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Cava!(サヴァ)~さいたまBEC~

乳がん体験者さんが地元で気軽に笑顔で集まれる場を企画中!さいたま市内でおしゃべり会など色々なイベントを行っています。

CNJ 乳房再建のスモールミーティング

2013-06-02 | 乳がん情報

乳がんと告知された方、これから再建を考えている方、再建中の方。
医療技術の進歩により様々な再建方法が増えた分、ご自身の選択に迷われることも多いのではないでしょうか。
「乳房再建」はひとりひとりによって、その最適な時期や方法は異なっています。
今、「乳房再建」について、感じていること、疑問に思っていること、悩んでいることを、再建体験者である乳房再建サポーターと一緒に考えてみませんか。
また再建後の方もその後のメンテナンスについての疑問や、不安な気持ち等、語り合ってみませんか。

(*CNJのWEBサイトより転載)

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開催地域: 東京

実施日時: 毎月 第2水曜 19:00〜21:00
 
料金: 500円
 
参加対象者: 乳房再建に関心のある方(再建中・再建後・未再建を問わず)※原則女性
 
お申込み: URL内のフォームよりお申込くださいhttp://www.cancernet.jp/ganst_nyubou.html

詳細URL: http://www.cancernet.jp/ganst_nyubou.html
 
サポート団体: CNJ キャンサーネットジャパン

実施場所: CNJ がん情報ステーション東京 (文京区湯島1-10-2 御茶ノ水K&Kビル 2F)

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CNJ 乳房再建のスモールミーティング


遺伝性乳がん・卵巣がん症候群(HBOC)の情報サイト

2013-05-22 | 乳がん情報

女優、アンジェリーナ・ジョリーさんが
乳がんの予防措置として両方の乳房を切除・再建された
ニュースが大きく取り上げられましたね。

気になっている方も多いのでは?
遺伝性乳がん・卵巣がんについての情報が
わかりやすく紹介されているサイトを紹介します。

私の乳がんは遺伝性?など心配になった方は、
まずこちらをチェックしてみてはいかがでしょうか

遺伝性乳がん・卵巣がん症候群(HBOC)の情報サイト
http://www.familial-brca.jp/index.html
※画像をクリックするとサイトにジャンプします


トリプルネガティブ乳がんを対象とした未承認薬の医師主導治験を開始

2013-05-12 | 乳がん情報

トリプルネガティブ乳がんの治験が始まりました。

 

(*以下国立がん研究センターのWEBサイトより抜粋)

独立行政法人国立がん研究センター(理事長:堀田 知光)早期・探索臨床研究センター(NCC-EPOC)では、未承認薬を用いた多施設共同の早期臨床試験(第I/II相臨床試験)を開始いたしました。当試験は、当センターが中心となり、国内3施設(独立行政法人国立がん研究センター中央病院、独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター、独立行政法人 国立病院機構 四国がんセンター)で実施する未承認薬の医師主導治験であり、院内体制を活用したアカデミア発の新薬開発を実現する画期的な試みとなります。

詳しくは↓こちらをご覧ください。
http://www.ncc.go.jp/jp/information/press_release_20130508.html


ネット上のがん情報、冷静に見極めを!

2012-11-06 | 乳がん情報

ネット上には、がん関連の膨大な情報があふれている。だが、すべてがエビデンスレベル(科学的根拠の信頼度)の高い情報とは限らない。特にがん患者に向けて発信される情報やサイトの中には、物品購入へ結びつける紛らわしい販売促進の情報も少なくない。それを十分理解した上で、情報を冷静に見極める心構えが大切だ。

 がん専門サイトのひとつに「週刊がん もっといい日」(運営・日本医療情報出版)がある。1999年に創刊した紙媒体の月刊誌が、2006年にウェブに移行し、週1回の情報更新を行っている。

 サイト内には特集記事のほか、がん関連書籍リスト、セミナーやイベント情報、患者会リスト、闘病記、放射線治療施設や緩和ケア病棟施設の一覧などを掲載。希望者には毎週木曜日に無料メールマガジンを配信している。

