日本人というのは農耕民族であったことから、協調性が文化の中で重要視されてきた。
というのも、皆で畑を耕し、皆で協力して収穫し、皆で祝いあう。そういったことから、協調性が重要視されるとともに、スキルとして身に着けてきた。
しかし、会社勤めをするようになった今でも、そのまま協調性は意識されているし、重要視されている。
協調性というのは時にやっかいで、時に自分を助けてくれるものだと思う。
ふと感じた事だが、日本の「協調性」とアメリカや西欧の協調性は異なるのではないか?ということだ。
日本の場合、自分のことより他人のことを考えることが協調性につながると考えているのではないか?と感じることがある。
しかし、欧米の場合は、自分あっての他人であり、自分のことができてから他人のこともできるといった協調性であるから、自分を第一に考えているように感じる。
どちらがいいという問題ではなく、「協調性」の主役がどちらかという事だ。
日本では他人だし、欧米では自分なのではないか?と思っている。
だから、日本の場合、他人と協調性を保っていることがしんどく感じられるのではないか?欧米だったら、あっさりと「じゃぁやめればいいじゃん」と言われそうだ。
そう考えると、欧米の考え方である自分のことを第一に考えた協調性のほうが、自分的にしんどくないように感じる。
つまり、自分がしんどい時や自分がいやだなぁと思えば協調性を保つ必要などないのだから。
なーんて事を今日は考えていた。
by組長