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アルベルト・カスティリオニ神父 10、パストーリ先生との出会い

2019-01-19 02:53:44 | シュステル枢機卿
『シュステル枢機卿 - 模範的な司牧者』カスティリオニ神父・デルコル神父共著

★2、興味ぶかい事件 アルベルト・カスティリオニ神父

◆10、パストーリ先生との出会い

 1967年、父が亡くなったので、わたしはまたイタリアに行きました。この機会を利用して、わたしは、どうしても世話になったレニャーノ病院の昔の医者たちに感謝したかったのです。

 ピッチョー二先生は、すでに停年退職をしており、パストーリ先生は外科の院長になっていました。わたしは、まず、かれを訪ねてみました。

「7年まえに、わたしは、先生から手術をうけたカスティリオニ神父です」ときくと、かれは看護婦に命じて、分厚い書類をもってこさせました。ページをめくって、わたしの箇所をみつけ、それを読みました。それから、しげしげと、わたしを眺めると、腑に落ちないといった様子で、またページを読みかえしました。

 先生は、なんともいいようのない表情で、こういったのです、

「ほんとうに、あなたは、あのカスティリオニ神父さまでしょうか?」

 わたしが深くうなずくと、

「ときどき医者もまちがうことを、どうぞ神に感謝してください!」と。

(写真はレニャーノの街)



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