いです。

ポアロシリーズをいくつか読んでわかったこと。ヘイスティングズが語り手のものは、ポアロがより変人に見える(笑)。

事件としては、いつにもましてわからなかったです。今回はポアロまでも迷走していたので、よけいに混乱してしまいました。後半はかなりイライラ(笑)。わかりそうでわからなさそうで。おまけにポアロがわかっているのかわかっていないのかもわからなくて(ややこしい)。重要人物だと思っていたジェーン・ウィルキンスンが、途中めっきり影が薄くなっていたのでおかしいなとは思っていましたけど。彼女みたいな人は嫌いではないです。もちろんキャラとしてですが。「ナイルに死す」のリネット・リッジウェイも。リネットは嫌いではないというか、むしろかなり好きでした。

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