 扱う情報には、従来の手術・薬物・放射線の3大療法に限らず、免疫療法や健康食品などを用いた代替補完療法などの動向も伝えている。

 編集長の山本武道氏(麻布大学生命・環境科学部非常勤講師)は編集方針をこう説明する。

 「できるだけ幅広い情報を取り上げて、ひとつでも多くの選択肢になればと思っています。例えば3大療法以外の治療法のリポートなら、現時点でどこまでエビデンスが出ているのか提示して、読者に判断してもらう」

 メールマガジンの登録から推定すると、読者の7-8割はがん患者とその家族。ときどき切実な問い合わせが届くという。

 「多いのは、余命宣告をされて、『延命できるなら、他の医者にかかりたい』と紹介を求めるもの。ほとんどがセカンドオピニオンを受けている方です。でも、こちらから特定の医療機関を紹介することは一切受け付けていない。結局は、患者会や相談窓口、セミナーなどの情報を伝えるぐらいしかできません」

 切羽詰まったがん患者の場合、あまり深く考えず、安易に情報に飛び付きやすい。注意したいのは個人情報の管理だ。

 「運営先や発信元がはっきりしないサイトも多い。住所や電話番号の明記がなく、連絡方法がメールだけというのには注意が必要です。情報収集には、最終的に患者さんご本人、ご家族が判断しなければなりません」

 ネット上の情報は玉石混交。得た情報をもとに行動する場合は、患者なら事前に主治医をはじめ複数の人の意見を聞くことが鉄則。がん情報は上手に活用しよう。


(zakzak 10.23 より)
http://www.zakzak.co.jp/society/rensai/society-r17956.htm


がんの予防、治療、再発防止に役立つがん情報サイト
「週刊がん もっといい日」
http://www.gekkan-gan.co.jp/

 


キャンサー・ソリューションズ株式会社(CANSOL) がん経験者への有料職業紹介事業

2012-10-23 | 乳がん情報

キャンサー・ソリューションズ株式会社(CANSOL)は、

東京大学医療政策人材養成講座4期生桜井班が中心となった調査研究「がん罹患と就労」で行った政策提言や課題解決を行うために立ち上げた、社会貢献型の株式会社です。


CANSOLでは、がん経験者・ご家族・ご遺族の方への職業紹介事業を開始いたしました。
  
「面接のときに既往症を聞かれたら?」「通院が定期的にあるけど、どう言ったらよいの?」「治療のために退職せざるを得なかった」等々の理由で社会とのつながりを諦めざるを得なくなってしまった皆様。
「職業経験を活かして働きたい!」「新しいことにチャレンジしたい!働き始めたい!」とお考えの皆様。
あなたのこれまでの職業経験・人生経験を活かして、お仕事を始めてみませんか。
  
求職方法は次の二つがあります。
 1 CANSOLによる有料職業紹介への登録
 2 NIC(株式会社日本医療事務センター)による総合求人求職サイト(NIC-JOB)への登録
 

CANSOLでは、治療に伴う配慮事項等を予め求人者様にお伝えし、求職者様と求人者様とのマッチングを行っております。
 
NICでは、医療・福祉関係を中心に派遣事業・職業紹介を行っております。
 
なお、CANSOLとNICは、業務協力を行っており、求職者様のご希望に添える求人者様がない場合は、相互に情報提供させていただいております。

 詳しくは、http://www.cansol.jp/

 

 代表取締役社長の桜井なおみさんも乳がん経験者です。


乳癌リンパ節転移の機序が明らかに

2012-10-10 | 乳がん情報

最近の研究で、乳癌がどのように近傍のリンパ節に広がるかの新しい見識が示された。
また、通常は心不全に使用される薬であるジゴキシンが、この過程を遮断できる可能性があることも示唆された。
この知見は9月10日付全米科学アカデミー紀要(PNAS)誌に発表された。

リンパ組織は癌細胞が循環系に到達し、遠位の臓器へ移動する重要なルートである。癌細胞はそこで転移癌を生じるのである。転移は癌死の主な原因となっているが、その仕組みはよくわかっていない。しかも転移を狙い撃つ積極的な治療法はない。乳癌においては、転移性疾患を有する大半の女性にリンパ節転移が生じている。

