さて、随分、間を空けてしまいましたが、そろそろ、完結に向けて続きへ行きたいと思います。
これまで僕は、ここセブへ来て、NGO活動に従事した理由について、誰かに訊かれた際には、偶々だとか、人生に迷ったからだとか、かなり抽象的な回答をして来ました。
しかし、それは、もう、既に、その事実の一端を公開しておりますとおり、中々、一口で語るには難しい長い長いお話がありまして、僕は、そうとしか言えなかったのです。
別段、愚痴を言うつもりはないし、誰を責めるつもりもないのですが、これまでの御話の中で起こった、様々な出来事を通して、当時、僕は、生きる事、仕事をする事、そして家庭を持つ事の意味と言うか、意義について、全く見失った状態で、正直なところ、何をしてよいのやら、分からず、ただ、日々を何となく過ごしているだけの状態が、その後、暫く、続きました。
そして、あの夜の事件後、3~4ヶ月経った頃、偶々、新規事業の立ち上げをするからと、留学前からの知り合いから、僕にとっては、全く未経験の一部歩合制の営業職に引き合いがありました。
...正直なところ、自信とか確信とか全くない中で、‘ひょっとしたら一山当てられるかも知れない、そして、その暁には、自分を自由に出来るかも知れない’程度の思いで、僕は、それに乗り、再転職を決めました。
要は、僕は、その時、会社を辞めるキッカケが欲しかっただけで、その引き合いは半ば、呼び水のようなモノでした。
まあ、そんな格好で転職したは良いが、ご推察の通り、その業界は全くの未経験で世間知らずだった僕は、周囲ともギクシャクし始め、行き詰まり、精神的に追い詰められて行きました。
そんな中で、偶々、‘フィリピンセブ島への中長期出張可能な英語が堪能なNGO担当募集’という情報が入って来て、問題のフィリピン人エンターティナーの事もあったので、フィリピンと言う‘キーワード’(?)に妙に反応してしまって...
つまり、それが、プルメリアの前身の団体との出会いになった訳で、直ぐに、採用も決まったのですが、その後、まだまだ、スムーズには行かなかったのでした...
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