今日のお客さまはアライグマ

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待てば海路の日和あり

2009-08-03 18:34:07 | フォト
8月2日は朝から小雨でした。
だけれど、行くと決めていたのだから決行しよう。
バッグにはタオルに包んだレンズ2本とフィルム・カメラを入れて。
手にはビニール傘を持って出発。
目的は『大賀ハス』です。

さて40分後には、町田市の薬師池公園に着きました。
でも雨が強く、写真を撮るどころではないのです。
弱ったナー、どうしよう。
折角だから、とりあえず1枚だけでも!

「ハスの池」では『大賀ハス』が池全体を覆っていました。

雨はますます強くなってきたので、茶屋へ避難します。
30分待っても、1時間経っても雨は止む気配がないのです。
あと10分待ってダメだったら「帰ろう」と独り言を言いながら空を見上げると
心持ち東の空が明るくなってました。

3杯めのコーヒーを急いで飲み干して茶屋を出、早足でハスの池へ急げー。
気づくとあれほどいた雨の止むのを待っていたカメラさんが一人もいません。
皆さん帰られてしまったのですね。

もう雨は止んでいました

エヘヘヘヘ、大賀ハスを独り占めしちゃいました。

雨の滴が重たく、風にも煽られて、花びらは横になびいてます。

ハスの花は早朝に開花し、昼頃にはもう閉じてしまうのです。

翌日また開いて、また閉じるを三回繰り返して。
そしてそっと散ってしまうとか。

この柔らかピンクが儚くも健気な姿形に似合っています。

この蕾が明朝には開花するのでしょうね。
その次には向こうに見える花の番でしょうか。

大賀ハス (古代ハス):
関東学院大学教授だった大賀一郎博士が
縄文時代の遺跡から発見したハスの種のうちの一粒を育て、開花に成功したハス。

そのたった一粒の種から、こんなにも多くのハスが育って全国に広がっているのです。

こうして次々と命の絆の大切さを教えてくれる花。
2000年も昔の姿のままに見せてくれるハス。

ここにとても小さな花がありました。
大きな葉たちに囲まれて、守られるように花開き始めています。

他の花の茎より細く、か弱く繊細にして。
でも陽の光を浴びて、しっかりと重い花を見せてくれる事でしょう。