マウスを使った実験で、ジョンズホプキンス大学のDr. Gregg Semenza氏らは乳癌細胞がリンパ節へ広がる過程で低酸素誘導因子1α(HIF-1α)が直接的な役割を果たしていることを示した。HIF-1αはHIF-1タンパク質のサブユニットで、低酸素状態(腫瘍内部も同様)での血管新生を促進する。このHIF-1αがPDGF-B遺伝子(血小板由来増殖因子B鎖タンパク質遺伝子)を活性化することが明らかになった。

ヒトの乳癌細胞を注射され腫瘍を形成したマウスが、ジゴキシン(HIF-1αを阻害)あるいはイマチニブ(グリベック:PDGF-Bを阻害)で治療を受けると、癌細胞の広がりは著しく減少した。

また、HIF-1αの産生を阻害するように遺伝子組み換えを行った乳癌細胞から形成された腫瘍を有するマウスでは、遺伝子組み換えなしの腫瘍を生じたマウスと比較して、リンパ節転移が75%少なかった。

人の乳癌の生検標本において、著者らは以下のことも発見した。
・PDGF-Bは酸素が欠乏している細胞で非常に活発である。
・HIF-1αはPDGF-Bの転写を直接活性化する。
・調べた生検標本のほぼ全てで、HIF-1αおよびPDGF-Bタンパク質は互いの近くに存在した。
・生検標本にみられるこれらのタンパク質の発現レベルは、腫瘍の悪性度に関連した。

他の研究でもHIF-1αおよびPDGF-Bは転移の拡大に関連していた。「しかし、1つの癌における全ての点が結びつけられたのはこれが初めてのこと」とSemenza 氏は説明した。

今年の後半、ジョンズホプキンスの研究者らは手術可能な乳癌女性においてジゴキシンの早期臨床試験を開始する計画であると同氏は述べた。ジゴキシンは特許が切れた薬剤で、手術の約2週間前から投与される。研究者らは術前、術後の腫瘍標本を調べ、薬剤がHIF-1およびその下流の標的遺伝子を阻害するかを確かめる。

この薬剤が意図したとおりの分子学的効果を持つと試験で示唆された場合、ジゴキシンを他の標準治療薬と組み合わせた早期の臨床試験が開始されるであろう。

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NCI キャンサーブレティン2012年9月18日号より
 【 http://www.cancerit.jp/national-cancer-institute/cancer-bulletin 】
米国国立がん研究所:NCI(  http://www.cancer.gov/  )が2週間おきに発刊する「NCI Cancer Bulletin」(  http://www.cancer.gov/ncicancerbulletin  )の日本語版。

 


転移性乳がんに対してホルモン併用治療が有効

2012-10-08 | 乳がん情報

 転移性乳がんに対してホルモン併用治療が有効
 (がんサポート情報センター最新トピックスより)

 

ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディスン誌の発表によると、転移性乳がん患者の一部では、がんの増殖を刺激するエストロゲンの働きを異なる方法で阻害する2剤を併用することで、病勢進行を遅らせ、生存期間の延長につながる可能性が第3相の臨床試験で示された。

今回の試験の結果、アロマターゼ阻害剤のアリミデックス()と抗エストロゲン剤のフェソロデックス()による併用治療を行った転移性乳がん患者は、アリミデックス単剤治療の患者より無増悪生存期間も全生存期間の結果が良かった。

本試験には、閉経後のホルモン受容体陽性の転移性乳がん患者で、転移がんの治療を受けていない約700人の乳がん患者が参加し、2つの群に分けて観察された。

ホルモン剤併用群の患者には、初回投与時にフェソロデックスの標準量である500㎎を投与し、その後は250㎎が投与された。また、アリミデックス単剤群の患者の約40%は、乳がんが進行を始めた後は、低用量のフェソロデックスでの治療が開始された。

