組長ブログ

法人理事長による日々の適当なひとりごとや、利用されている皆さまのインタビュー記事です。

竹やぶから脱出した自分 若者インタビュー第5弾

2017年07月22日 | ワカモノ

若者インタビュー第5弾 「竹やぶから脱出した自分」

ヒヅキさん(仮名) 30代 男性

組長:インタビューアー
ヒヅキ:30代若者

組長(以下、組):ヒヅキさん、今日はお願いします。では早速、現在の状況を教えてください
ヒヅキ(以下、ヒ):製造業で働き始めて2か月目になります。トライアル雇用です。

組:サポステ利用のきっかけがあれば教えてください。
ヒ:2年ほどのブランクがありまして、そろそろ何かしないといけないなと思っていました。でも、きっかけが無いと動けないし、当時はモチベーションも下がりまくっていました。ハローワークへ時々行って求人を見たりもしていたんですが、応募等の具体的行動は出来ていませんでした。ハローワークで、SPのチラシを見て、何か行動を起こしたいと思っていたこともあり、すぐに相談に来てみました。
 (※SPの説明は一番下にあります)

組:応募などの具体的行動が出来なかったとの事ですが、何か理由はあったんですか?
ヒ:面接は不安でしたし、文章を書く、特に自己表現は壊滅的に無理です。それにパニックになると何を言っているか分からなくなってしまうのでの、そういう事も心配でした。

組:SPへの参加はいつ頃決めましたか?
ヒ:相談に来て、すぐに決めました。丁度締め切りを過ぎたばかりだったのですが、人数に空きがあったようで入ることが出来、すぐに始めることが出来ました。

組:SPへの参加に不安などは無かったですか?
ヒ:そうですね、大きな不安はありませんでしたが、これを一つのきっかけとしたい気持ちはあったように思います。考えすぎて動けなくなる時もあれば、突然考えなしに行動するようなところもあるので、ちょうどそういうタイミングだったのかもしれません。

組:SPに参加されての感想を教えてください。
ヒ:貴重な体験でした。声出しをすることが少し不安ではあったかもしれませんが、大きな不安はなかったです。特に具体的な行動を起こしている時は前向きな気持ちにもなれるので。
SPは、カリキュラムに就活が組み込まれていて、強制力があったことで、やれたと思います。もし自分のペースでいいよとなっていたら自分は出来なかったかもしれません。やはり、何事もきっかけって大切だと感じます。自分にとってはSPがきっかけでした。

組:求職活動で大変だったことはありましたか?
ヒ:書類作成は壊滅的に苦手なので、かなり時間がかかりました。でも、自分から助けを求め、サポステの相談員さんと一緒に考えました。
 面接練習の中で、ダメ出しを食らったんですが、その通りだなと思いました。気を付けてはいるけれど出来ない事もあるし、実際に面接練習をしたことで、将来につながることができました。

組:自ら行動をしたことで、良い結果に結びついたんですね。
ヒ:はい。自分でアクションを起こしたことで、行動に結びついたと思っています。チャレンジしたからこその今です。

組:チャレンジ精神はあるほうですか?
ヒ:いえ、無いです。動きが止まると停滞してしまう方です。

組:今回、就職に結びつけることができた自分の原動力のようなものは何かありましたか?
ヒ:まずはチャレンジしたことが一つで、面接が不安とか、書類が書けないとか、そういういろいろな苦手な事がちょっとでも良くなっていったことで、障害物が下がって(減って)行き、竹やぶから林、程度にはなったので動けたという感じでしょうか。一度動きだすと、より動けるようになっていきました。

組:動きだしたいという思いがありながらも、動きだせないという状況や気持ちって誰にでもあると思いますが、ヒヅキさんは、2年間のブランクの中から抜け出せて素晴らしいですね。現在、同じ様な境遇の方もいらっしゃるかもしれませんので、そういう方へのメッセージはありますか?
ヒ:うーん、難しいですね・・・。自分も働き始めたばかりだし。
自分もそうでしたけど、サポステのチラシやSPのチラシとかを見たという事も一つの機会・チャンスだから、それをつかめば次につながるはずです。それを取る・取らないというところで悩んでしまうかもしれないけれど、チラシを見たらそれをチャンスだ、いい機会なんだ!ととらえて、掴んでほしいです。

組:ありがとうございます。最後に、これからの野望や頑張りたい事などありますか?
ヒ:今、仕事でMC旋盤の操作方法を教えてもらっているところですが、まだ間違えてしまったり、注意されることがたまにあるので、少しでも注意されることを減らしていきたいです。そして、今自分にとってのやれるだけをやるだけです。
自分にとっての「やれるだけ」は人とは違うはずだから、それでいいんだと思っています。

組:貴重なお話し、ありがとうございました。今日はお仕事がお休みの日にサポステまで来ていただきまして、ありがとうございました。
ヒ:いえ、こちらこそありがとうございました。


以上

 ※SP:サポステで実施しているステップアップ就労プログラムの略称です。1か月半程度のカリキュラムの中に、実習9日間や就活準備の座学などが入っているプログラムです。