出会い。
今日は驚いた。
いやいや、ほんとうに驚いた。
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僕を訪ねて先輩がやってきた。
先輩といっても、もう60歳を過ぎているので、30年ほど上の先輩である。
用件は白馬の山に登りに行くから、テント貸して。ということ。
はいはい。と二つ返事で、取りに来てもらった。
ちょうど草刈りをしていたところに、先輩がやってきた。
おつかれさんです！
おーー！！ 元気か？
はい。まぁ、テント取りに行きましょう。
そんな会話をしながら、管理事務所まで歩いて上がってきた。
事務所に入ると、そこには射手矢君と電話中の所長。
僕は射手矢君にテントとって。とお願いし、とってもらった。
用は済んだので、先輩は、「ほしたら失礼します。」
と帰ろうとして・・・、そのときちょうど所長の電話が終わったので・・・
所長を紹介します。と。
すると先輩が、
先輩 「アレっ・・・ 僕どっかでお会いしたことあるような・・・」
所長「え！！お名前は・・・」
「米崎です」
所長「 ・・・うそっ！！ 先生？！！！！！ 米崎博行先生！！」
所長「あの・・・僕が中学生の時の！水泳教えていただいて、泳げるようになって！！！」
所長「先生が新任の時に、担任していただきました！！！」
先輩「新任か・・・もう40数年前ですねーー」
こんな会話がしばらく続いた。
キャンプ場では、いろんな出会いがあるとは思っていたけど、
自分を介してこんな出会いがあるとは思ったことがなく、
なんだかその時間はとてもドキドキうれしい気持ちを感じた時間だった。
所長が言うた言葉で印象に残っているフレーズがある。
「僕、この先生にめっちゃ影響受けてん。できひんと思ってたことをできるようにしてもらったし。」
実際僕も先輩に生き方を変えるほどの影響をされてきた。
本当にいい出会いをできたと思う。
これからもこの施設でたくさんの出会いがあると思う。
もちろん、いいものも悪いものもあるだろう。
他のものと同じく、キャンプも万能ではない。
50人参加者がいれば、何人かは面白くない。と思って帰る子どももいるだろう。
でも、それは「現実」である。
子どもたちに、失敗や成功、楽しいことやつらいこと、いやなことやうれしいこと、めっちゃ笑えること。
いろんな感情を感じてもらえる場所、そして、周りがそれを受け入れることのできる場所。を、
これからもつくっていきたいと思う。
