写真は20年以上も前のものとなりました

つれづれなるまゝに日ぐらしPCに向かひて心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつづっていきます

立山連峰

2015年01月14日 | 随想

 

立山連峰

 

 

久々の晴天で、立山連峰もくっきり。

 

 

どの峰が何という名の山なのか書き込もうと思ったが、

いろんなサイトで紹介されてるようなので、とりあえず

雨晴海岸のポスター に詳しく書いてあったものを代用。

 

 

ただし、氷見方面からと違って、今日の撮影地点からは、

別山・剱御前は大日岳の陰で見えない。

 

そう言えば、

立山あおぐ特等席」というのが富山市のキャッチコピーだが、

よく使われている呉羽山からの写真では、立山の一角である

「富士ノ折立」が、大日岳に隠れて見えない。

 

これでは「特等席」になり得ない。

 

富山八尾中核工業団地か、山田(牛岳)あたりこそが「特等席」だ。

 

特に、弥陀ヶ原の左側に見える、称名滝のある「称名渓谷」が

遠景でも はっきりと確認できるのは ここくらいだろう。

 

 

実は、「立山」というのは、

雄山(3,003m)、大汝山(3,015m)、富士ノ折立(2,999 m)の

3つの峰の総称であり、これが本来の「立山連峰」である。

(連邦ではない。念のため。)

 

これと、浄土山と別山を合わせて、「立山三山」というが、

「立山」という名の「単独峰」は存在しない。

 

 

 

一般的に「立山連峰」という場合は、僧ヶ岳から黒部五郎岳の辺り

までを呼ぶとされるが、ポピュラーなのは、毛勝三山から薬師岳まで。

 

 

 

雄山山頂までの登山道は、一の越、二の越、三の越、四の越、

五の越(山頂)に区切られており、それぞれに小さな祠が祀られているが、

 

 

二の越のそばと、三の越の少し下のほうに、昭和天皇御製の歌碑がある。

 

(右端は雄山神社(前立社壇)に建っているもの)

 

この歌の経緯については、富山縣護國神社の中に詳しい。

 

  立山の 空にそびゆるををしさに

       ならへとぞ思ふ み代のすがたも

 

 

曲は、「故郷」(うさぎおいし・・・)や、「春が来た」、「春の小川」、

「朧月夜」等々、多くの唱歌を作曲していた岡野貞一 によるもの。

 

歌の内容も素晴らしいが、曲も、歌いやすく、覚えやすい。

 

小さい頃、学校でよく歌わされた。

今でもソラでスラスラと歌える。面白いものだ。