無増悪生存期間中央値は、併用群は15カ月に対し、アリミデックス単剤群は13.5カ月であった。また、全生存期間は併用群では47.7カ月に対して、アリミデックス単剤群は41.3カ月であった。

副作用は比較的弱く、両群に著しい差はなかった。それでもなお、アリミデックス単剤群の42人と併用群の51人に、筋骨格痛、インフルエンザ様症状、呼吸困難といった重症の副作用が認められた。

今回の試験で使われた両薬剤はすでに転移性乳がんの治療薬として承認されている。

アリミデックス=一般名アナストロゾール
フェソロデックス=一般名フルベストラント

(一般社団法人日本癌医療翻訳アソシエイツ)


もっと知ってほしい乳がんのこと

2012-10-04 | 乳がん情報

 

本冊子は、独立行政法人国立病院機構 九州がんセンター臨床腫瘍研究部長 大野真司先生の監修のもと、乳がんそのものや標準的な治療などについて、患者さんやご家族など、支援される方が知っておきたいことを全20ページにまとめています。

http://www.cancernet.jp/6428


CONTENTS
Q1 乳がんとはどのような病気ですか
Q2 どのような検査で、乳がんだと確定診断されるのですか
Q3 病期とその治療法について教えてください
Q4 どのような手術法がありますか
Q5 放射線療法はどのようなときに必要ですか
Q6 薬物療法にはどのような種類があり、治療法はどのように決まるのですか
Q7 治療による副作用や後遺症にはどのようなものがありますか
Q8 再発・転移したら、どのような治療法がありますか

 

PDFのダウンロードはこちらから↓

http://www.cancernet.jp/upload/w_nyugan120928.pdf


初期乳がんでも血液中のがん細胞で予後が予測可能に

2012-09-28 | 乳がん情報

がんサポート情報センター 最新がんトピックスより

初期乳がんでも血液中のがん細胞で予後が予測可能に

血液中を流れるがん細胞(血中循環腫瘍細胞)を測定することで、転移性乳がん女性の再発や生存期間を予測することができるが、今回、初期乳がんでも同様の方法で再発や生存期間を予測できることがテキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究から示された。今後は、どの患者に追加治療や補助療法が必要かを判定するのに応用できる可能性もある。

転移がんは、血液中を流れるがん細胞の存在と数の多さで再発の早さ、および全生存率が予測することができる。研究者らは初期のがん患者に対しても同様に判定しようと試みてきた。

初期乳がんでは、腋窩のリンパ節切除が予後を改善する1つの方法とされている。「腫瘍切除とリンパ節摘出および全身療法により、がんの所見が消えた乳がん患者は多数いるが、約2年後にそういった患者の25~35%で転移が見つかる。我々はその理由をつきとめたかった」とMDアンダーソンがんセンターの外科腫瘍部門の医師は述べた。

今回の研究では、手術直前のステージ1~3の化学療法前の患者302人から採血および骨髄を採取し、血中のがん細胞が集められた。両側乳がんや、両側乳がんの診断後5年以内にさらに別の悪性腫瘍が発症した患者は除外され、血中のがん細胞の測定結果と腫瘍特性(大きさ、グレード、ホルモン受容体、HER2、リンパ節転移等)との関連性も調査された。

患者の平均年齢は54歳で、追跡期間中央値は35カ月。結果、血液中のがん細胞は73人(24%)に1個以上、29人(10%)に2個以上、16人(5%)に3個以上検出された。少なくとも血液中にがん細胞が1個検出された73人の患者のうち、11人(15%)に再発がみられたのに対し、血液中にがん細胞が検出されなかった229人のうち再発がみられたのは7人(3%)であった。

2年後の無増悪生存率は、がん細胞が検出されなかった患者で98%であったのに対し、がん細胞が1個以上、2個以上、3個以上検出された患者は、それぞれ、87%、79%、69%であった。2年後の全生存率は、がん細胞が検出されなかった患者で99%だったの対し、1個以上、2個以上、3個以上検出された患者でそれぞれ94 %、89%、81%であった。

「がん細胞のうちどの細胞が別の場所に転移し、どの細胞が原発巣以外では生存しないかを特定することだ」と同医師は述べた。

(一般社団法人日本癌医療翻訳アソシエイツ)


