セブ島移住者の本音トークⅡ

セブ島でNGO活動に従事する管理人が、フィリピン人家族との奇妙な生活や、現地での国際交流について語ります。

氷解(その6)

2017-06-15 | セブ島移住生活考

…極度のストレスから来る疲労で、ほうほうの体で日本へ帰着した僕は、空港から会社へ連絡を入れ、その後、車を預けてあった実家で車を拾い、取り急ぎ、会社へ向かったのですが、到着したのは、午後11時ごろだったと記憶しています。

 

そして、そこには所属部署の長であるC次長、それにオフィスの部課長以上の管理職全員が僕を待っていて、C次長を主管とした、さながら‛取り調べ’が始まりました。

 

正直な話をしますと、僕の復路航空券が‛事故’により最初に提示出来なかった事が、アメリカでの‛取り調べ’のキッカケになってしまった事を、僕は、このC次長に対しては、口が裂けても言えないと、この事については一切、口に出しませんでした。

 

“何故、そうなったのかは分からないが、とにかく、入国審査で止められた”…僕はそれを押し通しました。その時の精神状態の僕では、そうするしかなかったのです。

 

そうしたら、C次長が言って来たのは、

 

『オマエは、犯罪者だろ?留学中に何をした?!』

 

…と言う事でした。

 

勿論、僕は身に覚えのない事で、断固否定しました。

 

まあ、でも、言える事には、僕が帰路航空券を提示できなかった事で、入出国データを洗った審査官が、僕のカナダでの1年近くの滞在、その間に国境を越えてアメリカに3度ほど、入国したレコードを確認し、何らかの不信感をもった事は間違いなく、僕と同時に止められ、同じく、入国拒否をされた日本人も、その部分で引っ掛かったのだと思われます。

 

C次長もその辺り、僕を口汚く罵りつつ、色々、詮索しましたが、僕は、本当に警察他のお世話になった事はなかったので、その点は断固として否定したのですが、終いに彼が言いだしたのは、

 

『オマエはな、30を超えてから、語学留学なんて非常識な事をするから、こんな事になるんだ!!』

 

…との事で、そして、その次には、

 

『ハハハ!まあ、しょうがねえな。オマエよ。入国拒否のスタンプ押されちまったから、今後少なくともパスポートが更新できるまでは、アメリカには入国できねえぞ。他の国もやべえぞ。例え、オマエの女房がアメリカへ逃げて行っても、オメエ、どうにも出来ねえな。ハッハッハ!!』

 

…と高笑いをしました。

 

これを聞いて、僕は、C氏には、明らかに(その当時、それに相応する医療用語は知らないまでも)人格障害があると断定しました。そして、周囲を観察するに、他の管理職も人事担当も、このC氏の暴走、暴挙を止めるそぶりも表情を変える事もなく、ただ、放置していた状態で、僕は、これ以上、この会社で働くことは、自分の為にはならない、辞めなければならない…と、実は、この時点で腹を括りました。

 

…そりゃ、そうでしょ?他の罵詈雑言は受け入れられても、上司として信頼してプライバシー(前妻との問題)まで明かした結果が、‛これ’だった訳で、これは普通の神経では到底、受け入れられない事でした…

 

また、僕が英語力を身につける過程の事を否定した訳で、僕は、それを履歴書にも書いて面接でもそれをちゃんと説明して、入社した中で、それが気に入らなかったのなら、最初から断固反対すれば良かったのです。管理職が自らの部下を選抜するに当たって、それなりの権限が無かったとは言わせません…

 

その当時、僕は、アスペルガー症候群と言う名称を知らず、尚且つ、日本に‛パワハラ’という言葉が存在しなかったので、僕は、この事を表現し切れず、これまで文書化した事がありませんでしたが、今、思うのは、例えば、虐待を受けている幼子が周囲に、それを伝えられないのは、それを伝えられるだけの語彙が無いから…とした状況に僕も近かったのかなあと言う事です…(今だったら、即、労基辺りに訴えられそうな内容なんですがね…)

 

この‛取り調べ’が終わったのは、午前1時半を回っており、次の日も出社するように言われましたが、僕は翌朝、‛体調不良’の一報を会社に入れ、2日間だったか、フラフラ遊んでいたと記憶しています。

 

しかし、あの夜のあの‘取り調べ’の最後に信じられない一言でプライバシーまで暴露され、‛これはダメだ’と腹を括った後、心も体も軽くなり、何か悪い憑き物が落ちたかのように感じたのは、本当に不思議な事でした…




 

 

 


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