写真は20年以上も前のものとなりました

つれづれなるまゝに日ぐらしPCに向かひて心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつづっていきます

実際の大きさ~目からウロコ

2016年07月25日 | 随想

 地図上の“見た目”とこんなに違う!各国の「本当の広さ」がわかるサイトが面白い、というサイトが本当に面白い。

紹介されている「The True Size Of …」というサイトで、試みにロシアとカナダ、インド、USA(アラスカ、ハワイを除く)を、ほぼ同じ緯度のあたりに置いてみると・・・。

よく言われることだが、ロシアが思ったほど大きくない。(まぁ意図的にロシアを赤道付近に持ってきて小さく見えるように画策しているには違いないのだが・・・)

同じように、カナダもそれほど大きくない。逆に、インドは少し北側に持ってくるだけで、そこそこ大きい。これなら居住可能面積が中国よりも大きいかもしれず、近い将来の人口世界一も余裕だろう。

USAがロシアと匹敵するような大きさに見えるのも、意図的にUSAを少し北側に配置しているからである。

これらは、地球という球面体を平面の地図で表そうとする「メルカトル図法」の「ゆがみ」のせいであり、このお陰で、日露戦争前夜には日本中が大パニックになったとのこと。特にインテリ層の人たちの中には、「こ、こんな大きな国と戦争をして勝てる訳がない・・・」と、絶望して多くの自殺者も出たとの由。そんときに、この大きさを教えてあげることができてたら思いとどまる人たちも多かったかもしれぬと思うのだが、いつの世も中途半端なインテリとは何かにつけ、まぁそんなもんなんだろう。

赤道付近に持ってきて意図的に小さく見えるようにしたロシアだが、名誉挽回という訳でもないのだが、アフリカの横に配置してみると、まぁ遜色がない大きさというか、匹敵する大きさというか、確かに大きな国だ、ということがわかる。アフリカの大きさについては、以前、「でっかいどー」で紹介していたとおりである。もんの凄~くデカいのである。

 

ところで、世界最大の「」というのが「グリーンランド」というのは昔から知っていたが、一方、「オーストラリア」は「大陸」と呼ばれていて、「島」ではない、という。じゃぁ、その線引きは何処なんだよ?という疑問が幼少の頃からずっ~と続いていたのだが、あるとき、ネットで「グリーンランドより小さい陸地が島、オーストラリアより大きい陸地が大陸」ということを知って、何だか煙に巻かれたような、おちょくられたような思いをしたことがあった。

じゃぁ、グリーンランドってのはオーストラリアと比べたら、どのくらいの大きさなんだろう?ということをずっ~と、密かに思い続けてきた訳だが、今回、やっと理解ができた感じがする。(因みにオーストラリアはグリーンランドのほぼ4倍。)

 

地球儀で見ればわかるじゃないか、という声も聞こえてきそうだが、やっぱり、すぐ横に置いて比較するとわかりやすい。

 

地政学?」のところでは、国土技術研究センター(JICE)の「意外に大きい日本の国土」というサイトからの図を紹介していた(これはこれで、日本を動かしてみると面白い)。

(ヨーロッパと日本)

 

せっかく「緯度」の効果を発揮できるサイトが見つかったので、思い切って日本をひっくり返してヨーロッパ諸国を覆うように配置してみると、これがまた結構な大きさというか、けしからん大きさというか、「おいおい、また『大日本帝国』かよ?」といった誤解も招きそうなので、これはあくまでも「遊び」感覚ですよ、と、いちいち言い訳をしなければならないハメになる・・・イヤな渡世だなぁ。何でも、最近は、都知事選のゴタゴタ(プラス 五輪ゴタゴタ・・・)もあって呟かれているのが、「イヤな都政だなぁ・・・」なんだとか。ボケ老人とか軽い神輿とかに嫌気がさしているそうだが、「お気の毒さま」と言うしかないですな。

 (スペインあたりにあったときの大きさが、デンマークあたりに置くだけで倍近くになってるんじゃなかろうか・・・)