睡眠不足は乳がんリスクに

2012-09-26 | 乳がん情報

2012.8.28, EurekAlert より:
     
1日の睡眠時間が6時間以下だと、乳がん再発のリスクが上昇―米国ケース・ウェスタン・リザーブ大学の研究。なお、興味深いことにこの傾向は閉経後の女性にのみみられるとのこと。

研究チームは、同大学の関連病院に通う412名の閉経後乳がん患者の医療記録と、アンケートにより得られた最近2年間の平均睡眠時間とを分析した。すると、平均睡眠時間が6時間以下の女性は、オンコタイプDX検査による再発スコアが高くなることがわかった。

オンコタイプDX検査は、乳がん細胞にある21種類の遺伝子の解析をし、その発現の仕方や活性度に基づき再発スコア(0-100の数値)として報告される。再発スコアは乳がん再発の可能性のほか、治療方法の選択をする上での指標ともなる。

なお、睡眠時間と再発スコアの相関は閉経後女性では強い一方で、閉経前女性ではその傾向は見られなかった。閉経前と後で、乳がんの基礎をなす機序は異なることが知られているので、睡眠は閉経後の乳がんの発現に特に関係する経路に影響を及ぼす可能性があると思われる。

出典は『乳がん研究と治療』。  

http://www.nutritio.net/linkdediet/news/FMPro?-db=NEWS.fp5&-Format=detail.htm&kibanID=36541&-lay=lay&-Find

    


がんになったことをポジティブに考える

2012-09-13 | 乳がん情報

読売新聞の医療サイト「ヨミドクター」より

がんと向き合う ~腫瘍内科医・高野利実の診察室~

がんになったことをポジティブに考える

私がMさんと初めて会ったのは12年前、セカンドオピニオンを求めて私のところに来た時です。
このとき、Mさんは55歳。
乳がんで右乳房の全摘手術を受けてから2年、歩行時の痛みから大腿骨の転移がわかり、放射線治療を受けた後、抗がん剤治療を受けていました。
抗がん剤の副作用はきつく、仕事に復帰するのはおろか、大好きな編み物をする気にもなれずに、悶々と過ごしていました。
 
当時の担当医に生活のつらさを訴えても、「苦しくても抗がん剤治療を受けなくてはダメだ」と言われるだけで、それ以上相談できなかったといいます。
Mさんと私は、何のために治療をするのかを話し合い、「がんとうまく長くつきあう」ことを目標にするのであれば、今受けている治療は目標に逆行しているという結論になりました。
その後、Mさんは、抗がん剤治療をやめて、私の外来でホルモン療法と骨転移治療薬による治療を開始することになりました。

それから7年以上にわたって、Mさんは私の外来に通い、ホルモン療法と緩和ケアを受けました。
病状は長い間落ち着いていましたが、やがて骨転移が進行し、全身状態も徐々に悪化して、4年前に旅立ちました。
この間、私は、私が医師としてしたことよりもずっと大きなものをMさんからもらった気がします。

Mさんは、乳がんになってから、趣味であった編み物に本格的に取り組むようになりました。
自由な発想でイメージの赴くままに色彩を編み込んだセーターは、その色合いの美しさで評判を呼び、テレビや雑誌でも取り上げられ、表参道や銀座などで個展も開くようになりました。
私のところに来てからは、会社勤めを辞め、ニットデザイナーとしての人生を歩み始めていました。
 

「がんのおかげでこういう生活を送れるようになったと思うと、がんになってよかったのかも」
 

骨転移のために歩行は不自由で、生活は必ずしも楽なことばかりではなかったと思いますが、Mさんはいつも笑顔で、いろんなことを前向きに語ってくれました。
 

「歩くのは不自由でも、手は自由に動くし、自由な発想もある」
 

「何が起こっても大丈夫。私はもう十分に幸せだから」

 
Mさんは自分の人生を歩んでおられました。
その「人生」の大きさに比べたら、がんという「病気」は小さいものです。
さらに、「治療」というのは、「病気」との向き合い方の一部にすぎません。
しばしば、「治療」が、「人生」のすべてであるかのような思い込みをしてしまう患者さんや、医療者がいますが、それは違うと思います。
医療者は、最善の「治療」を追求しつつ、それよりずっと大きな「人生」に思いを馳せるべきですし、患者さんは、「治療」を考えるよりも先に、もっと「人生」を語ってもいいのではないかと思います。
これは、Mさんの「人生」に寄り添う中で強く感じたことです。
 
