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治験とは“薬の候補“の効果と安全性を確認するための臨床試験のことです。

2012-05-10 | 乳がん情報

治験とは、

製薬会社が新しい薬を市販するために必要なデータを集めるための試験で、

新しい薬の有効性や安全性を、実際の患者さんの協力のもとに確かめるものです。

 

私たちが現在使っている薬はすべて、多くの命と、計り知れない尽力のお陰です。

過去の患者さんからもらった恩恵を、将来の患者さんに渡すために、治験は不可欠です。

 

治験は、第1相から第3相までにわかれています。

 

◆第1相試験 - 毒性試験

数人の患者さんを対象にどれくらいの量を投与できるかを調べて適切な投与量を決めます。

動物実験を終えて、初めて人体に対して投与します。

 

◆第2相試験 - 探索試験

次に数十人の患者さんを対象に、どれくらいの効果があるか、副作用はどの程度かを調べます。

第3相試験に進むべきかどうかを判断します。

 

◆第3相試験 - 検証試験

効果があると確認されたものは、数百人から千人規模の患者さんを対象に、新薬と既存の治療薬のどちらかが無作為に割り当てられ、どちらがどれくらいよいかを比べます。

ランダム化比較試験で、標準治療と比較します。

 

第1相を実施した新薬のうち第3相まで進むのは5分の1程度です。

 

治験の内容によって、リスクやメリットはさまざまです。

例えば、第1相試験の人での経験が少ない段階では、予期しない副作用がでる可能性もあります。

メリットとしては、市販前の薬を試すことができる。薬が無償で提供されることがあります。

 

治験には、どんながんの、どんな症状の患者が対象かが細かく決まっています。

このため、基準に合った人だけが参加できます。

 

治験について、下記のサイトで詳しく説明しています。 

国立がん研究センター

http://ganjoho.jp/public/dia_tre/clinical_trial/index.html

     ・臨床試験(治験)とは何かを知りたい方へ

     ・臨床試験(治験)への参加を考えている方へ

     ・臨床試験(治験)の詳しい情報を知りたい方へ

 

臨床試験(治験)の仕組みや、

参加することで生じる有利な点、不利な点などを詳しく説明しています。

中央病院や東病院で実施している試験や治験の一覧リストも載っています。

 


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