組長ブログ

法人理事長による日々の適当なひとりごとや、利用されている皆さまのインタビュー記事です。

外から見てみる

2013年05月22日 | 日記

自然の美しさを実感し始めたのはいつからだろうか?

私はわりと子供のころから自然と親しんできているが、それほど自然を愛する人物には成長しなかったように思う。

ただ、当たり前にそこにあるもの という認識でしかなかったのかもしれない。

初めて電車に乗って母と二人で東京へ行ったのが20歳の頃だったと思う。

あまり都会にあこがれのなかった私は、都会へ出かけることが嫌だったし、不安だった。

何かの予定でいかなくてはいけなくなったが、一人では心配だったので二人でいったんだろう。

初めて降り立つ新宿は、遠くのほうはスモッグで見えない。街路樹や公園などはあるが、私には不自然は自然だった。

どこを見ても山が見えない。遠くまで見渡せない。空が遠い。なんだかうるさい・・・。 これが初めての東京の感想だった。

それから、日本を出て、海外へ行った。

それで、日本という国のいいところも悪いところも、いろいろ見えて来た頃からだろうか、自分が恵まれた自然環境の中で育ったと感じたのだと思う。

自分の与えられている環境は、中にいたら見えづらい。家から出て、長野県から出て、日本を出て、見えてきたことがたくさんあって、それが今の私を作っている。

何か行き詰まりを感じたり、自分の環境に不満があったりしたときには、外へ出てみることで、何か発見があるかもしれない。

by 組長