Mさんの存在は、他の患者さんにも影響を与えていたようです。
今も乳がんで私の外来に通うNさん(51)は、Mさんと入院が一緒になり、「がんになったことをポジティブに考えることを教わり、落ち込みから立ち直るきっかけになった」と言います。
 
Mさんが残した言葉や想いは、彼女が作ったセーターとともに、今も、多くの人たちの心を暖かくしてくれています。


「yomiDr.(ヨミドクター)」
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/

 


抗がん剤 最新事情について-もっと知ってほしい「抗がん剤 最新事情」

2012-08-26 | 乳がん情報

2012年7月24日(火)開催

もっと知ってほしい「抗がん剤 最新事情」のこと

「抗がん剤 最新事情について 」

講師:大阪大学大学院医学系研究科(がん化学療法) 佐藤 太郎 准教授

・ 分子標的薬とは

・ 治療の個別化とは

・ 生活はどうなるか

分子標的薬について、とてもわかりやすく解説されてます。
がんを抱えながら共存しながら、QOLを下げない治療についてもお話されています。

抗がん剤 最新事情について-もっと知ってほしい「抗がん剤 最新事情」

 

共催:毎日放送(MBS)VOICE:Jump Over Cancer
     NPO法人キャンサーネットジャパン
協賛:日本イーライ・リリー株式会社

 


病院を探す&地域のがん情報

2012-08-25 | 乳がん情報

国立がん研究センターがん対策情報センターのサイトより。

◆◇全国のがん診療を行っている医療機関の情報「病院を探す」がリニューアル
  http://hospdb.ganjoho.jp/kyotendb.nsf/fTopPage?OpenForm

・がん種別の治療やセカンドオピニオンの対応状況、患者さんやご家族が語り合う場、
 専門外来などが地域別に一覧でご覧いただけるようになりました。

・専門医療職を地域別で検索できるようになりました。

 

◆◇がん対策に関する各都道府県のウェブサイトを紹介した「地域のがん情報」を公開
  http://ganjoho.jp/professional/cancer_control/prefectures.html

このページでは、各都道府県のがん対策担当課の確認のもと、
がん対策に関する各都道府県のウェブサイトを紹介しています。
 


むくみを緩和イオンドクターウォーマー

2012-08-15 | 乳がん情報

リンパ浮腫でお悩みの方に。
締め付けず、むくみを緩和できるサポーターです。

「イオンドクターウォーマーは、
天然鉱物パウダーを”中わた”に吸着させ、
シャーリング加工を施した今までにないわた入りウォーマーです。
肌にあてると自然な遠赤外線が、じんわりとからだの深部まで温め、
血行を促進していきます。」

就寝中など24時間付けていても安心だそうです。

詳しくは、イオンドクターのサイトをご覧ください。
http://www.iondoctor.com/


子どもと闘病中の気持ちを分かち合う

2012-08-03 | 乳がん情報

子どもと闘病中の気持ちを分かち合う

「がんナビ」より

 四国がんセンターのチャイルドケアプロジェクト

がんになったとき、自分の子どもに病気や治療のことを話したほうがいいのか。

「まだ、子どもが小さいから、よくわからないのでは」

「かえって、不安にさせるのではないか」いう疑問に、ぶつかることだろう。

でも子どもは父親、母親のいつもと違う様子に気付いている。

「どんなときに切り出せばいいか」「どんなふうに話せばいいか」などの助言を含めて、

国立病院機構四国がんセンターの取り組みを紹介する。

http://cmad.nikkeibp.co.jp/?4_159705_20864_4