アコギおやじのあこぎな日々

初老の域に達したアコギおやじ。
日々のアコースティックな雑観

最上のポテチ

2007-11-27 | Weblog
 素晴らしいポテトチップスに出合った。

 均一に薄く、カリッとクリスピー。一方で市販品と明確に違うのは、しっかり硬い。手作りにありがちな油っぽさもない。

 自宅の畑できょうの朝採れたジャガイモだという。


    ◇

 以前にも触れた、郡山市郊外のそば屋「長兵衛庵」の奥さんが作ったポテトチップスだ。

 私は、この店の「梅おろしそば」でそばの新しい楽しみ方を知った。

 以前は「そばがうまいならば、ほかの食材と一緒に食べないほうがよい」と信じていた。海苔なんて香りのきついものは当たり前、わさびも邪魔、ねぎもいらない。究極は形は「水そば」。

 しかし、いわゆる「そばどころ」では決してない郡山市に3月に引っ越してきて、半年を経てた10月に出合った「梅おろしそば」は、それを考え直させてくれた。

 すべての素材が調和している。総合的なチーム力が高い、本当に強いサッカーチームのようである。「ストライカーばかりじゃダメなんだ」と思った。


 梅は自家製を工夫してまろやかにしている。おろしもその日の朝採れた大根。ストライカー(そば)以外も熟達したモノがそろっているのだ。

 さらに、ここのすべての品書きには、かならず小鉢が付く。栗の渋皮煮、イチジクの甘露煮、漬物など、季節季節によって変わる。

 ひとつひとつが最高レベルの出来栄え。その奥さんが作っているのだから、ポテトチップスも最高のものだ。

 奥さんは、すべて自分で作っている。


 「食の安全」が社会問題化している。自分で作る。料理の最も根幹にある大前提である。
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