マンションを適正に維持していく上で、管理組合と自治会とは車の両輪と言えます。 互いの守備範囲は異なりますが、相互に補完し合う機能です。
自治会は、管理組合に比べて拘束力が少なく、運営に苦慮しているマンションも多いようです。 特に、加入率が低く (私の関与しているマンションの総平均で80%弱です)、区分所有者が全て組合員となるよう法律で定められている管理組合とは大きな差があります。
また、自治会に加入していても、活動に参加する人は少ないのが実態です。 あるアンケートでは、「ほとんど不参加」 が46%を占めていました。 「付き合い程度に参加」 も41%です。
近年は、役員の引き受け手が少ないため、複数年次に渡って歴任せざるを得ず、役員の高齢化につながっています。 その姿が、後継役員になることを躊躇させる、という悪循環に陥っていると言えます。
しかし、自治会によって解決する課題は多いのです。 行政も、自治会からの申請や依頼に対する方が動きやすいようです。
不足の大災害時などを考えると、地域で助け合えるシステムや付き合いは大切です。 近隣とのコミュニケーションを図る上でも、自治会の果たす役割は大きいのです。
また、管理組合とは異なり、自治会の加入者はマンションに実際に居住している人達です。 賃貸や社宅として住んでいる人達が参加するのですから、生活のルールやマナーを守る上でも重要な機能なのです。
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